子供の熱性けいれんに対処する方法は?てんかんとは違うの?
子供(赤ちゃん)が発熱とともにけいれんを発作を起こしている場合は、熱性けいれんの可能性があります。
子供の10~20人に一人の割合で男女ともに見られる病気で、遺伝的な要因が関係して起こるとされています。
今回はそんな熱性けいれんについて、症状やてんかんとの違いについて書いていきます。参考にしてみて下さい。
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起こしやすい年齢
熱性けいれんを起こしやすい年齢は、生後6ヵ月ごろから6歳ぐらいまでの子供、特に1~2歳くらいの子供に多発します。症状
気になる症状ですが、38度以上の熱を出した時(特に急に発熱した時)に起こることが多く、左右の手足や顔面を激しくぴくつかせ、発作の際には意識がなくなり、眼球が上を向くこともあります。数分で収まる事が多いのですが、一度発作を起こすと繰り返し発作を起こすことがあります。
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対応は?
子供が熱性けいれんの発作を起こした場合、まずは周りの者が落ち着くことが大切です。そして、けいれんがおこている時や意識がはっきりしない場合は、顔を横に向けて、嘔吐物が気道に入らないようにようにして様子をみます。(たいていの場合は数分で収まります)
口の中に指や物を入れる必要はありません、逆に口の中を傷つけたり、呼吸状態を悪くするだけとなります。
そして、なかなかけいれんが治まらないときは、速やかに医師の手当てを受けるようにして下さい!!この際に発作を起こした時間や熱などをメモに取っておくと良いです。
てんかんとの違い
てんかんは脳の機能障害によって、けいれんや意識障害などの発作を起こす病気で、熱性けいれんとの違いとしては、てんかんの場合は熱が無くても起こることです。発作を起こした時の症状が似ているので、見分けるのは難しいのですが熱があるかどうかを一つの判断基準としてみて下さい。
発熱を伴ないけいれんを起こした場合は熱性けいれん、熱はないがけいれんを起こした場合はてんかんの可能性を疑って下さい。
いずれにしても、一度病院にいて検査をしっかりと受けておかなくてはなりません。
まとめ
今回は、熱性けいれんについて書いてみました。熱性けいれんは6ヶ月~6歳ぐらいまでの子供に起こる症状で、てんかんと似た症状・発作を起こします。てんかんとの大きな違いは、熱を出しているかです。
もしも、子供が熱性けいれんと思われる発作を起こした場合は周りの大人は焦らずに冷静な対応を取ることが肝心です。
対応の項目でも書きましたが、指や物を口に入れることはせずに様子をみて、けいれんが治まらない時には速やかに医師の処置を受けて下さい!!
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