肘を脱臼したらどんな症状になる?リハビリの期間なども徹底解説!

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肘の脱臼は、外傷により肘関節が外れた状態のことを言い、脱臼部位に強い痛みが走るとともに、肘の曲げ伸ばしができなくなってしまいます。


まれに、自然に治る場合がありますが、基本的には整復しなければ脱臼したままとなり、関節周囲の靭帯や神経の損傷にも繋がりかねません。

そんなリスクを避けるため、肘の脱臼の症状や正しい対処法、その後のリハビリの内容を含めてご紹介します。

受傷のきっかけと脱臼の種類

肘の脱臼の多くは事故や転倒により大きな力が加わることで起こります。

また、肘関節は上腕骨・尺骨・橈骨の3つの骨で構成されており、その力の加わり方の違いで脱臼の種類も異なります。

後方脱臼

肘の脱臼の約90%は後方脱臼となります。

肘を伸ばした状態で手をついてしまった時に、尺骨が上腕骨の後方にずれて起こります。

前方脱臼

肘関節を曲げた状態で肘(肘頭)をぶつけて起こります。

この場合、肘頭の骨折も伴い、関節の可動域制限による後遺症を残すことがあります。

橈骨頭亜脱臼(肘内障)

2〜6歳の小児にみられ、急に手を引いたり、ねじったりする動作で起こります。

例えば、転びそうになった子供の手を引き上げる、嫌がる子供を前に引っ張るといった行動が挙げられます。


成人の場合は肘関節の骨が十分に成長しており、関節を固定している靭帯の間をすり抜けることは無いのですが、成長過程の子供では、骨の発達が不十分なため靭帯の間を簡単にすり抜けて亜脱臼となってしまいます。


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肘を脱臼した時の症状

肘を脱臼してしまたった時の症状としては

  • 肘の強い痛み
  • 通常の肘関節の可動域が制限されます
  • 患部の腫れ
患部の腫れは、関節、皮膚や靭帯、関節包(関節を包む膜の様なもの)の損傷により起こります。


また、橈骨頭亜脱臼を起こしている子供の場合、上手く症状を説明できず、ただ腕を使いたがらない様子がみうけられます。

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治療

整復

医師により関節を元に戻す方法で、早期に行うことが望ましいとされています。

後方脱臼では麻酔を使用した状態で行われます。

徒手整復では肘関節を曲げた状態で前腕(肘〜手首の間の腕)を後方に牽引します。

橈骨頭亜脱臼では麻酔は使用されず、整復時に子供が感じる痛みは数秒程度となります。

整復方法は2通りあります。


1つ目は、手のひらを上にした状態で肘をしっかりと伸ばし、そこから肘を曲げると元の位置に戻ります。

2つ目は、肘関節をしっかりと押さえた状態で、肘頭部に指で圧力を加えます。そこから手首の上を握り、前腕を内側にねじります。


いずれの方法も正常の位置に戻る際に、肘頭部で弾けるように骨が戻る感触がわかります。

固定

後方脱臼の場合は、整復後の痛み、腫れが引くまで肘関節をギプス固定し、三角巾を使用して約1〜3週間安静にします。

橈骨頭亜脱臼の場合は、整復後から10〜20分後に肘を動かし始めます。

そうしたら固定は必要ありません。

痛みや腕を動かせない状態が24時間以上続くようであれば、整復が不十分、骨折も考えられます。

また、この亜脱臼は20〜40%の確率で再発すると言われています。


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リハビリ

肘の脱臼によるリハビリは長期になるとされています。

長い場合には6ヶ月〜12ヶ月を要するケースもあります。

後遺症が残らないように焦らず、しっかりと治していくことが早い回復への近道となります。

以下にリハビリの内容を記載しておきます。

関節運動

固定中からもリハビリは始まっております。早期から肘以外の関節(手や肩)は動かすようにしておきましょう。

また、指の運動は整復後の腫れによる循環障害の予防にもなります。

固定が外れたら、介助運動や自動運動から始めて少しずつ肘関節を動かしていきます。

筋力トレーニング

固定中に衰えてしまった筋力の強化を行います。

肘以外にも腕や手の筋力が落ちていることも考えられるため、腕全体の筋力強化を行いましょう。


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物理療法

電気刺激、超音波、寒冷・温熱効果を利用して痛みや腫れの軽減、血行の促進、強張った筋肉のリラクゼーションなどを目的に行われます。

運動前後に患部の熱感や腫れが持続する場合があります。

その際は1回15分程度のアイシングを取り入れてみましょう。

生活指導、動作指導

脱臼後に気をつけなければならないのは、脱臼をした時の姿勢や動作を避けることです。

一度、脱臼した部分は緩みやすく、何でもない部分に比べると再脱臼のリスクは高いと言えます。

肘関節の脱臼であれば、手をつく時に肘を伸ばしきってつくと脱臼しやすいため、軽く肘を曲げた状態で手をつくといったように、生活をする上での安全な動作を学んでいきます。


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まとめ

肘が外れてしまった!となると腕も使えず、痛みもあり不安に思うかもしれません。

しかし、その症状に早く気づき、正しい処置をしてもらうことが今後の生活に重要となります。

また、時間はかかるかもしれませんが、リハビリをすることで脱臼前よりも安全な動作を身につけながら回復していくことが期待できます。


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