まばたきの回数が多いのは病気?パチパチしてる原因は?

まばたきの回数が多いのは病気?パチパチしてる原因は?

目


まばたきは基本的に1分間で15~20回くらいと言われています。

数字にしてみてみると意外と多いと感じます。

しかし、集中して物事を見ているときなどはこれよりも少なくなっています。

まばたきは目の表面に涙を行き渡らせるという重要な役割をしており、まばたきの回数が多くなるということは、目が乾燥してしまっているということを意味します。


単純に物を集中して見ていて、まばたきの回数が減ってしまったことで、その後にまばたきの回数が増えるのは問題ありませんが、何もしていないのにまばたきの回数が異常に多いという場合には何かの病気である可能性もあります。

また、そこには視力が悪いことも関係しているかもしれません。

そこでここでは、まばたきの回数が増えてしまう原因について紹介していきたいと思います。

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コンタクトレンズ装用

現代ではスマートフォンやパソコンの普及に伴って、長時間手元を見る機会が増えています。

そのため、眼鏡やコンタクトレンズを利用する人が増加しています。


眼鏡は目に直接触れない分、耳などは痛くなったりしますが目自体への影響はそれほどありません。

しかし、コンタクトレンズは目に直接触れているので様々な弊害が出てきます。

その中の一つに「目が乾く」というものがあります。

というのもコンタクトレンズは分泌された涙を少し吸収したり、涙によって浮いたりしています。


このおかげで、目から落ちずにいるわけですが、そのせいで涙の状態がおかしくなってしまい、ドライアイのような症状を呈する人が少なからずいるようです。


その他にも、目は空気中から酸素をもらっているため、コンタクトレンズを長時間つけていると酸素の取り込みがブロックされてしまい、目には悪いと言われています(最近の商品はこの点はかなり改善されているようです)。


もちろん、眼科で言われた時間を守っている分にはそのようなことはあまりないと思われますが、コンタクトレンズを着けたまま眠ってしまったり、早朝から深夜までずっと着けているとなると障害が現れてくるでしょう。

そのため、帰宅したらすぐに眼鏡に変えるなどの対策を取ることが重要です。

思い出してみると、眼科でコンタクトレンズを着けている医者はあまり見かけないですよね。

目のエキスパートがコンタクトレンズではなく、眼鏡を選んでいるのは色々な不具合があるからだ考えることもできます。


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シェーグレン症候群

あまり聞き慣れない病気だと思います。

これは中年女性に好発する自己免疫疾患です。

自己免疫疾患と分類される病気はたくさんありますが、共通しているのは自分の組織に対する免疫反応が起こってしまっているということです。


本来、免疫は細菌やウイルスなどを攻撃し、自分自身は攻撃しないようにできています。

このことを「免疫寛容」といいますが、自己免疫疾患では自分の組織に対する抗体(自己抗体)ができてしまったり、白血球が自分の細胞を攻撃するようになったりしてしまいます。

シェーグレン症候群では涙腺や唾液腺に対する自己抗体ができ、涙や唾液の分泌を阻害してしまいます。

そのため、ドライアイやドライマウスといった症状を呈してきます。

つまり、目が乾きやすくなったり、口の中が乾燥してしまったりします。

また、シェーグレン症候群は他の疾患を合併していることもあるので、心当たりのある方は一度医療機関を受診することをおすすめします。


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スティーブンス・ジョンソン症候群

これも馴染みがないと思います。

本疾患は「粘膜皮膚症候群」とも呼ばれ、その名の通り皮膚や粘膜に急激な炎症が起こる疾患です。

発症の要因としては薬剤の使用やウイルスの感染が想定されており、NSIADs(非ステロイド性抗炎症薬)、抗菌薬などの使用が原因となることが多いようです。

症状としては皮膚に発疹が出て、赤みを帯びたり(紅斑)、水ぶくれ(水疱)ができてきます。

また、口の中や肛門などにびらん(皮膚の部分的な欠損)ができることもあり、目には結膜炎などの炎症が起こってきます。

この疾患は重症化することがあり、多臓器不全や敗血症といった状態になってしまうと死に至ることもあります。

ただ、そこまでになってしまうのは全体の約3%程度で、その他は涙の分泌が軽度低下しているのみにとどまるといった軽症のものから、失明や呼吸器障害といった重篤な後遺症を残してしまうケースもあります。


いずれにしても早期発見と早期治療が重要ですので、目の症状だけでなく皮膚にも異常がある場合には速やかに医療機関を受診したほうが良いでしょう。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

まばたきが多いということから考えられる疾患を3つ紹介しました。

後半の2つは予防が難しいですが、コンタクトレンズによる障害はコンタクトレンズの適切な使用によって発症を遅らせる、あるいは症状を軽減することができるので、積極的な対策を行うようにしましょう。

それが面倒だと感じる場合には、思い切って眼鏡にしてしまうのも良いでしょう。


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