手のひら(特に親指の下)が痛い!原因となること5つと対処法!

親指


手は毎日使うもので、私たちの生活に無くてはならないものです。

中でも親指は曲げ伸ばし以外にも、あらゆる方向に運動が可能で、親指に不自由が起こるとできなくなる日常動作もたくさんあります。

スマートフォンの普及とともに、手のひらや指を痛める人が多くなってきています。

そこで今回は手のひらが痛む、特に、親指の下のあたりが痛む原因についてご紹介いたします。

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腱鞘炎

指を曲げ伸ばしするには筋肉が必要ですが、指を曲げる筋肉の多くは肘と手首の間(前腕)にあります。

そして、筋肉から伸びた腱が指の骨にくっついていることで指の運動が可能になっています。

さらに、腱が浮き上がらないように押さえているのが、靭帯性腱鞘と呼ばれるもので、腱と腱鞘はベルトとベルト通しの関係に似ています。


この腱や腱鞘に炎症が起きると腱鞘炎となります。


特定の原因は明らかになっていませんが、関節を繰り返し運動させることで発症すると言われています。

職業病との関連もあり、コンピュータのキーボードを使う職業やピアニスト、ペンを使う職業の方に発症することが多いです。

症状としては患部腱周囲に腫れが見られ、指を動かすことによって痛みが生じます。

特に親指は他の指と比べて多くの方向へ運動が可能なので、症状が現れやすいです。

治療としてはとにかく安静にし、炎症を抑える薬を飲んだり塗ったりします。


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ばね指

スマホ


上記の腱鞘炎が進行し、腱や腱鞘に引っかかりが生じて、指が伸ばしづらい所を無理やり伸ばそうとすると、ばねのように急に指が伸びるという現象が見られます。


デコピンで人差し指や中指を押さえているのが、親指ではなく腱と腱鞘の引っかかりになっているというようなイメージです。

更年期の女性に多い疾患で、腱鞘炎同様手をよく使う職業の方にも多いです。


糖尿病や透析患者にも多く見られ、親指、中指、薬指での発症が多いです。

先ほどのひっかかりを無理して動かし続けているとより症状が悪化してしまいます。

治療としては安静、薬、腱鞘内へのステロイド注射がよく行われます。

これらで改善しない場合は、腱鞘を開く腱鞘切開術が行われることもあります。


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ドケルバン病

ヒッチハイクをする時のように親指を伸ばすと、手の甲側に親指の延長線上に2本の筋が出てくると思います。

これは短母指伸筋腱(親指を伸ばす筋肉の腱)と長母指外転筋(親指を開く筋肉の腱)と呼ばれるものです。

この2本の腱の腱鞘が狭まり、腱の動きがスムーズでなくなるとドケルバン病となります。

腱鞘炎の一種ですので、症状および治療は腱鞘炎に準じます。

母指CM関節症

スマホ


母指とは親指のことです。

我々が手のひらと呼んでいる部分の大半は、中手骨(各指につながります)と呼ばれる骨からなり、この中手骨と腕の骨(尺骨と橈骨)を繋いでいるのが、手根骨と呼ばれる8つの骨です。


このうち大菱形骨は親指の中手骨と関節(CM関節、日本語で手根中手関節)を作っており、この関節のおかげで親指が他の指と協働してつまむという動作が可能になっています。

この動きは非常に便利で多くの方が日常的に使っていますが、その分、使いすぎ、老化の影響を受けやすく関節軟骨の摩耗が起きやすい関節とも言えます。


進行すると関節が腫れたり、亜脱臼して母指の変形が見られてきます。

診断は親指の付け根の腫れ、圧痛(押すことによる痛み)があり、親指をひねるようにするとより強い痛みを生じます。

これらの症状はドケルバン病や稀ですが、関節リウマチによる関節炎と区別される必要がありますので、通常レントゲン撮影が行われます。


撮影した写真の特徴は関節を作っている骨と骨の間が狭く(関節裂隙の狭小化)、骨に棘のようなもの(骨棘)ができているというものです。

変形性関節症にも似ていますが、母指CM関節症では亜脱臼が認められる場合もあります。

治療としては消炎鎮痛剤入りの貼り薬を貼ったり、関節を保護するために柔らかめの装具をつけたり、硬めの包帯を親指から手首にかけて、8の字を描くように巻いて動きを制限します。

これらで不十分な場合には、痛み止めの内服や関節内注射を行います。

痛みが強く、亜脱臼を伴う関節の変形、白鳥の指のような変形がある時には手術によって関節を固定したり、大菱形骨の一部を切除して靭帯を作り直す切除関節形成術が行われます。


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手根管症候群

手首に神経や血管が多数通る手根管というトンネルがあり、これらの神経が圧迫されてしまうと、手のひらの真ん中より親指側に痛みやしびれが生じます。

先ほどまでとは異なり、手を振ったり指を曲げ伸ばしすると、痛みやしびれの症状が和らぐことが特徴的です。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

近年ではスマートフォンの普及に伴い親指を酷使する方が増えており、腱鞘炎を発症する方が多くなってきています。

特に片手でスマートフォンを操作する方はより一層の注意が必要です。

対策としてはスマートフォンに限らず、パソコンの操作を連続して何時間も行わないこと、適度に休憩やストレッチをすること、スマートフォンは一方の手で持ち、もう一方の手の人差し指で操作するなど様々あります。

ぜひ実践してみてください。


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