タケプロンの副作用や効果(効能)は?下痢になったりするの?

タケプロンの副作用や効果(効能)は?下痢になったりするの?

胃酸の分泌を抑える薬で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性食道炎の治療によく用いられる薬であるタケプロンは副作用が比較的少ない薬です、しかし注意しなくてはならない人もいますので知っておいた方が良いです。


また、薬がどの様に胃や腸に作用してどの様な効能が期待できるのかも同時にみていきましょう。

スポンサーリンク


<薬に関する記事>:
関連記事:酸化マグネシウムは下痢になる?上手に服用するコツは?

作用

胃酸分泌の要である、プロトンポンプの働きを妨げることで胃酸の分泌を抑制する薬です。(プロトンポンプ阻害薬とも呼ばれています。)

また、抗生物質と併せて、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃炎の原因と考えられる、ヘリコバクター・ピロリ菌の除去を目的にも用いられます。(胃酸の量を少なくすることにより抗生物質の効き目が良くなるからです)

副作用

この薬は副作用は少ない方ですが、人によっては肝機能に異常がでたり、アナフィラキシーショックや蕁麻疹の他に

下痢、軟便、便秘、悪心、嘔吐、腹痛、口内炎、味覚障害、食欲不振、ふるえ、不眠、ふらつき、かすみ目などが上げられます。


肝臓の働きが悪い人(肝臓病の人)・高齢者は、この薬を服用する事での副作用に気を付ける必要があります。


飲み合わせ

比較的副作用が少ないタケプロンですが、飲み合わせに注意が必要な薬もありますので書いておきます。

・抗エイズ薬(レイアタッツ・エジュラントなど)と一緒に飲むと作用が弱まる恐れがあります、原則としては、エイズ薬を優先して飲むようにしますが医師の指示に従って服用して下さい。

・喘息の薬(テオドール)、抗真菌薬(イトリゾール)、抗がん剤のイレッサやタシグナやタルセバなどと一緒に飲むことも禁止とはなっていませんが注意が必要です。

・免疫抑制薬のプログラフやメソトレキセート、リウマトレックス、安定薬のジアゼパムなどと一緒にのむとその作用が強まってしまうことがありますので併用するのであれば慎重にしなくてはなりません。

スポンサーリンク


タケプロンが処方される病気

胃・十二指腸潰瘍

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は両方が共存する事も多いので、消化性潰瘍と呼ばれています。男性の方がかかりやすい病気で、約30%は無症状という意外な事実もある病気です。


タケプロンは胃酸を抑える効果がある薬ですので、消化性潰瘍に良く処方されます。

逆流性食道炎

主に胸やけの症状が酷い逆流性食道炎ですが、胃液や十二指腸液が逆流してくる病気ですので、そこに含まれている胃酸が胸やけの原因と考えられます。

こちらの病気にもタケプロンが効果を発揮します。

まとめ

今回は、胃薬のタケプロンについて書いてみました、比較的副作用が少ない薬ですが飲み合わせや、注意しなくてはならない人もいるのでその点は注意が必要です。


また、タケプロンは服用できる期間が6ヵ月までと決められている薬ですので、6ヵ月目以降は他の薬を使用しなくてはなりません。その辺りはプロであるお医者さんの指示に従って下さい。

スポンサーリンク


<上腹部の症状>:
関連記事:胃痙攣は症状の一つ!?原因となる病気や処方される薬は?

関連記事:食後の胃もたれ・ゲップ!それらの不快感は胃下垂が原因?

関連記事:空腹時の胃痛!みぞおちの辺りがシクシク痛い時に考えられる疾患!

関連記事:空腹時の吐き気やゲップの原因は?痛みを感じたら危険?

関連記事:吐き気やゲップが止まらない原因は?ストレスや食べ物との関係は?

関連記事:胸焼けやゲップを解消したい!胃もたれとの違いも気になる!

関連記事:急性胃炎にならない様に食事に気をつけて!アルコールも控えよう!

関連記事:胃散過多の原因や症状は?逆流性食道炎についても!

関連記事:逸見政孝さんに学ぶ!スキルス胃がんの症状・原因・余命!

関連記事:二日酔いの原因は?吐き気や頭痛が酷い!対処法・対策は?

このページの先頭へ