横を向くと頭が痛い3つの原因!正しい対処法についても解説!

横を向くと頭が痛い3つの原因!正しい対処法についても解説!

女性


頭が痛くなることはよくあります。

突然、頭痛に襲われることもありますが、横を向いたり、下を向いたり、上を向いたりしたことがきっかけで頭痛が起こることがあります。


偏頭痛などは下を向いた時に起こりやすいイメージもありますが、横を向いてもやはり頭痛は起こります。


普段は、特に気にすることなく横や上、下などの方向へ顔を動かしますが、頭痛が起こってしまうと、頭痛がする方向へ向きたくないです。

また、頭痛がおさまっても同じような症状が起こるのでは?と考えしばらくは顔を動かすのが恐ろしくもなります。

そこでこの記事では、特に横を向いた時に起こる頭痛(上下の場合でも該当します)にスポットを当てて解説をしていきます。

緊張型頭痛

緊張型頭痛の症状が現れるということは、「首の筋肉が緊張している」とも言えます。


頭は体の中でも非常に重い部位の一つです。頭は、ずっしりとした重みがあります。

しかし、そんな頭を支えている首は、頭に比べると細いです。

頭よりもずっと細い首が、頭の重みを受けているのですから、ただでさえ首には常に負荷が掛かっています。


そして、下を向くと、首には頭の重みだけでなくそれ以上に負荷が掛かってしまうのです。

当然、そんな体制を長時間していると、首の筋肉が固まってしまい、血流が悪くなるために脳へ血液や酸素が正常に送られなくなるなり、頭痛が引き起こってしまいます。


特に今は、スマートフォンの普及により、スマートフォンを操作するために自然と前傾姿勢となり、下向きになっていることが多いです。


下を向き続けると、重たい頭を支えている首の筋肉がどんどん疲れてしまい、筋肉が凝り固まってしまいます。

この様な首の使い方をしている人は、普段から首の筋肉を酷使している状態ですので横を向く動作をきっかけに頭痛が起こっても不思議ではありません。


頭痛に加え、首周辺や肩周辺が凝ったように痛んだり、だるく感じる場合は、緊張型頭痛である可能性があります。



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偏頭痛

偏頭痛にはセロトニンが大きく影響しています。

セロトニンとは、幸せホルモンと呼ばれ、良いホルモンだとされています。

しかし、このセロトニンが原因で、下を向く(上や横も同様)と頭痛が起こると言われています。


セロトニンは、血管を収縮させる機能を持っています。

例えば血管が衝撃を受けた時に血管から血が出てしまいます。

この出血時にセロトニンが放出され、セロトニンが血管を収縮させることにより出血を止めることが出来るのです。


この血管を収縮させる機能を持つセロトニンですが、常に放出されているわけではありません。

セロトニンの放出が終われば、血管は収縮した状態から元に戻ろうと拡張します。


この血管の収縮と拡張が短時間の間に起こった場合に、下を向く(上や横も同様)ことで神経が刺激され、血管の収縮・拡張が脳への血液量が急激に変化し、頭痛が起こると言われています。


いわゆる偏頭痛は、頭の血管が収縮した後の拡張時に急激に頭に血液が流れ込むために起こる頭痛と言われています。


また、セロトニンの作用で血管が収縮・拡張した時に、脳の中にある神経が血管の拡張により刺激されて、その刺激が原因で頭痛を引き起こす物質が分泌されてしまいます。


この頭痛を引き起こす物質は、血管周辺に炎症を引き起こします。

この炎症も偏頭痛の原因の一つとなります。

ズキンズキンとまるで、頭に心臓があるかのような痛みが偏頭痛の特徴で、このズキンズキンという漢字は、鼓動に合わせて神経が刺激されているためです。



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副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、鼻の中にある粘膜が風邪などが原因で弱っているときに、鼻に細菌などが侵入し感染してしまい、鼻の中の粘膜に炎症が起こります。


この粘膜の部分が副鼻腔と言われる場所で、ここが炎症を引き起こすことから、副鼻腔炎と言われています。

副鼻腔炎になると、下を向くという動作が頭痛を引き起こすと言われています。



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頭が痛い場合の対処法

緊張型頭痛への対処法

首の筋肉の緊張をほぐすためにストレッチをしたり、入浴などで温めてあげることにより、血行を良くすることが大切です。


頭痛は首の凝りが原因である場合が多いため、しっかりと首や肩周辺の筋肉をほぐしてあげることにより、頭痛だけでなく、首のハリなども改善する効果が期待できます。

特に緊張型頭痛の場合は、肩や首をしっかり温めてあげることにより、かなりの改善効果があります。


緊張型頭痛と言われるとなんだか難しい言葉で病気のように感じますが、要は筋肉疲労による頭痛ということですので、デスクワークを中心に行っている人や、運動不足の人に多く見られます。



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偏頭痛への対処法

脳


偏頭痛の場合は、血管の収縮・拡張をあまり過度にならないように心掛ける必要があります。

急な感情の起伏などは、セロトニンの分泌を異常化させてしまうため、危険です。

常に冷静に・・・とはいかないものなので、偏頭痛で困っている人は、頭痛外来や脳外科などを受診して、頭痛薬を処方してもらったり、症状に合わせた治療を行うことが大切です。


緊張型頭痛の場合は温めると良いとご紹介しましたが、偏頭痛の痛みがある時は温めると逆効果です。

血管が広がっている事が痛みの原因の一つとなっていますので、温めるのではなく冷やして血管を収縮させるようにしましょう。


保冷材などをタオルでくるんで痛みがある場所に当てると良いです。(湿布には冷やす効果はありませんので偏頭痛に対しては効果は期待できません。)


また、偏頭痛が起こる前に閃輝暗点と言って、視界にギザギザとした稲妻の様なものが見える場合が多いです。

この閃輝暗点は偏頭痛が起こるサインとも受け取れますので、閃輝暗点が起こっているタイミングで頭痛薬を服用すると、頭痛が起こってから服用するより効果が期待できます。



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副鼻腔炎への対処法

副鼻腔炎が原因で頭痛が起こっている場合は、鼻の中の炎症を鎮める必要があるので、耳鼻咽喉科などを受診して、副鼻腔炎の治療に専念しましょう。

副鼻腔炎が治った時には、頭痛も改善されています。



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まとめ

単なる頭痛と言っても、問題のない頭痛から、時には命を危ぶむような危険な頭痛まで様々です。

大丈夫だろうと自己判断せず、出来るだけ早く医師の下適切な検査と治療を行うように心掛けましょう。



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