へその左横が痛い原因は?違和感が続く場合は注意が必要!

へその左横が痛い原因は?違和感が続く場合は注意が必要!

お腹


例えば、夜仰向けで寝ている時、おヘソのあたりで“ドクドク”と脈を打っている拍動が伝わってきて、お腹に何か悪いものでもできてしまったのではないか?

何か重篤な病気なのではと心配になったことがありませんか?


へその辺りには腹部大動脈があるので、ドクドクと脈を打つように感じることもあります。

へその右横が痛い場合は虫垂炎(盲腸)の可能性が疑われることは有名ですが、ではへその左横が痛い場合はいったいどの様なことが考えられるのでしょうか?

この記事では、へその左横が痛い場合について解説していきます。

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腹部について

お腹の中を大まかに説明すると、中心にあるおへそから右側には腎臓、尿管、肝臓、胆嚢、虫垂があり、上には胃や一二指腸、その奥に膵臓が横たわってあり、下には膀胱や左右対の卵巣、子宮があります。


そして左側には脾臓、左右対になっている腎臓と尿管があり、お腹の臓器を取り囲むように、小腸と大腸があります。

小腸は長さ6mもあり、それが一二指腸からお腹の下の方へ重なるようにあり、消化、吸収後さらに1,5mの長さの大腸へ送り込みます。

この長さから見ても、お腹の中はどこを見渡しても腸だらけという印象を持たれたかと思います。

実際にお腹の中は腸でいっぱいです。ですから、お腹の痛みのほとんどが、腸の病気だといえなくもないのです。

お腹の左側が痛む原因

男性

便秘やガスによるもの

たかが便秘されど便秘という感じで多くの女性は便秘で悩まされています。

便秘は繰り返すと吸収するためにある腸のヒダが伸びて緩んできます。例えるなら、ゴム管が緩みフニャフニャになって使えなくなるように腸が伸びてしまいます。

伸びてしまった腸は、吸収や消化が更に悪くなり便やガスが貯まりやすくなります。


お腹の中には長い、長い腸がたくさん詰まっているのに、便やガスを貯めて置くスペースなどありません。

今度はお腹の皮を伸ばすか、心臓や肺を圧迫するほど上の方に腸が上がってくるか、腸の粘膜を腫らましてガスや便を貯める部屋を造るかしなければ行き場がありません。

そして腸が捻れてしまうケースもあります。

腸の粘膜は外側へ膨れそこに便やガスが貯留するので、お腹を触った時それを「シコリ」だと勘違いしてしまうことがあります。

逃げ場のない便やガスを圧迫すると痛いのは当然です。

排便は悪いものを出してくれています。ですから便が出ないということは、アンモニアなど悪いものを貯めていることになります。

便秘が原因で、小児のけいれん発作や脳梗塞や認知症状の悪化、呼吸器疾患の方の症状悪化など重い症状が出ることもありますので、決して軽く見ることができないです。

便秘そのものが原因というよりも、便秘が要因となって病気を悪化する認識を持ってください。


腸閉塞(吐き気やキリキリした腹痛を伴う。腸が便秘によりねじれる)、大腸憩室症(腹痛、慢性になっているために自覚がない場合もある)などの重篤な病気になる事もあります。



関連記事:へその右横が痛い原因は?気になる病気と対処法を徹底解説!

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便秘の対象法

便秘に良い食べ物
便秘に良い食べ物は、プルーン、バナナ、りんご、ヨーグルト、納豆、オリーブオイル、海藻、こんにゃく、イモ類、ごぼう、レンコン、ブロッコリー、キノコ類などがあります。

中でも、りんごは下痢にも便秘にも良いです。

これらを、上手く食事に取り入れ便秘を解消しましょう。

運動
定期的な運動も効果的です。

腹筋、ストレッチ、かかとを上げたり伸ばしたりする背伸び運動がおすすめです。

ストレスによるもの

潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群などが考えられます。

自律神経の影響で腸が過敏になっている場合と、アレルギー性のものがあります。

下痢症の人、便秘症の人どちらか一方に傾く人と双方を繰り返している人もいます。腹痛、下血を伴うことがあります。

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悪性新生物によるもの

大腸ガンが代表的です。

血便、下痢と便秘を繰り返す、お腹が張りシコリがある、便が細くなるなどの症状がある場合は大腸ガンの可能性がありますので、すぐに病院に行きましょう。



関連記事:便が赤い原因は?塊が混じる女性が注意したい病気!

尿路尿管結石

腎臓にとどまっている場合は、鈍痛くらいですが、腎臓で形成された結石が尿管を通過する際は、疝痛(せんつう)と言って激痛が走ります。

血尿や背部痛、腰痛などの症状も出ることがあります。



関連記事:尿路結石の腰痛が長引く!夜になるとお腹が痛い時も注意!

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女性の疾患


卵巣嚢腫
卵巣に嚢胞(袋)を形成する良性腫瘍です。子宮内膜症の方に多く見られます。

のう腫が小さい時は、自覚症状はないが、こぶし大位大きくなってくると、腹壁が引っ張られてひきつるような違和感があり、下腹部に張りを感じます。

更に大きくなると卵巣が捻れて激痛を起こします。

この場合卵巣が壊死してしまいますので手術が必要です。

生理の時、フレッシュな血液ではなくドロッとしている塊の出血がある方は、生理痛もひどいのではないかと思います。

10代の方にも見られる病気ですから、妊娠する前に検査しておいてください。

排卵痛
排卵日の2日前後に卵胞から卵子が出るときに痛みを感じます。

チクチク、ピリピリした痛みや下腹部痛、腰痛を伴う場合もある。



関連記事:下腹部に違和感がある女性が注意したいこと!原因を解説!

まとめ

便秘は遺伝性やその家庭の食習慣的なものもあり、乳児から便秘になる人もいます。

なかなか治らない慢性的な悩みです。

「食生活の見直し」「体を冷やさない」「水分補給」「腹筋を鍛える」「ストレスを改善する」「食べ過ぎに注意する」など便秘にならないような食事や運動を試みましょう。


また、消化、収機能がコントロールできているのは、自律神経がホルモンを上手にコントロールしているからです。自律神経とストレスは深い関係にありますので、ストレスをできるだけため込まない工夫も必要です。



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