子宮出血・強いつわりは気をつけて!その原因は胞状奇胎かも!!

子宮出血・強いつわりは気をつけて!その原因は胞状奇胎かも!!

胞状奇胎とは、胎盤を構成する絨毛が2mm以上に膨らみ、白いブドウの房のようになってしまう病気で、奇胎自体は悪い病気ではないのですが、絨毛がんが発症しやすくなるため注意が必要な病気です。


今回は、そんな胞状奇胎と絨毛がんについて書いていきます。

スポンサーリンク


胞状奇胎

378774d9283b1cf95513b8b5fdd66f2f_s

胞状奇胎には、絨毛の全部が奇胎化した全胞状奇胎、部分的に奇胎化した部分胞状奇胎、奇胎化した絨毛が子宮筋肉の中に侵入した侵入胞状奇胎があります。


胞状奇胎は、絨毛がんが発症しやすくなりますので治療後は、しっかりとした管理が必要となる病気です。

原因

胞状奇胎の原因は受精卵の異常で、40歳以上の高齢妊娠や、20歳以下の若年妊娠などが発症率を高くすると言われています。

症状

症状としては、妊娠の初期の段階で、子宮出血、強いつわり、妊娠週に比べて大きい子宮などがあります。

hcgと言う数値が正常の妊娠よりも高くなる傾向にあります。

治療

治療法としては、子宮の内容物を除去する手術を約1週間ほどの間隔で2回行うのが一般的で、場合によっては子宮を摘出することもあります。


術後は、絨毛がんの発症が無いように注意する必要があり、侵入奇胎の場合は、抗がん剤による化学療法が用いられます。

hcg

胞状奇胎自体は予防できない病気ですが、早期発見することは出来ますので定期的な観察や管理が大切です。

治療後は、hcgが検出されなくなり、正常な月経周期を6ヵ月~1年間確認できれば新たな妊娠をしても問題ないとされています。

スポンサーリンク


絨毛がん

絨毛がんは妊娠に関する妊娠性絨毛がんが多く、妊娠によって形成する胎盤を作る絨毛細胞が、妊娠終了後も体に存在して、それが悪性に変化したものです。


また、非妊娠性絨毛がんもあり、女性の卵巣や男性の精巣、全縦隔に発生するものや、肺がんなどの分化異常によって発生したりします。

症状

症状としては、子宮からの不正出血です。(妊娠が終了してからも、出血が続く場合や、月経以外の出血が続く場合は注意が必要です)


絨毛がんは発症原因がはっきりしていない部分が多いので予防は困難であると言えます。

治療

絨毛がんは、早期の段階から血液中にがんが侵入して、血液に乗って他の臓器に転移することが多いので、治療は全身的治療である、化学療法が中心となります。


治療後も、経過を慎重に観察する必要がある、恐ろしい病気です。

まとめ

いかがでしたでしょうか??今回は胞状奇胎と絨毛がんについて書いてみました。どちらの病気も予防が難しく大変恐ろしい病気です。


特に妊娠した際に発症しやすい病気ですので、妊娠時には注意して症状に該当することはないか見ておく必要があります。


少しでも異常を感じた場合は、すぐに病院に行くようにして下さい!!

スポンサーリンク



<女性の症状に関する記事>:
関連記事:下腹部に違和感がある女性が注意したいこと!原因を解説!

関連記事:血尿と痛みがある女性がチェックしたい原因となる病気!

関連記事:体がだるい・眠い・最近疲れやすい女性特有の原因6つ!!

関連記事:妊娠以外で生理の遅れ・こない原因は?病気の可能性もある!

関連記事:女性の下腹部の痛み!鈍痛や腰痛が続くのは排卵以外の原因も!

関連記事:着床出血は生理みたいだが時期や色・量などを理解しよう!

関連記事:女性で微熱が続く原因は?ただの風邪ではないかも!

関連記事:生理後のチクチク続く下腹部痛や腰痛の原因は?

関連記事:妊娠検査薬はいつから使うと確実?フライングしたら不正確!?

関連記事:女性の貧血やめまいの症状や原因は?対処法や改善方法は?

関連記事:男性も理解しておいて!女性が貧血になりやすい原因や対処法!

関連記事:痩せすぎの女性は気をつけて!子供が病気になるリスクが高い?

関連記事:授乳中に頭痛薬や湿布を服用・使用しても大丈夫?子供への影響は?

このページの先頭へ