首のコリと吐き気は関係ある?似た症状が出る病気もある?

首のコリと吐き気は関係ある?似た症状が出る病気もある?

首コリ


最近、肩こりに加えて「首こり」というものをよく耳にするようになりました。

また、吐き気との関係もあるということで気になっていらっしゃる方も多いでしょう。

そこでこの記事では首こりと吐き気の関係、そして吐き気を催すその他の病気について解説していきます。

首のコリの原因

首のコリは筋肉が凝り固まってしまうことで発生します。

特に近年はパソコンやスマートフォンの普及によって前傾姿勢を取るシーンが増えていることから首のコリを抱えている人が増加してきていると言われています。

これらの電子機器を操作しているときに私たちは無意識のうちに背中を丸め、その分首を後ろにそらすような姿勢を取っています。

この姿勢は首の筋肉に大きな負担をかけてしまうのです。

仕事などでこのような姿勢を長時間続けてしまうと、筋肉は収縮した状態を何時間もキープし続けねばならず、これがコリの直接的な原因となります。

最近では携帯用ゲーム機も広く楽しまれていることから小さい子どもにも同じような現象が起こりやすい状況であるといえるでしょう。

コリが激しいと吐き気を催す理由

肩こりと同様に、首のコリも吐き気や頭痛をきたすことが多いです。

まずは吐き気について見ていきますが、コリによって吐き気が起こる原因としては、「血流の低下」が挙げられます。

筋肉が硬くなってしまうと脳への血流が低下してしまい、嘔吐中枢が刺激されて吐き気を催します。

スポンサーリンク


首のコリと頭痛

コリと頭痛の関係は首こりも肩こりも同じようなもので、吐き気と同様血流の低下が原因となります。

メカニズムも同様で筋肉の凝り固まりが引き金となっています。

このような筋肉の緊張が原因となっている頭痛のことを「筋緊張型頭痛」といいます。

この頭痛は30分~7日間持続し、圧迫ないし締め付けられるような頭痛が起こります。

また、日常的な動作によって悪化しないのが特徴です。

筋緊張型頭痛は一次性(他の病気が引き起こしているものではない)の頭痛の中では最も多いと言われており、片頭痛と並んで頻度の高い頭痛です。

この2つは似ていますが、先ほどの「日常動作で悪化しない」というのが見分ける1つのポイントです。

また、片頭痛は脈を打つように痛むというのが特徴的で、さらに入浴によって悪化します。

スポンサーリンク


吐き気をきたす病気

さて、首のコリが吐き気などの症状をきたすことは分かっていただけたかと思いますが、吐き気を催す疾患は他にもたくさんあります。

列挙していくと「急性胃炎」、「胃十二指腸潰瘍」、「腹膜炎」、「虫垂炎(盲腸)」、「腸閉塞」、「脳腫瘍」などがあります。それぞれを簡単に解説していきましょう。

急性胃炎

食べ過ぎや飲み過ぎ、ピロリ菌の感染などで胃の粘膜がただれ、みぞおちのあたりが痛むというものです。

痛みの他に吐き気や下痢を伴い、ひどい場合には嘔吐や吐血を起こすこともあります。

通常、安静にしていると数日間で症状は治まっていきます。

胃十二指腸潰瘍

ピロリ菌やNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などが原因となり、胃酸が胃や十二指腸の粘膜を侵して欠損させてしまう疾患です。

薬剤が原因となる場合には担当の医師に相談することで胃酸の分泌を抑える薬や粘膜の保護成分を増加させる薬を処方してもらえる(もしくははじめから併用している)ので、申告するとよいでしょう。

腹膜炎

腹膜というのは内蔵を包んでいる膜のことで、腹膜に炎症が起こると腹膜炎となります。

虫垂炎や胃十二指腸潰瘍、胃癌などによって消化管に穴があいたり、腸閉塞による組織の壊死が原因となります(癌によるものを特に「癌性腹膜炎」)。

虫垂炎

よく「盲腸」と言われている疾患ですが、正しくは虫垂炎と言います。

虫垂炎というとお腹の右側が痛むというイメージがありますが、発症早期にはみぞおちや臍の周りが痛み、経過とともに右下腹部に移動していきます。

また、おへそと右上前腸骨棘(脇腹の骨の出っ張り。よく腰骨と呼ばれています)を結んだ線分上で、右上前腸骨棘から5センチの所を押すと痛むことからこの点を「マックバーニーの圧痛点」と呼びます。

腸閉塞

「イレウス」とも呼ばれます。

何らかの原因によって腸が詰まってしまうことで腸に便やガスが溜まり、腹痛やお腹の張り、吐き気などの症状が見られます。

脳腫瘍

脳には「嘔吐中枢」という部分が存在し、これが圧迫されると嘔吐を起こしてしまいます。

脳は周囲を頭蓋骨で囲まれており、脳腫瘍という体積のある構造物ができてしまうと頭蓋骨の中の圧力が高まってしまいます。

このことを頭蓋内圧亢進といい、嘔吐の原因となります。

また、嘔吐中枢の近く(脳幹部や小脳)に腫瘍ができると嘔吐中枢を直接刺激してしまい吐き気や嘔吐をきたします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

首のコリと吐き気の関係と、吐き気をきたす疾患について解説しました。

コリが吐き気の原因となっているのであれば良いですが、その他の疾患の中には命に関わるようなものもあるので、早めに病院を受診しましょう。

スポンサーリンク

このページの先頭へ