頭にできた【こぶ】の原因は?痛い・痛くないで対処法は違う?

男性


頭を触ってみるとなにやらコブのようなものができているということがある場合があります。

何処かにぶつけた記憶があればその腫れだなと思うこともできますが、心あたりがないと不安になってしまいます。


特に痛みが無い場合は、とても不気味な症状であるので気になってしまうと思います。

そこでこの記事では、頭にできたコブについて解説していきたいと思います。

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脂肪腫

脂肪腫は皮膚の下にできる良性の腫瘍です。

腫瘍というと皆さん悪性で転移したりするというイメージが有ると思いますが、腫瘍の中でもただ大きくなるだけのものがあり、これを良性腫瘍と言います。


一口に皮下にできると言っても、皮膚の直下にある皮下組織にできるものもあれば筋肉の辺りにできるものもあります。


発症時期は小さい子供のときになりますが、良性腫瘍ですので大きくなるのが遅く40~50歳代で見つかることが多いです。


背中や肩、首のあたりに多くでき、頭にできることはまれなものです。


大きさとしては数ミリの小さいものから10センチ以上の大きなもので様々ありますが、通常痛みはなく、柔らかいしこりとして触れられます。

診断は症状とエコー検査やCT検査、MRI検査などの画像検査によって行われます。


後で紹介する悪性腫瘍の脂肪肉腫の中に脂肪腫と似ているものがあるので注意して行われますが、上記の検査ではわからないこともあるので病理検査といって細胞を顕微鏡で観察する検査を行うこともあります。


治療としては手術によって摘出することが最も一般的で、完全に取り去ることができれば再発することは非常に稀です。


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脂肪肉腫

肉腫という言葉は聞き慣れないことと思いますので、少し説明いたしましょう。

悪性腫瘍は大きくガンと肉腫に分けることができます。


ガンは胃ガンや肺ガンなどというように上皮という組織がある臓器に発生するものです。

胃には胃粘膜上皮、肺には肺胞上皮という組織があるので、ここにできた悪性腫瘍を胃ガンや肺ガンと呼ぶわけです。


一方で肉腫は上皮以外のところにできた悪性腫瘍のことです。

骨や軟骨、血管、筋肉などがあります。


筋肉や脂肪など柔らかい組織にできる肉腫のことを軟部肉腫と呼びますが、その中でも最も多いのが脂肪肉腫になります。


脂肪肉腫は発症する原因がよく分かっていない病気ですが、近年染色体転座がきっかけになっているのではないかという説が有力です。


女性


人間は23対46本の染色体を持っていて、半分を父親、もう半分を母親から受け継いでいますが、その中の一部の染色体が部分的にちぎれてしまい、他の染色体にくっついてしまうのが染色体転座です。


脂肪肉腫は30~50歳代にかけて多く見られ、特に男性の患者が多いとされています。


症状としては脂肪腫と同様で痛みがない場合が多いですが、近くの神経を圧迫してしまうと痛みを感じることがあります。

もちろん悪性腫瘍ですので他の臓器に転移することがあります。


転移先として多いのは肺で、他にも肝臓や骨などに転移する症例があります。


治療としては早期であったり、悪性度が低かったりする場合には手術によって取ってしまうのが最も効果的です。


しかし、悪性度が高いものについては手術だけでは不十分で、放射線治療や化学療法も併せて行っていく必要があります。


放射線というと日本では被ばくするというイメージがあります。


確かに、放射線治療においては腫瘍細胞だけでなく周囲の正常組織にも少なからずダメージは与えてしまいますが、近年放射線治療の進歩はめざましくコンピュータを用いることでそのダメージを最小限に抑えることができ、腫瘍を集中的に攻撃することができるようになっています。


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石灰化上皮腫

こちらは良性の腫瘍になります。

その名の通り皮膚の一部が石灰化してしまうものです。

脂肪腫は柔らかいしこりでしたが、石灰化上皮腫は皮膚の直下に石のように固いしこりができます。

ほとんどの場合、無症状ですが、たまにかゆみを生じたり押すと痛い(圧痛)ことがあります。


硬いしこりというと乳ガンなどでついているイメージから悪性腫瘍と思われることもありますが、悪性腫瘍は周囲の組織に浸潤していくため押しても動くことはありません。


それに対して、良性腫瘍である石灰化上皮腫は触った感じこそ硬くてデコボコしていて悪性を思わせるようなしこりですが、皮膚の下で移動するという特徴があります。


もちろん大きいものや可動性が悪いものもあるので、場合によっては腫瘍の動きだけでは見分けることが難しいこともあります。


石灰化しているということなので、レントゲン検査で白く写ってきます。

他にもCT検査やMRI検査によって周囲の組織との位置関係を確認する場合があります。


治療としては原則として手術で取り去ることになります。

その摘出した腫瘍を顕微鏡で観察することで最終的な確定診断を下します。

手術自体は簡単なもので小学校高学年以上では局所麻酔手術を行い、日帰りで治療することも可能です。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

頭にコブができると場所が場所なだけに心配してしまいます。

今回は、ぶつけた覚えがない場合に限定して説明をしてきましたが、ぶつけた場合でも自己判断で様子見をすると危険な場合も多いです。

気になる場合は病院を受診し適切な治療を受けるようにしましょう。


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