横になると動悸がする原因は?ストレス以外でも注意!

横になると動悸がする原因は?ストレス以外でも注意!

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普段、日常生活を送っている中ではそれ程気にならなかったが、横になると何故か動悸がしたり、息苦しい感じがする事があるかもしれません。


この様な時は、自分の体についた脂肪によって息苦しくなっていることがあります。

例えば首・顎の周りの脂肪が気管を押していたり、お腹や胸の上の肉が横隔膜・肺のうごきの邪魔をしていたりということが多いです。

妊娠末期も同じ理由で仰向けに寝ようとすると息苦しくなることがあります。


上にあげたような事が原因の場合はそれ程心配する必要は無いかと思いますが、心配が必要なケースもありますので、以下に解説していきたいと思います。

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呼吸器系が原因


肺に水がたまっている

横になると肺の底部に溜まっていた、水が上に上がってくるので苦しくなります。

また、足や腕のむくみなども放置していると悪化して、心不全になることもあるので、早めに医師に診てもらうことをおすすめします。

気管支喘息

起座位といって、横にならずに体を起こしていると楽になるのが特徴です。

よく夜になって、布団に入ると咳がでて止まらないことがありますが、

これは、副交感神経が優位になるので、気管支が収縮し気道が狭まり、咳が出やすくなるため、夜間の発作が多く起きます。



関連記事:軽い咳が続く原因は?2つの重篤な病気を徹底解説!

心臓疾患系の原因

心不全

心臓から全身に血液を送る機能が低下し、胸が圧迫され動悸が引き起こります。

横になって息苦しさを感じるのは心不全の中でも重症であるので、至急、病院に行く事をおすすめします

急性左心不全

全身へ血液を送り出すポンプの働きをする左心室の機能低下です。

風邪、過労、ストレスが引き金になって発症することが良くあり、突然死の原因ともなり得ます。

心筋症

心臓が膨らんだ状態になったり、壁の部分などが厚くったりして正常な心臓の機能が保てなくなる病気です。

心筋炎

心臓の筋肉が炎症を起こす病気です。

風邪や細菌、薬の副作用によっても心筋炎を発症する事がありあます。

副作用が出やすい薬は、消炎鎮痛薬、向精神薬、利尿薬、降圧薬、抗がん薬、抗菌薬、抗結核薬、糖尿病治療薬など幅広いです。



関連記事:胸の圧迫感と息苦しい感じが続く!原因を解説!

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内臓系が原因

逆流性食道炎

ふつうは胃の入り口(噴門括約筋)によって閉まっており、中の胃液は食道に戻ることがないのですが、この筋肉が緩むことによって食道に炎症が起き、胸やけやのどの痛みが起きることあります。

横になると、逆流が起きやすくなります。



関連記事:横になるとお腹が痛い症状の原因は?気になる病気を解説!

急性膵炎

本来、食物を消化するはずの膵液が、膵臓自体を溶かしてしまう重篤な病気です。

死にもつながる恐ろしい病気で、アルコールの過剰摂取が影響するといわれます。

十二指腸潰瘍

空腹時に痛みが増しますので、ちょうど眠りにつく頃症状が出やすいといえます。

(反対に、胃潰瘍は満腹時に痛みが出るので区別ができます)



関連記事:ゲップがたくさん出る原因は?吐き気もある場合は病気なの?

耳の病気

良性発作性頭位めまい症

「めまい」や「吐き気」が起きる耳の病気です。

「起きようとしたとき」「寝ようとして横になった時」「寝返りを打った時」に症状が起きます。

内耳の耳石が剥がれ落ちて、頭を動かした時に耳石が三半器官の中に入り込んで動くようになるためです。

メニエール病

目が回って、とても立ってはいられない、横になっても天井がぐるぐる回る、回転性めまいと難聴、耳鳴りが特徴です。

内耳の病気で、何度も繰り返していると、難聴が治らなくなるので耳鼻科の診察を受けることが必要です。

発作時は、耳鳴りのする側を上にして、刺激ないように静かに横になることで症状が少し楽にはなります。



関連記事:寝てる時に耳鳴りが起こる原因は?注意したい病気3つを解説!

前庭神経炎

回転性の非常に強いめまい、浮遊性のめまいが突然起きる病気ですが、難聴、耳鳴りなどは伴いません。

吐き気、嘔吐を伴い、入院することが必要となることもあります。

安静を第一に、横になっていることが必要です。



関連記事:横になるとめまいや吐き気がする!ぐるぐる回る症状を解説

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その他原因


自律神経失調症

就寝時と起床時は、交感神経と副交感神経が入れ替わる時間です。

本来、交感神経から副交感神経に入れ替わらなければならない時間帯に、ストレス、更年期障害などで上手くスイッチが入れ替わらないと、

血管が収縮して脈が速くなり動悸が激しくなったり、他にも頭痛、手足のしびれ、全身倦怠感などがおきたりするなどがあります。



関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!

バセドウ病

自己免疫疾患です。

寝付きが悪い、不眠という症状があります。

甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、新陳代謝が活発になりすぎることで発症します。

動悸、体の疲れやすさ、微熱など様々な症状が起こります。

精神的なストレス

疲労が溜まり、ストレス反応によって過呼吸や息苦しさが出ることがあります。



関連記事:息が吸えない感じの症状!原因は心の病気?動悸やめまいもする!

まとめ

横になることで、起きているときとは体が違った状態になることは確かです。

その事がきっかけで様々な症状が引き起こされることがあります。今回は動悸・息苦しさについて解説しました。

この記事では取り上げていない原因や病気の可能性も十分にあり得ます。

時には命にかかわる場合もありますから、早期に医師に診ていただくことが必要だと思います。



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