手荒れがブツブツして痒い原因は汗?自力で治す方法4選!

手荒れがブツブツして痒い原因は汗?自力で治す方法4選!

手


乾燥した時期や、乾燥した場所などにいると、手がカサカサして時にはひび割れを起こしたり大変です。

特に水を良く使う人や、強い洗剤や腹に強い成分の薬品などを使うことが多い人は、手荒れが一番の天敵です。


そんな手荒れですが、症状もたくさんあります。

ハンドクリームを塗っておけば治ると思っていたのに、なんだか赤いぶつぶつが出来てきて、それがとてもかゆい、という経験はありませんか?

それは、皮膚の病気かもしれません。

手に発疹などができる事はよくありますし、原因や症状も様々です。

そんな中、この記事では汗疱上湿疹(かんぽうじょうしっしん)という疾患にスポットを当てて対処法などを解説していきます。

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汗疱上湿疹(かんぽうじょうしっしん)

なんだか聞きなれない名前ですが、これは汗などが原因で皮膚が異常を引き起こし、赤いぶつぶつができたり、時には眠れないほどのかゆみを引き起こすこともあります。


これは、見た目がぶつぶつしていてなんだか気持ちが悪いだけでなく、水泡のようになるので、水虫と勘違いすることもあります。

汗疱上湿疹は、水虫とよく似た症状で、別名、異汗性湿疹と呼ばれたり、指湿疹と呼ばれることもあります。

汗疱性湿疹は、主に汗が原因ですので、水を多く使ったことによる手荒れや、強い薬品の使用などによる手荒れが原因ではないため、誰にでも起こりうる病気です。


年齢・性別を問わず、手に汗をかきやすい人や、汗をかきやすい季節に多く発症します。

特に手の平は、季節などの外部的要因に関係なく、緊張などでも汗をかきやすい部位であるために、夏や冬、乾燥や湿気などに関係なく、一年を通じて発症する可能性があります。

ただ、特に季節の変わり目などに発症する確率が高くなる傾向があるようです。

上にも書きましたが、汗疱上湿疹は、症状が水虫と酷似しているために、水虫と勘違いしやすいですが、その原因などが全く異なります。

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汗疱上湿疹と水虫の原因の違い

汗疱上湿疹は汗が原因です。

それに比べて、水虫はカビの一種である菌に感染することで発症します。

原因が全く異なるため、水虫だと思って水虫の薬を塗っていても治らない、ということになりがちです。

汗疱上湿疹はそもそも菌に感染しているわけではないので、どれだけ殺菌を行っても、治ることはないはないのです。



関連記事:手の皮がむけるのはストレスが原因?確認したい4つのこと!

汗疱上湿疹への対処法

手

手を清潔に保つ

まず、汗疱上湿疹の原因は汗なので、原因を取り除くことが重要です。

つまり、汗の除去が効果的ということです。

とはいっても、手はよく汗をかくため、完全に汗をかかないようにすることは不可能です。

なので、少しでも汗をかいたと思ったら、すぐに清潔なタオルなどで拭き取ったり、こまめに手洗いを行いましょう。



関連記事:手に赤い斑点ができるのは病気?かゆい原因は?

かゆみを抑える

かゆみなどが酷い場合は、原因を取り除く以前に、かゆみを抑える必要があります。

手がかゆいとストレスになります。

酷い場合は、薬を使用してかゆみを緩和させましょう。皮膚科に行けば、ステロイド外用薬などが処方されます。


薬局で売っているかゆみ止めなども、ある程度のかゆみであれば、緩和させることが出来るので、少量を患部に塗り、出来るだけかゆみを鎮め、患部をかかないようにしましょう。


かゆいからといって、かき続けていると、かゆみの元となる物質が分泌され、どんどんかゆくなるという悪循環に陥ってしまいます。

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汗を抑える

体質改善や生活環境の見直しで、汗疱上湿疹の原因となる汗を抑えましょう。

汗は、体温調整を行う役割があるので、完全に汗を止めることは非常に危険です。


しかし、必要以上の汗をかく必要性もないので、あまりに手汗などが酷い場合は、汗をかきにくくするような体質や環境づくりを行いましょう。


例えば、手汗を抑えるツボを刺激したり、バストトップから5cm程度上の部分を圧迫するように久手を組んだりすると、その間だけ上半身の汗の量を減らすことが出来ます。

これは、手汗にも効果的です。ずっと腕を組み続けることはできないので、一時的にであれば、ひもなどで強く縛っておくことも効果的です。


また、手汗は基本的に緊張や交感神経の働きに応じて量が増えますので、リラックスするようにこころがけましょう。

とはいっても、リラックスとは意外と難しいので、腹式呼吸が簡単にできて効果的です。

息を吐くときに、副交感神経が優位になることを利用して、息を吐くときに意識を向けるようにしましょう。



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汗腺を鍛える

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上記の汗の量を減らすのとは対照的に、汗の量を増やしどんどん汗をかいて、結果として汗の量を減らすという方法があります。

これは、夏場などに汗疱上湿疹の症状が悪化する人にはお勧めできませんが、適度な運動や入浴などによって汗をかくことで、効率的に汗腺を鍛えることが出来ます。

汗腺を鍛えると、結果として汗の量を減らすことが出来ます。

この方法の注意点としては、汗をかきやすい季節に汗疱上湿疹の症状が悪化する人は、注意していください。

それと、汗をかいた後は必ず汗を洗い流したり、拭きとったりするなどして、肌を清潔に保ちましょう。

汗をかいたまま放置することは、症状を悪化させる可能性がありますので、避けるようにしましょう。



関連記事:手に赤い斑点ができるのは病気?かゆい原因は?

まとめ

汗疱上湿疹は、かゆみなどが大きなストレスにもなり得ます。

また、手を使うことの多い人は、かゆみやぶつぶつが気になり、作業に集中できなくなります。

適切な方法で、きちんと対処すれば、汗疱上湿疹は治ります。

汗疱上湿疹で悩んでいる人は、手汗などの量を確認し手を清潔に保つようにしましょう。



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