女性で微熱が続く原因は?ただの風邪ではないかも!
基礎体温などを計っている方はよくお分かりかと思いますが、女性の身体は1か月の間に微熱と非常に関わりがあります。
生理に関わる微熱の場合は、女性として正常に身体が機能しているということですから、特に心配はありませんが、それ以外では心配な場合もあります。
そこでこの記事では、女性の微熱に関して疑われる病気や原因をご紹介していきますので参考にして下さい。
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微熱
微熱とは、一般的に発熱によって体温が37.0~38.0℃になった状態をさします。38.0℃以上になると高熱となります。平熱体温は35.0~37.0未満をさします。
37.0℃台の微熱が出ると風邪のときのような症状が見られます。この微熱が何日も下がらずに続くようで気になるような場合は、風邪以外の疾患を疑う必要があります。
また、女性は排卵から生理が来るまでの約2週間、女性ホルモンの働きで普段よりも0.5~0.7℃体温が高くなります。
女性の身体は、2週間(排卵から生理までの高温期)は体温が上昇、またその後2週間(生理が来てから次の排卵までを低温期)は体温が下がります。1か月の間にこの周期を繰り返します。
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妊娠の疑い
妊娠をした場合は、生理が始まってからさらに2~3週間、高温期とよばれる微熱が続きます。もし、通常よりも微熱が長く続いて気になるようであれば、妊娠の可能性があります。
妊娠は病気ではありませんが、妊娠初期は気を付けなければいけないことがたくさんありますので、気付いた時点で一度病院に行き診てもらうようにしましょう。
更年期障害
女性は40代から50代になると女性ホルモンが急激に減少します。これに伴い、自律神経にも影響を与えていろいろな不調を訴えるようになります。微熱が続くというのもひとつの症状で血管の収縮、拡張がうまくコントロール出来ずに体温が異常に上がることが原因です。このような場合は、更年期障害の可能性があります。
自律神経失調症
とくに女性に多いのが自律神経失調症です。
もし、微熱が長く続き、さらに下記のようなさまざまな症状が見られるようでしたら自律神経失調症の可能性があります。
頭痛・めまい・肩こり・動悸・不安感・倦怠感・無気力感・不眠・集中力低下・イライラ・胃痛・吐き気・便秘・下痢・手足の冷え・手足のしびれ・顔のほてり・熱くないのに汗が出る。
現代社会で増えているのは、ストレスによる自律神経の乱れです。
次の条件が目安になります。
- 医師に診てもらったが異常が無いと言われた。
- 排卵日から月経までの期間ではない。
- 妊娠していない。
これらに当てはまり、1カ月以上も37℃前後の微熱が続くようであればストレスによる自律神経の乱れが原因の微熱の可能性があります。
身体の健康を維持してくれるのはこの「自律神経」です。
栄養バランスの良い食事をとり、適度な運動、そしてストレスと上手に付き合う工夫をして対処していきましょう。
また、自分で身体をほぐすマッサージも効果的です。
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様々な病気の疑い
その他、微熱が続く原因として様々な病気の疑いが挙げられます。例えば、風邪やインフルエンザ・肺結核・バセドウ病・リウマチ・白血病・扁桃腺炎・胆のう炎・膀胱炎・腎盂炎・虫垂炎・尿路結石などです。
これらは、微熱以外にも頭痛や寒気、全身の倦怠感などの症状、その他病気によって伴う症状が違ってきますので注意が必要です。
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まとめ 女性の微熱が続く症状と冷静な対処
以上のように、微熱が続く原因として女性特有の身体の変化による微熱もありますし、ストレスなどからくる自律神経失調症、またはそれ以外のさまざまな病気が挙げられます。女性にとって微熱が続く症状は軽くみることの出来ない症状です。
日頃から、良質の食事、睡眠、運動のバランスと自分に適したストレス発散法を見出して心身の健康に心がけることがとても大事になってきます。
微熱が続き体の不調が気になるようでしたら不安にならず、よくご自分の身体をみて早めの専門機関に診てもらいましょう。
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