左手の指先がしびれるような痛みが続く!ビリビリする症状の原因は?

左手の指先がしびれるような痛みが続く!ビリビリする症状の原因は?

指先


利き手というと右手が多い日本では、左手の指先が痺れたり少し不自由なことが起こってもすぐに治療したり原因を考えたりせずに放置しがちになります。


しかし、左手が利き手の人の場合だととても困りますし、左手が利き手ではなくても、手の指先は、細かな作業をすることが多く、少しでも異常があると困ります。


また、指先に異常があることで、日常生活に支障をきたすこともあり、とても困ることが多くあります。

更に、指先に痺れや痛みが強くなってくると眠ることもできなくなってきますので、精神的にも厳しくなってきます。

そこでこの記事では、両手の指先が痺れることもありますが、特に片手の指先だけが痺れたりする原因にはいったいどのような病気が隠れているのかを解説していきます。

手根管症候群

聞きなれない病名ですが、この手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)は、神経の圧迫により痺れや痛みが生じることを言います。

手首には、指に伝達する神経が集まっている手根管というものがあります。

この手根管が圧迫されずに正常にあると、指はそれぞれ痺れや痛みもなく動かしたいように動かすことが出来ます。


しかし、この手根管が何らかの原因により圧迫されると神経が圧迫されますので指先にピリピリとした痺れるような痛みを発生させます。


主に女性に多くみられるものであり、女性ホルモンが原因ではないかと考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。

手根管症候群の特徴としては、片方の手の指先が痺れる、掌にのみ痺れがある、夜や朝に症状が強く出る、ということが挙げられます。

治療法としては、神経圧迫を抑えるために手首を固定します。


手首を安静にすることで、かなり改善効果が期待できますが、痛みやしびれが強い場合には注射をしたり、手根管の圧迫が慢性化している場合(症状が出て長期間放置していた場合)は手術療法を行います。



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指神経麻痺

これは指の神経にある2つの重要な神経が圧迫されることによって、指先に痺れる症状が出ることを言います。


指神経麻痺がおこる原因は、親指の付け根部分が常に圧迫されているような状態が維持されることにより、発症します。

例えば、仕事などで常に親指の付け根が何か当たっていたり、日常的に親指の付け根が圧迫されていることが原因となります。


仕事などの場合は、毎日している作業だから大丈夫だと感じているかもしれませんが、日々の積み重なった刺激は、大きな負荷となります。

改善方法としては、いつも物が当たる部分を圧迫しないように心掛けることです。

例えば、物の持ち方を変えてみたり、少し作業方法を変えるなどして、指の付け根部分が圧迫されないようにしましょう。

手袋をしたりタオルを使用したりするだけでも、クッション代わりになるため、効果的です。



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脳梗塞

脳内の血管が詰まった時に、手足の片側だけが痺れるような症状が出ます。

これは、脳血管が詰まったことにより、その部分に血液が行き届かなくなることが原因で、脳が本来行うべき伝達を行うことが出来なくなるために、痺れるという症状が現れてしまいます。


この症状は、脳こうそくに限らず、脳血管が切れて出血した時も同様の症状が現れることがあります。

この場合も、左右どちらかの手足にのみ症状が現れ、左右同時に症状が出ることはありません。

どちらにせよ、呂律が回らない、頭痛が起こるなどの症状も出ますので、すぐに脳外科、脳神経外科を受診しましょう。



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脳腫瘍

指先


脳腫瘍の場合は、手足の痺れがどんどんひどくなります。

脳腫瘍は、脳内の一部が圧迫されることにより身体の様々な部分に痺れや痛み、思い通りに動かないなどの症状が出ます。

特に痺れが強く出るのが脳腫瘍だと言われています。


一日を通じて朝方に強い頭痛と酷い痺れが出て、同時に吐き気などの症状も現れることがあります。

指先の痺れがどんどん広がったり、痺れが強い場合には、脳腫瘍が大きくなっていることですので、すぐに病院へ行きましょう。



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頸椎椎間板ヘルニア

手の痺れが強い場合で、指が動かしづらかったり、手に力が入らないなどの症状があり、首や肩に痛みがあったりする場合は、頸椎の椎間板ヘルニアである可能性があります。


椎間板ヘルニアと聞くと、腰椎を思い浮かべる人が多いですが、頸椎と言われる首の骨にも椎間板があり、その頸椎の椎間板が傷付くとヘルニアになってしまうことがあります。


腰椎椎間板ヘルニアは、足が痺れることがありますが、頸椎椎間板ヘルニアの場合は、手や手の指先が痺れることが多くあります。

治療法としては、基本的には保存治療が中心となります。

痛みやしびれが出ないような動きを行ったり、枕を変えるなどの環境を改善することなどが重要となります。

この場合は、整形外科などを受診して検査をして、治療を行いましょう。



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まとめ

神経痛のようなものは、どこの科に行けばいいのか分からないという人が多くいますが、どうしてもわからない場合は内科や脳神経外科、整形外科などを受診しましょう。

神経痛や神経麻痺などの症状を専門に治療する神経内科という科も最近、街でよく見かけます。

しびれなどの症状がある場合は、まず神経内科で検査をしてもらうことをオススメします。



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