足の指が曲がる原因は?注意が必要な病気を徹底解説!

足の指が曲がる原因は?注意が必要な病気を徹底解説!

足


足の指が曲がる病気というと「外反母趾」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

外反母趾は足に合わない靴を履いている女性に多いと思われがちですが、外反母趾が起こる原因はそれだけではありません。

また、「関節リウマチ」という病気は足の指だけでなく、他の関節も変形する病気です。

今回はその2つの病気について説明していきます。

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外反母趾について

外反母趾は、足の親指が「くの字」のように小指側に変形することを言います。症状が悪化すると親指の付け根が痛くなり歩けなくなることもあります。

外反母趾の原因は?

外反母趾は、ヒールや先の細い自分に合わない靴を履いていることにより、起こりやすくなることが知られています。

しかしそれだけではなく、足の筋力が弱いことも原因になっていると言われています。


足の裏には「土踏まず」があり、足裏の筋力によりアーチを描くような構造になっています。しかし足の裏のアーチがなくなると「偏平足」になり親指に負担がかかるようになります。

また「開帳足」も外反母趾になりやすくなる原因です。開帳足とは足の横幅が広くなってしまった状態のことで、靴を履いた時に親指が圧迫されるようになってしまいます。

これらは、裸足になる機会が減っていることや運動不足によって起こると言われています。

外反母趾は男性にも起こるのですが、女性の方が何倍もなりやすいのはなぜでしょうか。

それは、男性と比べ筋力が弱く「偏平足」や「開帳足」になりやすいこと、ヒールなどの細い靴を履く機会が多いことなどがあげられます。



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外反母趾を予防するには?

足の筋肉が弱くならないよう筋肉を鍛えて、偏平足を予防することが大切です。

そのために、足の指を動かすことや床に置いたタオルを足の指でたぐり寄せる運動などを行うと効果的です。

裸足で生活することが少ないため足の筋力は衰えがちです。意識して足の指や裏の筋肉を使いましょう。


また、足の形に合う靴を選ぶことも重要です。細身でヒールの高い靴は素敵ですが、外反母趾を起こす原因にもなります。足の負担にならないような靴を選ぶようにしましょう。

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関節リウマチについて

関節リウマチとは、進行すると関節が変形する病気で、1000人に5~10人がかかると言われています。

高齢者だけではなく若い人がかかることもある病気で、女性の患者さんが男性の約4倍にもなります。

関節リウマチの原因は?

関節リウマチは、膠原病といわれる自己免疫疾患の一つです。

免疫の働きの異常が関係していると言われていますが、まだはっきりとした原因はわかっていません。

女性に多い理由として、女性ホルモンや妊娠・出産が関係していると言われています。


関節リウマチの特徴は、関節の滑膜(かつまく)といわれる部分に炎症が起こり、痛みと腫れ・変形を起こすことです。

炎症反応は体の組織が傷ついたときに修復を行おうとする反応の一つです。関節リウマチでは自分自身の「免疫」が体を攻撃することによって炎症が起こります。

滑膜は、関節内で関節液を分泌し関節の動きをスムーズにする働きをしています。

この「滑膜」に炎症が起こることで痛みや腫れがおこります。炎症が続くことにより徐々に関節が変形していくのですが、一度おきてしまった骨の破壊や変形は元に戻らないので注意が必要です。



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関節リウマチの治療について

治療の中心は「薬物療法」になります。

炎症を抑える薬や免疫の異常を改善する薬を使います。滑膜の炎症を抑え、関節の変形を防ぐことが大切です。

関節リウマチは長く付き合っていかなければならない病気です。そのためには関節の変形を防ぐため「寛解」といわれる関節リウマチが落ち着いた状態を長く保つことが重要です。

患者さん自身が関節リウマチの知識を正しく持ち、治療を継続できるようにしましょう。



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まとめ

足の指が曲がると靴が合わなくなったり、痛みで歩くことが困難になることがあります。

筋肉を鍛えたり靴を選ぶことで、足の指の変形を防ぐことができる場合もあります。


しかし、足や指の痛み、変形は何らかの病気のサインの一つということもありますので、症状を見逃さないことが大切です。

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