喉仏の横を押すと痛い!3つの原因と違和感への対処法を解説!

喉


喉仏の辺りをグイっと押すと誰しもが「苦しい」と感じることでしょう。

しかし、喉仏の横を押しても血管や脂肪があるだけでそれほど痛みは感じないのではないでしょうか。


ですので、この部分を押して痛いということはなにかしらの病気である可能性があります。

そこでこの記事では、喉仏の横を押すと痛みが出るときに考えられる疾患について紹介していきます。

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扁桃腺炎

扁桃腺炎は喉にある扁桃腺というところに細菌やウイルスが感染することで発症します。

扁桃腺は元々免疫機能に関係している器官で、主にA群β溶血性レンサ球菌や黄色ブドウ球菌が感染します。


特徴としては、喉の奥を覗くと白い苔のようなものが付着しているのが見えることです。

他にも発熱といった風邪のような症状が現れます。


治療は感染の原因となっている細菌に対する抗菌薬や、解熱剤などを使用します。

抗菌薬を飲み忘れてしまうと抗菌薬に対して細菌が対抗するようになり、耐性菌となってそれまで使っていた抗菌薬が効かなくなってしまうことがあります。


そうなると症状が長引いてしまい、治療がうまくいかなくなってしまうので、処方された薬はしっかりと服用するようにしましょう。


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亜急性甲状腺炎

甲状腺というのはあまり目にすることがない器官ですが、非常に重要な役割をになっています。

脳からの司令によって甲状腺ホルモンというホルモンを分泌し、代謝を促進し、心臓の収縮力と心拍数を増加させる働きをしています。


亜急性甲状腺炎はウイルス感染がきっかけとなっていると考えられていますが、多くが原因不明の甲状腺の炎症で、甲状腺の組織が破壊されて中の甲状腺ホルモンが血液中に放出されることで汗が大量に出たり、体重が減ってきたり、心拍が早くなったり身体のだるさが見られます。


このような症状を甲状腺中毒症状といいます。


中毒という言葉は実際に毒が体内に入っているわけではなく、ある種の物質が大量に身体をめぐることにより症状が現れてくることを指します。

これらの症状に加え、亜急性甲状腺炎では喉仏の下や斜め下、横を押すと痛みが出てくるのが特徴です。

この時、押して痛い部分は結節といって硬くなっていて、おした時の痛みは耳の後ろの方へ放散していきます。

この疾患は治療をしなくても数週間から数ヶ月で自然に良くなっていきます。


ただし、症状が気になる場合にはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やステロイド剤、β遮断薬などを用いて症状緩和をすることがあります。


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甲状腺がん

甲状腺にも胃や肺と同じようにがんが発生してきます。

さらに、種類もいろいろあって甲状腺乳頭がん、甲状腺濾胞がん、甲状腺髄様がん、甲状腺未分化がんがあります。

これらは甲状腺を顕微鏡で観察したときの形態によって分類されます。

4つの違いをについては、ここでは詳しくは省略させていただきます。


これらのがんの中で甲状腺のある部分を押して痛みが出てくるのは未分化がんになります。

未分化がんは主に60歳以降の女性に多く見られ、甲状腺がんの中で約1~2%の頻度を占めています。


症状としては甲状腺の辺りが急速に丸く腫れ上がってきて、その部分を押すと痛みが出てきます。

また、他の臓器やリンパ節にも転移をきたします。


口


さらに、がんが大きくなってくると周囲にある神経や組織に浸潤していき、それぞれに対応した症状が出てきます。

例えば甲状腺の近くには反回神経という神経が通っており、この神経が障害されると声がかすれてしまいます。


さらに甲状腺のすぐ後ろには気管がありますし、その後ろには食道もあります。

この2つの臓器にがんが浸潤していくと息が苦しくなったりものを飲み込むときに違和感が出てきます。


さて、甲状腺未分化がんは増殖が非常に速く、根治的な治療をおこなうことができないことが多いです。

放射線治療や化学療法、手術を行って治療しますが効果は乏しいです。


このがんは他のがんと比べて予後が悪い(かかってしまうと長く生きられない)がんとして知られており、診断されてから10年生きられる割合はほぼ0%であるとされています。

ただし、他の甲状腺がんではこの割合が約80%以上となるので、首のあたりにしこりがあると感じたときに病院を受診したり、定期的に健診を受けたりするように心がけることで早期発見につなげることができます。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

喉仏のあたりには気管だけでなく甲状腺という臓器もあるということでした。

気管であればA群β溶血性レンサ球菌や黄色ブドウ球菌といった、呼吸器感染症、甲状腺であれば甲状腺の破壊を伴う炎症やがんが考えられます。


特に前者は日頃の手洗いやうがいによってある程度は予防することができます。

中でも黄色ブドウ球菌はヒトの皮膚に常在していることもある菌で、とても身近なものです。

皮膚にいる分にはそれほど脅威ではありませんが、別のところに感染すると今回のような症状を呈することがあるので注意しましょう。


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