目に出来たイボみたいなものが痛い!不快なできものの正体は?
朝起きると目に違和感があると思い鏡を見たら、目にイボみたいなものが出来ていたという経験をしたことのある人は多いです。
このイボは、痛みがある場合もあれば痛みが無い場合もあります。
しばらく様子見をしていたら自然になくなるのでは?と思いそのまま様子見をしていても良くならず痛みなどが増してくるかもしれません。
蕁麻疹やアレルギー反応なども考えられますが、イボの様な物が確認できる場合はそれらとは少し違う疾患の可能性があります。
この記事では、目にイボが出来る原因の中でも代表的な3つの疾患を解説していきます。
目次
ものもらい
ものもらいとは、地域によって様々な言い方があります。「目イボ」と呼ぶ地域や「めばちこ」と呼ぶ地域もあります。
地域によって言い方は様々ですがどれも同じものを指します。
ものもらいは、目のまぶたに痒みや痛みを伴って赤く腫れあがるものを指します。
目は非常に繊細な部分です。少し小さなゴミが目に入っただけでも、目に強烈な痛みを生じさせたり、違和感を感じたり、時には失明する恐れもあります。
ものもらいになる原因
目の表面は分泌液で守られています。この分泌液を出すために、まぶたには小さな穴があります。この小さな穴が詰まったり、菌が侵入して炎症を引き起こすことでものもらいになると言われています。
痛みが生じるものもらい
痛みが生じるのは、目を守るための分泌物が出る穴に菌が侵入して炎症を引き起こしている場合です。目にイボ(ニキビ)のような物ができて、それが赤く腫れあがり痛みを伴います。
瞬きするだけでも痛むこともあります。
菌が原因ですので目を触った手で誰かに触れたりすると人に移る恐れがありますので注意しましょう。
痛みが生じないものもらい
痛みが生じないのは、目を守るための分泌物が出る穴に、分泌液自体がが詰まってしまう場合です。痛みを生じることはあまりなく、目に違和感を生じさせたり目が充血したりします。
痛みや痒みなどの症状はないため放置しがちです。
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ものもらいの治療法
眼科を受診して目の状態を検査します。菌などの侵入により炎症を引き起こしている場合は、菌を殺し炎症を鎮めなければなりません。
そのため点眼薬による治療が行われます。
抗生剤を含む点眼薬や、腫れや炎症を抑えるための塗り薬などがあります。
感染防止や症状悪化を防ぐために眼帯をすることが必要となる場合もあります。
眼帯をした状態で、片目しか見えていない場合だと遠近感が分かりにくかったりするため、自動車の運転や一人で出歩くことは控えましょう。
自分でできる対処法としは、コンタクトレンズを使用している人はしばらく使用は避け眼鏡にしましょう。
女性であれば、目元のメイクなどは避け目をできるだけ触らないように心掛けましょう。
油の多い偏った食事や、過度なストレスが原因でものもらいになると言われていますので、生活習慣の改善を心がけストレスをしっかり解消し、しっかり休息を取るようにしましょう。
関連記事:瞬きをすると目が痛い原因は?注意したい5個の病気を解説!
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良性腫瘍
目に出来るできものには、腫瘍もあります。良性腫瘍には様々な種類があります。眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)
眼の周囲にある皮膚に脂肪がたまってしまい、それができもののようになります。黄色っぽい色が特徴的で、少し平べったいイボです。
出来る原因は不明ですが、皮脂が多いことが原因ではないかと考えられてます。
乳頭腫(にゅうとうしゅ)
瞼にある角質が増えることで、小さなイボのようなものがいくつが出来るものです。ウイルス感染によるものが原因です。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
これは、主に加齢とともに症状を起こす形状が異なった腫瘍です。年配の人に多く見られます。
長年紫外線を浴び続けたことや、遺伝などが原因で皮膚の老化により症状が出てきます。
汗管腫(かんかんしゅ)
これは、男性よりも女性に多く見られます。瞼に小さなぶつぶつがたくさんできます。
ホルモンバランスの乱れや加齢が原因と言われており、閉経前後の女性に多く見られます。
良性腫瘍の治療法
自分で腫瘍が良性なのか悪性なのかを判断することは極めて難しく危険です。眼科に行けばしっかり検査してくれますので、すぐに眼科を受診しましょう。
そして、症状に合った適切な治療を行うようにしましょう。
自分でできることは、規則正しい生活習慣や食事、目やまぶたを清潔に保つことなどがあります。
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悪性腫瘍
目でも、悪性腫瘍があります。大きくわけて4つあります。基底細胞癌(きていさいぼうがん)
これは、悪性度は低いですが最も多い腫瘍です。紫外線や目への衝撃などによる外傷が主な原因です。
扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)
皮膚や目の角膜などの部分が癌になってしまった、悪性度が高い危険なものです。喫煙やアルコールなど、体に害となるような生活習慣を続けることが原因とされています。
脂腺癌(しせんがん)
まぶたにある皮脂線とよばれるところから発生する癌であり、危険度は高いです。紫外線を長年浴び続けた人が、加齢による免疫力の低下によって発症することがあります。
メルケル細胞癌
これは、メルケル細胞と呼ばれれる細胞が異常増殖することでできる、あまり例を見ない珍しい癌です。免疫力低下が原因だと言われていますが、メルケル細胞が異常に増殖する原因は、またはっきりとは解明されていません。
悪性腫瘍の治療法
眼科で、精密な検査が必要です。目にできる悪性腫瘍は、外科手術により摘出してもまた再発する可能性が高いです。
そのため、日頃から悪性腫瘍ができないように心掛けることが重要です。
規則正しい生活を送り、喫煙を避けアルコールを減らし紫外線対策をしっかりと行いましょう。
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まとめ
目はとても重要なものです。ものもらいであれば、それほど心配することはありませんが悪性腫瘍であれば危険な病気でその後の人生が大きく変わってきます。
目に違和感などがある場合は、あまり触らないようにしましょう(女性であれば目元のメイクも控えましょう)。
症状が続くようであれば自己判断をせずに病院へ行くようにしましょう。
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