膵臓の病気の初期症状は?今すぐチェックしたい違和感や原因を解説!

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体には膵臓という臓器がありますが、この臓器がどこにあり、どんな働きをしているのかはあまり知られていません。

膵臓は、胃の裏側(背中側)にあり、消化液を作ったり、血液中の血糖値をコントロールするインスリンやグルカゴンといったホルモンの分泌を行っています。


しかし、膵臓の病気は症状が出ないこともあり発見が遅れ手遅れになることもあります。

そこで、この記事では膵臓の病気について解説をしていきます。少しでも異変を感じた場合は病院に行くようにして下さい。
 

急性膵炎

急性膵炎とは、膵液に含まれる消化酵素によって膵臓自体が消化されてしまう状態を言います。

急性膵炎になると、お腹の真ん中あたりから背中にかけて激痛が走り、下痢、嘔気、嘔吐といった症状が出ます。


しかし、胃腸障害でも同様の症状が出るため、これらの症状が出たからと言っても胃腸障害として捉えられてしまうことも少なくありません。

対処法

急性膵炎の場合、絶飲絶食による膵臓の安静が第一です。

食べることも水分と取ることも膵液の分泌を促し、急性膵炎を悪化させてしまうため絶飲絶食が必須です。

また、絶飲絶食で水分も栄養も不足してしまうため点滴で水分と栄養を補います。

腹痛などの痛みに対しては、鎮痛薬を使用します。


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慢性膵炎

慢性膵炎とは、膵臓の炎症が持続して細胞が線維化し膵臓の機能が低下する状態を言います。

急性膵炎では膵臓の機能が低下することはほとんどありませんが、慢性膵炎の場合、膵臓の機能が低下します。


膵臓の機能は一度低下してしまうとその機能が元に戻ることはありませんので、早期治療が必要です。


症状としては、上腹部、腰、背中に痛みが出ます。

また、状態により、嘔気、嘔吐、食欲不振、腹部膨満感の症状が出る場合があります。


ただ、これらの症状は、胃腸障害でも見られるため、胃腸の問題としてとらえられ、治療が遅れることも少なくありません。


慢性膵炎では、背中の真ん中あたりを軽く叩くと、背中からお腹にかけて広がるような痛みが出るのが特徴です。


上腹部の痛みは、食後や飲酒後に出ることが多いですが、突然痛みが出ることもあります。

稀に痛みが出ないこともあります。

これらの症状は、膵臓が機能している時に出て膵臓の機能が低下すると出なくなります。

そのため、症状が消えたからと治ったと誤解され治療が遅れる場合があります。

対処法

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慢性膵炎では、急激に状態が悪化したときには急性膵炎と同様の治療を行います。

症状がそれほど強くない場合には、食事や日常生活の生活習慣を改善することからはじめます。


膵石が出来ている場合には、衝撃波を体の外から照射して膵石を粉砕する、体外衝撃波結石破砕療法を行います。

膵管狭窄がある場合には膵管の狭窄を改善するためのドレナージ治療を行います。

痛みが持続する場合には、痛みを軽減することを目的として、鎮痛薬や鎮痙薬を使用します。

膵臓の機能低下により消化吸収に問題がある場合には、消化酵素薬の大量投与を行います。


膵炎が悪化したことにより糖尿病を発症した場合、インスリン注射を行います。


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膵嚢胞

膵嚢胞とは、膵臓内に嚢胞(浸出液などの液体が入った袋状のもの)ができる状態を言います。

膵嚢胞は、症状がなく、良性のものがほとんどですが、稀に悪性の嚢胞ができる場合もあります。

悪性の嚢胞の場合、膵液そのものの流れが悪くなり、急性膵炎の原因となりますので注意が必要です。

対処法

良性の場合は特に治療は行いません。

悪性の嚢胞の場合、嚢胞を切除する手術を行います。

膵臓癌

膵臓癌とは、膵臓にできる癌を言います。

初めのうちは症状が出ないことが多く、発見されたときには手遅れということもあります。

膵臓癌は、症状が出たとしても、食欲不振、体重減少、上腹部痛、腰痛、背部痛、黄疸といった胃腸の問題の症状と似ており、早期発見が難しいのが現状です。

対処法

癌を切除する手術、放射線治療、抗がん剤治療を行います。

しかし、発見された時には手遅れのこともあり、手術できるのは全体の約40%と言われています。

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膵島腫瘍

膵島腫瘍とは、内分泌異常が原因で代謝異常を引き起こす状態を言います。

膵島では、インスリン、グルカゴンなどの8種類のホルモンを分泌しますが、膵島腫瘍ができるとインスリンが過剰に作られてしまうことが多く、低血糖の状態となり、意識障害、ふらつき、全身倦怠感、脱力感、発汗といった症状が出ます。

対処法

腫瘍を切除する手術を行います。

ただ、悪性腫瘍ですでに他の臓器に転移していて手術ができないこともあります。

その場合には抗ガン剤治療を行います。


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まとめ

膵臓は症状が出ないこともあり、症状があっても胃腸の症状とよく似ているため様子見をしてしまい、発見された時にはすでに手遅れになっていることもあります。


飲酒(アルコール)は膵臓に負担をかけますので、お酒をよく飲む人で今回紹介した症状に心当たりがあるる場合は、一度病院にいって診察を受けることを強く勧めます。

膵臓の病気は命にかかわる可能性も大きいので、そのまま放置せずに早めに医療機関を受診しましょう!

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