喉に白い膿のようなものができる4つの原因!炎症の治し方も解説!

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喉の奥はなかなか見る機会がありませんが、喉の痛みが出てきたときにライトと鏡を駆使して覗いてみた経験のある方は多いのではないでしょうか。

もちろん他の人に診てもらうこともあるでしょうが、そのときに白いものが見えることがあります。

これはなにかの病気のサインであることが多いので、この記事では、喉にできた白いできものの原因となっている疾患を幾つか紹介していきます。

急性扁桃腺炎

扁桃腺(または扁桃ともいいます)は、喉の奥にある細菌などの感染から身を守るための組織です。

細菌やウイルスが感染すると扁桃腺は赤く腫れ、膿が出てきて激しい痛みを感じるとともに高熱が出たり身体がだるくなったりしてきます。


このときに扁桃腺を見てみると白い膿が表面に現れていたり、白い膜があったりします。

このようなものを白苔と呼びます。


原因となりやすい細菌、ウイルスは「インフルエンザ菌」、「溶連菌」、「肺炎球菌」、「アデノウイルス」になります。

注意していただきたいのは「インフルエンザ菌」は決してインフルエンザの原因ではないということです。

インフルエンザの原因はインフルエンザ「ウイルス」になります。

さて、次の項からは「アデノウイルス」と「溶連菌」による扁桃腺炎について解説していきましょう。


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アデノウイルス性扁桃腺炎

アデノウイルスはプール熱と呼ばれる感染症(咽頭結膜炎)の原因ともなるウイルスで、プール熱に扁桃腺炎を合併することもしばしばあります。


症状としては38度以上の熱が1週間弱の間続き、それにともなって喉の奥が真っ赤に腫れ、強い痛みが出てきます。


さらに目の方ではまぶたの裏や白目の部分が充血し、目やにが出てきたりかゆくなったりします。

目の症状は通常片目から始まって次第にもう片方の目にも広がっていきます。


プール熱というくらいですからプールで子どもが大量に感染して流行することが多いですが、プールに入らなくてもアデノウイルスは周囲の環境にひそんでいるので感染する恐れがあります。

食欲が落ちてしまっていることが多いので、プリンやゼリー、お豆腐など喉越しの良い食べ物のほうが食べやすいでしょう。

また、高熱によって汗もかくので麦茶やミネラルウォーターなどを十分に取るようにしましょう。


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溶連菌性扁桃腺炎

溶連菌は正しくは「A群β溶血性レンサ球菌」というような名前です。

溶連菌には他にもB群だったりはたまたα溶血性のものがいたりと様々な種類がありますが、一般の人にはとても難しい内容の上、溶連菌感染症の約9割以上がA群β溶血性レンサ球菌によるものなので、ここではA群β溶血性レンサ球菌を溶連菌と呼ぶことにしましょう。


溶連菌は扁桃腺炎以外にも様々な合併症を起こしてきます。


例えば「猩紅熱(しょうこうねつ)」がメジャーで、これは寒気を感じ、その後に39度前後の高熱が出て赤い発疹が全身に広がっていくようなものです。


他にも中耳炎や副鼻腔炎といったものも引き起こします。


重症例では「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」といって皮膚の深いところに溶連菌が感染すると広範囲に赤く腫れ、痛みや熱感をもつようになりひどい場合は深い潰瘍ができてしまうこともあります。


扁桃腺炎としての症状は喉が赤く腫れ、白い分泌物が付着してきます。

また、舌がイチゴのように赤くなることもあります。溶連菌自体は抗菌薬のよく効く菌なので、早めに治療を受けることが重要です。

これまでに無いほど喉が痛かったり、唾が飲み込めない、呼吸が苦しいといった以上がある場合はすぐに近くの医療機関を受診するようにしましょう。


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伝染性単核症

これはEBウイルスによる感染症です。

EBウイルス自体は成人以降であれば約90%以上の人が保有していると言われているほどありふれたものです。

小児においては2~3歳までに約70%が親の唾液などを介して感染しますが、症状がほとんど出ないまま抗体だけができて終わってしまいます。


キス


問題となるのは思春期でもEBウイルスにかかったことがない場合で、EBウイルスを持っている恋人とキスをしたりしたときに初感染を起こし発症することがあります。

このため、伝染性単核症は別名Kissing Disease(キス病)とも呼ばれます。

症状としては喉の痛みに加えて高熱、身体のだるさ、首のリンパ節の腫れ、湿疹などが出てきます。


これらの症状は放っておいても1ヶ月~2ヶ月の間で自然とよくなってくることが多いですが、半年以上続く場合は注意が必要です。


EBウイルスによる重症感染症として、「慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)」があります。

一時期この感染症にかかって亡くなってしまった声優のことが話題になりました。


この感染症は一般の人はもちろんのこと、医者の中でも認知度が低く、さらに平均生存期間が5年に満たないのにも関わらず難病指定もされていません。

症状は発熱や倦怠感、下痢、下血、リンパ節の腫れなどです。

CAEBVは疑わなければ検査も治療もできないので、このような疾患があるということを頭に入れておくと迅速な診断ができる可能性が高くなるので頭の片隅においておくと良いでしょう。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

喉の異常の多くは感染症によるものですので、原因ウイルスや原因菌を特定することが治療の第一歩です。

個人でできることは対処療法以外にはあまりありません。

病院を受診して適切な治療を受けると、治りが早い場合も多いので単なる風邪だろうと様子見をせずに早めに病院に行くようにしましょう。


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