女性の立ちくらみの原因は?予防する方法も気になる!
ふと立ち上がるとクラクラする、気が遠くなるような感覚に陥ることがあります。
立ちくらみが日常的に起きると、どこか悪いのかな?と不安に思います。
特に女性は様々な要因から立ちくらみが起きやすいとされます。
そこで、この記事では立ちくらみが起こる原因と改善方法をご紹介していきます。
目次
立ちくらみとは?
立ちくらみは、横になっていた、長時間座っていた後に立ち上がると、クラクラする状態になります。他にも、目の前が暗くなる、血の気が引くような感覚、気が遠くなるような症状が起きます。
これは、重力の影響、脳への酸素供給の低下、血圧低下の影響を受けて生じます。
何らかの原因で、上記のような状態に陥ることで立ちくらみが起こります。
原因については次の項で解説していきます。
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立ちくらみの原因
起立性低血圧
横になった状態、座った状態から立ち上がると、血圧が下がり、立ちくらみや気分不快、顔面蒼白などの症状が起こります。血圧は全身へ血液を送る時の力を表しています。
通常、立ち上がた際に重力で下半身の方に血液が流れますが、血圧が維持されていれば脳まで血液を送ることができます。
しかし、これが上手くできなくなると、貧血の状態に陥ってしまいます。
原因としては自律神経系の異常が考えられ、自律神経失調症やパーキンソン病などの病気でその症状がみられます。
心拍や血圧は自律神経によってコントロールされており、ここに不具合が生じることで血圧の低下が起こるとされます。
パーキンソン病は脳の大脳基底核の黒質という部分の変性による進行性の病気になります。
病気が進行する過程で自律神経症状が起こります。
自律神経失調症は精神的なストレスや疲労の蓄積が原因の一つにあります。
交感神経が優位な状態が続き、血管が収縮していることで血行不良を起こし、脳への血流が不足します。
これにより脳への酸素供給の低下や栄養が十分に送られなくなります。
貧血
鉄欠乏性貧血というものがあり、血液中の鉄分が不足することで貧血を起こします。酸素を全身へ供給してくれる赤血球やヘモグロビンは鉄分を栄養として作られています。
そのため、鉄分が不足すると血液の減少、全身へ酸素が回らなくなってしまいます。
貧血は、過剰なダイエット、運動不足、寝不足、疲労の蓄積などの生活や食事の乱れから起こることが多いです。
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特に女性は注意
立ちくらみは、男性と比較すると女性に多いとされています。女性は血圧が低い傾向にあり、全身へ血液を送り出す力が男性に比べて少ない特徴があります。
遺伝的に血圧が低いという場合もありますが、女性は体型を気にする方も多く無理なダイエットをした結果として血行不良を起こし貧血を起こしてしまうケースがあります。
ヘモグロビン値も男性に比べて低いというデータがあり、貧血を起こしやすいことが言えます。
血液検査におけるヘモグロビン値が男性は14g/dl、女性は12g/dlを下回ると貧血と判断されます。
さらに、生理による出血から血液量の低下、鉄分が不足しがちです。
また、ホルモンバランスの乱れから、ストレスが蓄積され自律神経系の働きにも影響が起こり、血行不良を起こしやすいなどの様々な問題があります。
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改善方法、予防法
動作はゆっくりと行う
日常生活において、急に立ち上がったり、起き上がらずにゆっくりと動き始めます。ゆっくり動くことで脳に血液を送る時間を確保し、症状を和らげます。
特に入浴時は体を洗った後に立ち上がる、湯船から上がる際に立ちくらみが生じやすくなるため注意しましょう。
また、高齢の方や立ちくらみの強い方は、動き出す時には何かに掴まって動きましょう。
食事で貧血予防
食事では鉄分とビタミンCの摂取を心がけましょう。先に記載した通り、鉄分は血液の栄養となります。
さらに、ビタミンCは鉄分の吸収率を上げる栄養素となります。
鉄分を多く含む食品には、レバー、しじみ、納豆、ほうれん草、卵黄などがあります。
ビタミンCを取り入れるには、ピーマン、ブロッコリー、キウイなどの食品を多く摂取すると良いでしょう。
適度な運動
下半身に流れた血液を全身に送るためには、筋肉の収縮力が必要です。運動不足により下半身の筋肉量が低下していると血液を送り出す力が弱まってしまいます。
ウォーキングなどを継続的に取り入れていくことをおすすめします。
また、水泳や水中でのウォーキングであれば、足腰の不調で体に負担をかけたくない場合も取り入れやすい方法であるため検討してみて下さい。
リラクゼーション
心身ともにリラックスさせ自律神経系の調子を整えることも重要となります。ストレスや疲労の軽減目的でリラクゼーションを図りましょう。
入浴やストレッチなどは効果が期待でき、読書など趣味活動を行うことも良いです。
また、疲労を感じているようであれば、十分な睡眠の確保、睡眠の質を高めることを意識してみましょう。
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おわりに
立ちくらみがなぜ起こるのか、原因と合わせて改善方法についてご紹介していきました。血圧のコントロールや栄養状態を意識することで症状の緩和が期待できます。
また、女性は生理、ホルモンバランスの影響から立ちくらみが起きやすくなります。
体の変化や特徴を意識することも重要となります。
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