産後うつの期間はいつからいつまで?男性もかかることも!?
赤ちゃんが生まれるてほっとするのもつかの間、今度は休みなく育児が始まります。子供の誕生は本当に素晴らしいことです。子供を育てるお母さんの役割はとても重要でかけがえのないことですね。
しかし、親としての責任や過度に頑張ることが「産後うつ」の発症を招いてしまうことがあります。産後のお母さんの身体は不安定です。実は心も不安定なので、無理は禁物です。
赤ちゃんと笑顔で向き合えるおおらかさを大切に。ここでは「産後うつ」を解説していきます。
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産後うつとは?
産後うつとは、出産してから3か月以内に発症する軽いうつの症状をさします。一般的には発症から数か月、または1年ほど続くとされています。症状としては、気分の落ち込み、不安感、倦怠感、睡眠障害、イライラ、食欲減退、胃腸の不快感、無気力感などが現れます。
重症化するとうつ病に進んでいきますので、長引くような場合は診療内科や精神科のお医者さんに相談しましょう。
産後うつの症状を挙げますので、当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。
●気分が落ち込む。
●倦怠感がある。
●イライラする。
●すぐ泣いてしまう。涙が出てくる。
●眠れない。
●自分を責めてしまう。
●物事に集中出来ない。
●前向きに考えられない。
●食欲がない。
●身だしなみなど気にしなくなった。
●好きな事に興味がなくなる。
●子供を可愛いと思えない。
●産まなきゃ良かったと思ってしまう。
●死にたいと思うことがある。
●母親失格だと思ってしまう。
以上、チェック項目を挙げました。項目のうち10個以上というのは一つの目安になりますので、症状が気になる、または辛くて思うように家事や育児に手がつかないなどの場合は早めに心療内科や精神科に相談することも必要です。
お母さんは、つい自分のことを後回しにしてしまいがちですから、ゆっくりと気持ちをおおらかに、自分を大切にするところから見つめてみましょう。
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産後うつになる原因とは?
産後すぐのお母さんの身体は、ホルモンバランスが乱れるために情緒不安定になります。産後の女性は心身ともに不安定で繊細、完全に安定するまでに少し時間がかかります。
妊娠中は女性ホルモン、エストロゲンとプロゲステロンが活発に分泌されていますが、出産後の女性の身体はこれらの女性ホルモンの分泌が減少します。
よってホルモンバランスが崩れるのです。そのような状態で、赤ちゃんのお世話が中心の生活のなかで、自分の思い通りに育児や家事などが進まないなどの様々な要因から産後うつが引き起こされると言われています。
赤ちゃんの世話と一言で言っても、赤ちゃんは24時間休みなく授乳やおむつ替え、夜泣き、ぐずりなど赤ちゃん中心にある生活は特殊と言っても良いでしょう。
生後間もなくはとくに家にこもりがち、赤ちゃんとの生活リズムに気抜きや気分転換などがないと徐々に気持ちも沈んで来てしまうのは仕方ありません。
とくに、出産直前まで働いていたような女性にとったら、今まで必要とされていた社会との繋がりが突然に断たれたように感じて孤立感などが強まることもあると思います。
また、赤ちゃんは思い通りにはいかないもの。マニュアル通りには絶対に行きませんから、完璧にこなそうとか一生懸命頑張るなどは子育てから一旦外すのも手かもしれません。
責任感の強い方が産後うつになりやすいとされていますから、少し気楽に手抜きするぐらいの気持ちでお世話にあたると良いですね。
そんな時こそ、家族や御主人の協力がとても大切になります。協力者は周囲に必ずいますから、自分一人ではないということを忘れないで欲しいと思います。
男性も産後うちに陥る!?対応は?
男性も「産後うつ」に陥ることがあるって知っていますか?男性は「父親になることへのプレッシャー」や「家族を支えなきゃいけないというプレッシャー」「慣れない育児のストレス」などが原因に産後うつを発症することがあります。女性はお腹の中で赤ちゃんを育てる時間が10カ月もあり、その間で母親になる心の準備が出来ますが、男性は赤ちゃんが生まれて初めて対面する我が子になかなか父親としての自覚や実感が湧きにくいようです。
母親も父親も完璧な親なんてどこにもいませんから、100%の出来を求めず、また気負いせず家族で手を携えて子育てに臨むことが克服の第一歩です。
まとめ
産後うつの改善に向けて
少し立ち止まって、自分たちの子育ての考え方や取り組み方を振り返り、見つめ方を変えてみるのも良いでしょう。気分転換もとても大事です。これは、さぼるとか怠けるという意味ではありません。身内や身近に頼れる友人などに頼って、少し赤ちゃんを預けてみるととてもリフレッシュ出来て気持ちが落ち着くと思います。
身近に頼れる人がいない場合は、行政サービスなどの一時保育を利用することも選択肢にいれてみてください。
一日中赤ちゃんの泣き声や授乳などに追われている時間は孤独感との戦いでもありますね。赤ちゃんは、笑ってはくれるもののまだ話しも出来ずにコミュニケーションとしては一方的になりがちです。
そんな辛くなった時は、家族や友人と話しをして発散させることはとても効果があります。
あとは、育児本をうのみにせず、ご自身の楽なスタイルで子育てを楽しめると良いです。睡眠時間を確保する工夫をしたり、しっかりと休むこと、お母さんが笑顔で元気でいることが子育てで一番大事なことです。
辛い気持ちが長引くようでしたら、専門医療機関に相談しましょう。次第にうつ病に進み、不本意に子供を虐待してしまったり、命を絶ってしまうという最悪の事態になりかねません。
このようなことは絶対に避けるべきことですから、精神的に滅入っている状態だと自覚したら病院を受診しましょう。
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