風邪をひいたら目が痛い?原因は別の病気もあるので要注意!

風邪をひいたら目が痛い?原因は別の病気もあるので要注意!

風邪をひいたら目が痛い原因は?


風邪はウイルスによる上気道感染症のことで、発熱やのどの痛みの他に、頭痛や目の奥が痛んだり充血したりすることもあります。

それは風邪以外の病気のサインかもしれません。

では、どのような病気の可能性があるのか、また目が痛くなる原因は何が考えられるのか説明していきます。

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風邪によるもの

風邪をひき発熱していると、頭痛ともに目も痛むことがあります。

目の痛みに対しアイマスクのようなもので、冷やすと痛みが軽減することがあります。

風邪が治ると目の痛みもなくなりますが、痛みが続いたり見え方がいつもと違うときは、眼科で見てもらった方がよいでしょう。

副鼻腔炎

風邪をひいたら目が痛い原因は?


風邪に続いて、かかることが多い病気の一つです。

副鼻腔炎とは、ウイルスや細菌の感染により、鼻水や鼻づまり、頭痛などを引き起こすものです。

鼻の穴の周りには骨で囲まれた空洞が開いています。


その空洞は「副鼻腔」といわれ左右対称に目と目の間、その奥、目の下、額の4か所の計8か所あり、鼻腔とつながっています。

風邪などの炎症により、副鼻腔と鼻腔がつながっている場所が腫れ、副鼻腔内に分泌物や膿などが溜まってしまうと炎症が起こります。

この状態を副鼻腔炎といいます。副鼻腔は目の近くにあるため、炎症が目に及び目が痛くなることがあります


まれですが、副鼻腔の炎症が脳に及んで髄膜炎などの病気を引き起こすこともあるので注意が必要です。

副鼻腔炎の治療は、抗菌薬と炎症を抑える薬を使用します。

同時に鼻水を出しやすくする薬も使用し、副鼻腔にたまった分泌物や膿を出しやすくします。

たまった分泌物等を出しやすくするため保湿も心がけると良いでしょう。副鼻腔炎の症状が落ち着くと目の奥の痛みも和らいでいきます。



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アデノウイルス感染症

「アデノウイルス」に感染することにより、風邪のような症状や目の症状が出たりします。

風邪によく似ているのでアデノウイルス感染症だと気が付かないこともあるでしょう。

アデノウイルスの種類により出る症状に違いがあり、目の充血や、涙や目やにが出る、異物感、目の痛みなどの症状が出るものもあります。

「プール熱」など感染力の強いものもあるので注意が必要です。

治療は痛みの軽減や目の症状に対して目薬を使用するなど行います。



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インフルエンザによるもの

風邪をひいたら目が痛い原因は?


インフルエンザの症状は風邪に似ています。

検査でインフルエンザかどうか調べることができます。インフルエンザにかかると高熱が出ることが多く、頭痛や目の奥の痛みを感じることも少なくありません。


痛みの原因は、体内にウイルスが侵入したときに分泌される「プロスタグランジン」によるウイルスの増殖を防ごうとする働きによるものです。

インフルエンザ薬の使用により、以前と比べ早く症状が改善するようになりました。

まれに、「インフルエンザ脳症」という病気になることもあります。

まだ原因ははっきりとしていませんが、インフルエンザ脳症の発生は急激でインフルエンザにかかって数時間で発症することもあります。

頭痛の他に意識障害や異常行動を起こすことが知られています。いつもと違うと感じたときは早めに受診しましょう。



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まとめ

風邪をひき熱が出ると頭痛や目の奥の痛みを感じることがあります。

風邪の症状が落ち着くとともに、それらの症状も落ち着いていきます。

しかし痛みがひどいときは鎮痛剤を使用したり、気持ち良ければ冷やすなどして痛みを軽減しましょう。


風邪だと思っていても風邪に似た別の病気の可能性もあり、中には重大な病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。

症状をしっかりと観察し、いつもと違う痛みや症状が出た場合は医師に相談するようにしましょう。

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