つわりと似た症状がある病気を確認！対処法についても解説！

つわりと言うと、妊娠初期のころに頭痛や風邪に似た症状が現れたり、腹痛や腰痛などの生理痛に似た症状が現れます。

さらに、それまでは平気だった食べ物を口に入れたり、匂いを嗅ぐだけで気分が悪くなるということが多くあります。


しかし、妊娠によるつわりではなく、これに似た症状が起きる病気もあるのです。

そこでこの記事では、原因となる病気についてお伝えし、対処法についてもご紹介していきます。

女性特有の原因

更年期症状

女性は閉経前に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少し、ホルモンバランスが崩れることで、顔のほてり、吐き気、眩暈、便秘などの症状が現れる場合があります。

生理前症候群（PMS）

最近この言葉を聞くことが多く、だいぶ認識されている症状になります。

生理周期の心身の変化に伴い、特に生理前に体調を崩す女性が多くいます。

比較的、若い方に多く、症状は頭痛、眩暈、吐き気、胃痛と様々にあります。

内臓の病気

お腹の風邪

微熱を伴う吐き気や胃痛がある際は、お腹の風邪や何らかの菌やウイルス感染の可能性が考えられます。

胃がん

症状としては、胸焼け、吐き気、嘔吐、食欲不振などありますが、つわりの場合も起こりうる症状となっています。

また、お腹が大きくなる妊婦さんの場合、腹部が圧迫されることでこのような症状が続いていると勘違いしてしまうと病気を見逃してしまう危険があります。


胃の病気が進行している場合、胃薬を飲んでも改善が得られない、黒色の便が出るなどがあります。

このような状態である場合、すぐに、医療機関を受診する必要があります。


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膵臓の病気

この場合、膵炎や膵臓がんによる症状が疑われます。

膵炎は、アルコールの過剰摂取や胆石が原因で起こり、膵臓から分泌される消化酵素によって、膵臓自体を傷つけてしまう状態になります。

症状には、発熱、吐き気、嘔吐、腹部・腰部・背部にかけて広範囲の痛みが出現します。

女性特有の症状や内臓の病気などの影響で、つわりと似た症状が起こることがわかります。

次からは、その対処法についてご紹介していきます。


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ホルモンバランスを整える

女性は年齢や生理周期によってホルモンバランスが崩れやすくなります。

さらに、生活リズムや食習慣の乱れが更年期症状やPMSを悪化させる場合があります。

生活習慣の見直し

生活リズムの乱れは自律神経系の乱れにつながり、ホルモンバランスを崩します。

夜更かしの習慣がある方などは、睡眠不足により疲労が蓄積している可能性があります。

十分な睡眠により休息をとることで体を休ませることが大切です。


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食事による改善

豆腐、納豆、豆乳、おからなどの大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをしてくれる物質になります。

特に更年期の方の場合では、骨量の増加やコレステロール値の上昇を抑える役割もあるため、積極的に摂取することをおすすめします。


また、ビタミンEにはホルモンバランスを整え、また抗酸化作用の効果も持っています。

これは、亜鉛を含む食品から摂取でき、肉類・魚介類・乳製品などから取り込むことができます。

特に牛肉や牡蠣、チェダーチーズなどの食品に豊富に含まれています。

亜鉛は免疫機能の向上にも必要な栄養素となり、体の調子を整えてくれます。

運動習慣を身につける

ウォーキングや水泳などの有酸素運動は自律神経系を整える働きがあり、呼吸・循環器系の機能向上も期待できるため血流の改善も得られます。

また、運動を取り入れることで、体を適度に疲れさせることで、睡眠を促しやすくなります。

ストレスの発散

ストレスの発散は人それぞれに方法があります。

その中でも女性は、友人とのおしゃべりで発散させることも可能です。

または、趣味を楽しむ、運動をすることで心身ともにスッキリさせることも良いでしょう。

症状が強い場合

更年期症状などの症状がひどい場合は、ホルモン補充療法（HRT）という手段もあります。

これは、医師との相談の上で、飲み薬や貼り薬を使用し、エストロゲンやプロゲステロンの減少を外から補っていく方法です。

しかし、この方法は改善が得られるケースと婦人科系のがんや心臓病の発症リスクがあるという指摘もあるため、実施する際は医師と良く相談し検討する必要があります。

内臓の病気が疑われる場合

吐き気や強い、急に嘔吐する

このような場合は、胃腸やその他の内臓系の病気が疑われます。

症状が悪化、続くようであれば、内科や消化器内科などを受診してみましょう。


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まとめ

つわりに似た症状が現れる原因についてご紹介していきました。

女性の場合は、年齢や生理周期によってホルモンバランスが乱れ症状が現れてきます。

さらに、胃腸や内臓の病気が隠れている可能性もあるため、症状が続く、悪化するなど不安があるようであれば早急に医療機関へ行くことをお勧めします。