舌がもつれる感じがするのは病気?4つの原因と対処法を解説!

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最近テレビCMなどでも取り上げられていることもある「舌のもつれ」ですが、疲れていたり口の中の炎症や入れ歯の具合によっては、舌がもつれたり、呂律が回らない感じになる事もあります。


その様な場合はそれほど心配はないのですが、舌のもつれは、命にかかわる疾患の部分症状であることもあります。

そこでこの記事では、このような症状が現れる重篤なな病気について、原因や対処法を交えながら紹介していきます。

クモ膜下出血

脳は何層構造にもわたって保護されています。

一番外側は皮膚で、順番に頭蓋骨、硬膜、クモ膜、軟膜になります。

硬膜以下の3枚の膜を併せて髄膜と呼びますが、頭蓋骨と硬膜は強固に癒着しています。


そしてクモ膜と軟膜の間にはごく薄い空間があり、これをクモ膜下腔といいます。

クモ膜下腔には脳の表面を走っている血管があり、この血管が破れることによってクモ膜下腔に出血を起こすことをクモ膜下出血といいます。


クモ膜は脳全体を覆っていて穴がないため、クモ膜下出血を起こした方を開頭すると真っ赤な脳が観察されます。


原因としては脳の血管にできる脳動脈瘤という血管の奇形が破裂することによって出血するためです。


この奇形は喫煙や高血圧の既往がある方に発生しやすいと言われていますが、必ずしも起こるわけではありません。


発症のきっかけとしては通常にしているときと、力を入れた時のいずれかの際に起こることがほとんどです。

頭をバットで殴られたようなと形容される頭痛に始まり、重症例ではそのまま倒れて呼吸が止まってしまうこともあります。


現在この記事を読んでいるということはそのようなことはないと思いますが、出血によって脳の他の血管が痙攣して細くなってしまう攣縮(れんしゅく)という現象が起こることで後で紹介する脳梗塞のような状態になってしまうこともあるので、脳外科等の病院を早めに受診するようにしましょう。


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脳梗塞

脳梗塞は脳の血管がなにかしらの原因で詰まってしまう(梗塞)ことでそれより先の組織に血液が行き渡らなくなり脳が壊死してしまう疾患です。


完全に詰まってしまい元に戻らなくなった状態を梗塞と言いますが、ほんの短時間だけ血流が途絶えるにとどまり、すぐに血流が再開した場合にはTIA(一過性脳虚血発作)と呼びます。


TIAは脳細胞は障害されないことがほとんどですが、その多くが近いうちに脳梗塞を起こすため注意が必要です。

これらの疾患は脳の動脈が動脈硬化を起こして血管が狭くなることや、他の部位でできた血栓が血流に乗って脳へと飛んでいき、詰まらせてしまうことなどが原因で起こってきます。


血栓ができる原因としては心房細動などが挙げられます。


典型的な症状に身体の片側に限局する麻痺やしびれが出ます。


腕や脚が動かしづらくなるのはもちろん、舌も動かしづらくなるので、ろれつがまわらないような感じになります。


脳梗塞は発症するとその三分の一が重症な障害を残すことになりますが、早く治療をすることで何事もなかったように社会復帰することもできるので、これらの症状が現れた時にはためらわずに救急車を要請しましょう。


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パーキンソン病

主に50歳以上の女性に多く発生する、原因がよく分かっていない難病です。

脳にαシヌクレインというタンパク質が沈着することが原因だということはわかっているのですが、これがなぜ沈着してくるのかがまだ分かっていません。


症状としては安静にしているときに手が震えたり、腕などを他の人が曲げようとすると鉛の管を曲げるように抵抗を感じます(鉛管様固縮)。

他にも動作がゆっくりとしていたり、歩きはじめがやや鈍くなったりといった症状が見られます(すくみ足)。


主婦の方であれば匂いがわからなくなることもあり、多いエピソードとしては料理をしている際に焦げているのに気づかなかったというものがあります。

治療はL-dopaという薬剤を主とした薬物療法が行われます。


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筋萎縮性側索硬化症(ALS)

少し前にアイスバケツチャレンジで有名になりました。

日本語名は長いですし、ALSの方が馴染み深いと思うのでここではALSという表記に統一しましょう。

その名の通り筋肉が萎縮してくる病気ですが、その原因は筋肉ではなく筋肉を動かす命令を伝えている運動神経だけが障害されることによります。


神経が障害されるとその先の筋肉が使われないことになり、どんどん萎縮していきます(廃用性筋萎縮)。

筋肉がやせ細っていくということは、腕や脚はもちろん、呼吸に関係している筋肉も弱ってくるので、最終的には呼吸ができなくなり、亡くなってしまいます。


しかも、発症原因がよく分かっておらず、根本的に治す薬も発見されていないので、基本的には進行を遅らせることや、出ている症状に対する治療しか行われていないのが現状です。

60歳代以降の高齢者に多く見られ、特に男性は女性の1.3倍ほど発症頻度が高いと言われています。

唯一朗報なのは遺伝性が約5%と低くなっていることです。

遺伝的に発症する場合には両親やその兄弟、祖父母など3親等以内の血縁者にALS患者がいる場合がほとんどです。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

少し難病を多く紹介したので恐怖感を覚えた方も多いかもしれません。

しかし、パーキンソン病やALSは前者の2つに比べて発症頻度は非常に低いです。

むしろ脳梗塞やクモ膜下出血などの脳血管疾患での死亡者数はがんと並ぶほど多いので、生活習慣に注意して行くことが重要です。


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