目を打撲したら内出血して腫れる?絶対にやったらダメな対処法は?
球技を行っている方であれば、目にボールが当たったことのある方も多いと思います。
多くの場合はその瞬間は痛むものの、少したてば何事もなかったかのように痛みも引き以前と同じようにスポーツができます。
しかし、時に目が見えなくなるなどの重篤な後遺症を残すこともあります。
さらに、まれにですが目の打撲によって内出血を起こすこともあります。
しかも、対処を間違えてしまうと良くなるどころか症状を悪化させていまいかねません。
そこでこの記事では、目の打撲に対する対処法についてその理由も合わせて解説していきます。
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目の打撲の症状
目は非常に刺激に弱いイメージがありますが、野球をしていてボールが目の辺りに当たったと言っても眼球が傷ついているということは少ないです。眼球そのものよりも、その周りの組織にダメージが加わることで見え方に様々な症状が出てきます。
例えば、ものが二重になって見える複視というものや眼球周囲組織の炎症による眼球の運動障害、すなわち頭を動かさずに上を見ることができなかったり、電車などで流れていく風景を目で追っていくことができなくなったりします。
他にも眼球にダメージはないものの衝撃によって眼球が奥の方に落ち込んでしまったり、衝撃が強かった場合には目の周りの骨が折れてしまったりしていることもあります。
これらに伴い視力低下も見られます。
しかも、ここで挙げた症状は目立たないことも多いです。
そのため放置されてしまい、気づいた時には見え方が以前と大きく変わってしまっていることもあります。
ですので、目やその周りを強打したという場合にはすぐに眼科などを受診するようにしたほうが良いです。
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目の打撲による内出血
眼球への打撲によるダメージは少ないですが、ないわけではありません。やはり白目の部分での出血原因の大部分を占めるのは結膜炎といったアレルギー性疾患になります。
しかし、非常に強い衝撃を受けた場合、まれに眼球内出血を起こすことがあります。
さらに目だけではなく、まぶたやその周りも腫れてしまっている場合には骨折していることが考えられます。
骨折では早急に手術をして組織を元ある位置に戻してやらないと視力障害などが残ってしまいます。
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目の打撲の処置について
目をぶつけてしまった時には、腕や脚をぶつけて腫れてしまったときと同様に冷やすことが重要です。打撲が起こるとその周囲の組織は少なからず損傷しています。
壊れてしまった組織や細胞はいわばがれきのようなもので、そこに新しく組織が再生してくる邪魔になってしまいます。
そこで、我々の身体は損傷箇所に好中球という白血球の一種である細胞を一生懸命送り込みます。
好中球は掃除屋のようなはたらきをし、壊れた組織や細胞をどんどん食べていってくれます。
このような働きを貪食(どんしょく)作用といい、感染症でも見られます。
さて、白血球は血液の中を流れているということは多くの方がご存知のことと思います。
それでは、好中球をたくさん送り込むのにはどうしたらよいでしょうか。
答えは血管を拡げて一度に流れる血液量を増加させるのです。
この現象(炎症)にはたくさんの物質が関係していて非常にややこしいので、「組織損傷が起こるといろんな物質が出て血管が拡がる」と覚えておきましょう。
この血管拡張に関わる物質は同時に熱感(熱いという感覚)や痛みも引き起こしてきます。
すなわち、組織損傷を修復するメリットの反面、痛みが出てくるというデメリットがあります。
本来痛みは体に異常があることを知らせることで無理をしないようにする生物的なものなのですが、人間においては苦痛なだけです。
そこで、炎症を起こした直後は痛みを抑えるために意図的に血管を狭く(収縮)させればよいということになります。
その方法として最も簡単なのが「冷やす」という行為になります。
患部を冷やすことで血管はキュっと収縮し、流れる血液量が低下します。
ただし、冷やすときに冷感が足りないからと目に押し付けるようにしてはいけません。
見た目で腫れている場合はもちろんですが、先ほども書いたように障害が表に現れていない場合もあるためです。
また、眼球を冷やすのではなく目の周囲を冷やすようにすると効果的です。
さらに、冷やすことによって血管を収縮させることが重要なので、打撲を起こした直後数日は汗をかくような運動を避け、湯船に浸かるというのもNGです。
身体が温まってしまうことで患部への血流が増加してしまいます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。人間が外界から得ている情報の約7割は目から入ってきていると言われています。
それだけ重要な感覚器である目ですので、打撲や傷害を受けた場合には早急に対応する必要があります。
もちろんケガをしないような練習態度や環境づくりも非常に重要です。
今回ご紹介した対処法は、目の打撲だけでなく足をくじいたときなどにも有効なので、ぜひご参考になさってください。
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