デパスの依存のなりやすさ!服薬期間はなるべく短くしよう!

デパスの依存のなりやすさ!服薬期間はなるべく短くしよう!

薬箱


抗不安薬として有名なデパス、耳にされた方も多いかと思います。

抗不安薬は安定剤や精神安定剤ともよばれます。その名の通り、不安な気分を除去してくれるお薬です。

しかし、このデパスは薬効が強い反面いろいろな問題(副作用など)もあることは事実です。

今回の記事では、デパスの依存性について中心に書いていきます。

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デパスとは

まずは、デパスというお薬をおさらいしておきましょう。

デパスはベンゾジアゼピン系のお薬です。

患者さんの不安を取り除き、筋肉の緊張をほぐしてくれます。結果、リラックスした気分に浸れます。

さらにこのリラックス効果がとても強い薬です。医師からも処方されることが多い薬です。

デパスのメリット・デメリット

メリット、デメリットを見ていきましょう。

<メリット>

  • 不安をしっかりと取り除いてくれる。
  • 身体をリラックスさせてくれて、また肩こりの除去にも役立つ。
  • 催眠作用も多少あるため眠りやすくしてくれる。
<デメリット>

  • 薬の効き目が強く、効いている時間が短いため依存になりやすい。
  • 筋肉をほぐす効果や催眠効果のため、ふらつき、転倒に結びつくケースがある。
つまり、効果は高いが副作用に要注意ということになります。

関連記事:デパスは認知症のリスクがある?長期服用の注意点!

デパスの依存性

さて、タイトルでもあげています本題である、依存性について書いていきます。

これだけ薬効が高いと少し大げさな表現ですが、「もうデパスなしでは生きられない!」となってしまう可能性が高いです。

つまり、依存する可能性が高いということです。


依存とはお薬に頼り切ってしまい、いつまでたっても服薬をやめられない状態のことです。


依存の生じやすさは、
  • 薬効が強いほど生じやすい
  • お薬が効いている時間が短いほど生じやすい
  • 服薬期間が長いほど生じやすい
  • 服薬量が多いほど生じやすい
です。

薬効が強いと効いているという自覚も強くなり、依存しやすくなります。

お薬が効いている時間が短いと服薬回数が増えますので、これにより依存になりやすいです。

服薬量や期間が長ければ長いほど体がお薬に慣れてしますので、依存になりやすいです。

デパスの効き目時間は短く、また30日間という処方ができるため長期の服薬が可能となります。ゆえにデパスの依存性は高目と考えられます。


関連記事:デパスは認知症のリスクがある?長期服用の注意点!


デパスの離脱症状

体温計・錠剤


デパスの服用を急にやめると以下のような。離脱症状が現れる可能性があります。
  • ・全身の震え
  • ・体力低下
  • ・食欲不振
  • ・不安や不眠が再発する
この状態では、日常生活に使用をきたす可能性もあります。

かといって、このままデパスを服用し続けるにも抵抗がある・・・・

では離脱する方法が何とかないものなのでしょうか?

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デパスの離脱方法

依存になりやすい服薬条件は上記に述べたとおりです。

では、依存になりにくい服薬条件はといいますと、すべて逆の条件といえます。

つまり、
  1. 効果が弱いお薬を選ぶ
  2. 効いている時間が長いお薬を選ぶ
  3. 服薬期間をなるべく短くなるようにする
  4. 服薬量をなるべく少なくなるようにする

です。

詳しく以下に説明します。デパスの離脱にも活用してください。

1、効果が弱いお薬を選ぶ
薬草


お薬は極力弱いものを選ぶのが安全上、大切です。

ただ、不安強度に対してお薬がその不安を完全に除去できないのであればいつまでも苦しいですし、病気も治りません。

デパスは過剰なほど強い効き目がある薬ですといっても過言ではありません。いきなりデパスを選択するのではなくて、不安の強度にあったお薬を選びましょう。

2、効いている時間が長いお薬を選ぶ
すぐ効くお薬は、すぐ効かなくなります。

ゆえに依存しやすくなります。

じわじわ効いていき、ゆっくりと身体を抜けるお薬を選択しましょう。

3、服薬期間をなるべく短くなるようにする
抗不安薬は、いつまでも、だらだら飲み続けてはいけません。

長期間服用すれば依存が生成される可能性は高くなります。


ここで認識しておいてほしいことは抗不安薬はずっと飲むものではありません。症状がつらい時に服用する一時的なお薬です。

症状が幾分改善されてきたら医師と定期的に減薬はできないか?と検討してみてください。

なんとなく、やめるのも不安だから、という飲みかたは決してしないでください。

4、服薬量をなるべく少なくなるようにする
強い不安感があるとついつい沢山、薬を飲んで不安を取り除きたいという気持ちになります。

しかし、量が多くなればそれだけ依存しやすくなります。

服薬量は必ず医師が指定した量を守ってください。

勝手に自己の判断で二倍飲んだり三倍飲んだりしないでください。

それだけ依存が形成されます。

症状が幾分改善されてきたら医師と定期的に減薬はできないか?と検討してみてください。

関連記事:デパスは認知症のリスクがある?長期服用の注意点!

まとめ

いかがでしたか?デパスは依存性が高いです。

ただ、薬全般に言えることですが依存を過剰には怖がらないでください。

医師の指示通りに服用すれば依存は回避できます。

不安が極端に強い時はデパスも有効なお薬といえます。

医師の指示に従わず慢性的に服用するので依存が形成されます。かならず医師の指示に従い服用するようにましょう。

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