鼻の奥の違和感の原因は?ただの風邪や鼻炎だけではない!

鼻の奥の違和感の原因は?ただの風邪や鼻炎だけではない!

鼻の奥の違和感


鼻の奥に違和感がある事がないですか??


何か異物が入っているような感じや、鼻が詰まって息苦しい感じ。いつもジュクジュクしていたり鼻水が常に出ていたりと。

気になって、不快で憂鬱な気分になってしまいますし、仕事や勉強に支障が出てしまいます。

鼻水イコール風邪・鼻炎と判断してしまいがちですが、そこには以外な病気が隠れている事もあります。

今回の記事では、風邪や鼻炎以外にどんな原因があるのかを見ていきます。


鼻の奥という場所は、近くに耳、喉、目があり、鼻の奥に違和感があるのは 鼻以外にも耳、喉、目に病気が潜んでいる可能性もあります。

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鼻に原因がある病気

まずは鼻に原因があると考えられる疾患を幾つか見ていきます。

鼻茸(はなたけ)

鼻の奥の違和感


鼻の中に出来るポリープです。鼻の奥の粘膜が腫れていて垂れ下がっているような違和感があります。

ポリープが大きくなると鼻腔や喉をふさいでしまい鼻つまりや鼻水が出たり、頭痛もする事があります。

この鼻茸はアレルギー性の要素が強いと考えられます。

ドライノーズ

鼻が乾燥した状態です。鼻の粘膜は鼻から吸った空気に水分を与えます。しかし、冬などの乾燥した時期には その機能がうまく働かなく乾燥してしまうのです。

後鼻漏

鼻と喉はつながっているので、鼻水が大量に出たときに喉に流れ落ちてしまい それが原因で痰が絡んだり、ひどい咳が出たりします。

後鼻漏は常に大量の鼻水が喉に流れていくので 鼻水をかんでも出続けます。

上咽頭炎

こちらは、鼻に加え喉にも原因があります。

鼻と喉の間に炎症が起きて、鼻と喉の間に何か塊のようなものが張り付いたような感じがあったり、鼻から痰が出たりもします。鼻の奥が痛くもなります。

副鼻腔炎

副鼻腔炎には急性と慢性があります。

副鼻腔炎急性の症状ですが 風邪の症状が出た後、細菌感染が原因で膿のような鼻水が出ます。

鼻血や血のかたまりが出る事もあります。

痛みは炎症している場所によって異なりますが、頬、目の内側、おでこまでも痛くなることがあります。

慢性副鼻腔炎とは、いわゆる蓄膿症です。症状は 急性副鼻腔炎が慢性化したもので 急性のような強い痛みはありません。

しかし、常に鼻の奥に膿が溜まった状態が続くと 鼻が臭くなります。蓄膿症の特徴です。

鼻に異物が入っていた

鼻に異物が入っていて 取れた後も、しばらく違和感があります。

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目の奥や頭痛に原因がある病気

鼻の奥の違和感


鼻と目は部位が近いので、鼻に原因が無い場合は目に原因があることも考えられます。

目に原因がある場合に考えられることは

眼精疲労

最近はパソコンやスマホの利用率も高く、長時間見ている事で目の疲れや、目の奥の痛みが続く事があります。

VDT症候群ともよばれています。 

目は鼻の奥の近くですので鼻に原因があり違和感あると勘違いしがちなのです。



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群発頭痛

数少ないのですが、朝起きたときに激しい頭痛が起きます。

目の奥や、鼻の奥に激しい痛みを感じて、その痛みで起きてしまうほどです。頭痛の時に鼻水や涙が一緒に出ることが特徴です。

耳に原因がある病気

鼻の奥の違和感


目と同様に耳が原因である場合もあります。

耳に原因があると考えられることは

耳管機能異常

中耳腔と上咽頭をつないでいる耳管がうまく働かなくなってしまうのが原因です。

耳管狭窄症や耳管開放症といった、耳管が開いたり閉じたりする事が出来なくなる病気です。

副鼻腔炎や後鼻漏の悪化により、腫瘍ができ、その腫瘍に圧迫されることもあります。

喉に原因がある病気

喉に異物感があるのですが、鼻の奥に近いため、鼻の異常かと思いがちです。

胸苦しさや胸焼けがします。逆流性食道炎の可能性もあります。


<喉の症状に関してはこちらに詳しく書いています↓↓>
関連記事:喉の奥がつかえる感じがする!その違和感の原因はコレ!

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まとめ

鼻の奥の粘膜は通常、湿っているもので、非常に敏感です。

暖かい場所から寒い場所に移動して、冷たい空気に触れただけでもツーンとした刺激を感じます。

私達が日頃、自分で気を付ける事といえば乾燥しないようにマスクをしたり加湿器を上手に利用したりする事です。

そして 鼻をかみすぎたり、力を入れすぎて花をかんだりすることも要注意です。これらは粘膜を傷つけてしまいます。

鼻に違和感がある時は 風邪や鼻炎だと軽く判断しないで、症状が長く続く場合や、痛みなどが伴う場合は、早めに病院に行き医師に診察してもらいましょう。


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