喉仏が二つあるのは病気?しこりや腫れの可能性も確認!

喉仏が二つあるのは病気?しこりや腫れの可能性も確認!

喉


ある日何気なく喉仏を触ってみたら、喉仏が二つある様な感じがする!!と不安になっている人はいませんか?


通常、喉仏は一つだけしかないと思われがちですが、実は喉仏の下にもう一つ小さな喉仏のようなものがある人は、大勢います。

では、この喉仏の下になるもう一つの喉仏のようなものの正体は一体何なのでしょうか?

この記事では、喉仏が二つある原因について解説をしていきます。

喉仏が二つあるその正体

喉仏は、通常一つしかありません。

しかし、喉仏の下にもう一つ喉仏のような出っ張りがある人がいます。

何かの病気なのかと気になる人も多いですが、これは喉仏ではなく、骨の一種です。


輪状軟骨と呼ばれる骨が浮き出ているために、喉仏が二つあるような錯覚になるのです。


喉仏は、甲状軟骨と呼ばれ、これは特に男性は大きいために喉仏が外部から見ても浮き出ているためにわかります。


誰にでも輪状軟骨はあるのですが、出る人と出ない人の差は、主に痩せている人が多く浮き出るという特徴があります。

輪状軟骨が浮き出ていない人でも、輪状軟骨は存在しており、それが表面化されているかどうかの問題です。


痩せている人は、体のあらゆる骨が浮き出て見えるように、この輪状軟骨も本来ならば浮き出ないはずですが、痩せていることにより浮き出て見えるのです。


輪状軟骨は、骨格上、喉仏と言われている甲状軟骨の下に位置しており、それが浮き出ることにより、喉仏が二つあると思われるのです。

女性でも喉仏があるという人は、ほとんどが輪状軟骨が浮き出ていると考えられます。

また、男性の場合は、喉仏以外にもう一つ下に出っ張りがある人は比較的多いです。



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軟骨以外に病気が考えられる場合

輪状軟骨が浮き出て見えるために、喉仏が二つあると言いましたが、実は、この輪状軟骨の周辺が腫れあがっているような場合は、病気が隠れていることがあります。

甲状腺機能障害

甲状腺の病気と聞くと、バセドウ病や橋本病を思い浮かべる人が多いです。

眼球が飛び出して見えたり、息切れが激しく、疲れが取れない、体温調整がうまくいかないなどの様々な症状が現れます。


しかし、甲状腺機能亢進症といわれる病気の場合は、甲状腺が炎症を引き起こし腫れるのが特徴です。

そのため、妙や身体疲労や、息切れ動悸などに加え、喉仏の下に出っ張りがあり、その周辺が腫れあがっている場合は、この甲状腺の病気が疑われます。


甲状腺炎も、機能障害の一つです。


バセドウ病は、甲状腺ホルモンが多すぎるために引き起こる病気ですが、甲状腺炎は、甲状腺ホルモンが少なすぎると引き起こります。

甲状腺炎は、喉仏の下に硬いしこりのようなものがあり、首周辺が腫れあがります。



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のどの痛み

喉に痛みがある場合で考えられるのは、風邪などによって扁桃腺が炎症を引き起こし腫れあがっていることがあります。

この場合は、風邪症状に加え喉に痛みがあります。

特に何かを飲み込んだ時に突っかかったような痛みや、刺すような痛みがある場合は、菌やウイルスなどにより扁桃腺が炎症を引き起こしていると考えられます。

リンパ節の腫れ

喉


喉仏周辺が腫れあがっていて、しこりがある場合は、首付近にあるリンパ節が腫れていることがあります。

リンパ節が腫れあがる原因としては、風邪などの菌やウイルスがリンパ腺に侵入することがあります。

これは、身体の中の免疫が、病原体である菌やウイルスなどを必死に退治しようと戦っているときに、リンパ節が腫れあがってしまうのです。


菌やウイルスなどが退治できたときに、リンパ節の腫れも自然と落ち着きますが、リンパ節の腫れに伴い高熱がある場合は、リンパ節炎などの別の大きな病気が隠れていることもあります。



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アレルギーによる喉の炎症

アレルギー性の炎症で喉に違和感を感じる人は多くいます。

これは、アレルギーだと知らずに食品などを食べた時に、喉仏が反応して、喉に炎症を引き起こすのです。

喉が痛いときで、喉の下に違和感がある時は、このアレルギーなどを疑ってもいいかもしれません。



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まとめ

喉仏が二つあると、とても不安になるます。

しかし、人は誰しも喉仏の下に輪状軟骨を必ず持っていますので、喉仏が二つあること自体には何も異常はありません。


その骨が出ているか出ていないかの違いの問題であり、通常は特に大きな病気などの心配をすることはありません。

心配な場合は、一度病院に行き診察を受けるようにしましょう。

変に色々と悩むとストレスを溜めこむことになり、そのことが違った病気の原因となってしまいます。



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