血尿と痛みがある女性がチェックしたい原因となる病気!

血尿と痛みがある女性がチェックしたい原因となる病気!

女性


生理中というわけでもないのに、血尿が出ると何かの病気ではないのかと不安になるかと思います。


血尿は男性に比べて女性の方が多いといわれていますが、その原因もまた女性ならではの原因だったりするものもあります。


また、血尿に加えて腹痛などの痛みがある場合は明らかにどこかに異常がある!と自覚症状もあります。

そこでこの記事では、女性の血尿について書いていきたいと思います。

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血尿

そもそも血尿とは何なのか、まず説明していきたいと思います。


血尿とはその名の通り尿に血液が混じる事をいいますが、血尿には肉眼で見えるものと顕微鏡でしか見えないものの2種類があります。

肉眼的血尿

赤い色の尿が出て、目で見ても血が混じっていると分かる尿です。

顕微鏡的血尿

見た目は普通の黄色い尿ですが、尿検査をすると尿中に血液が混じっていると分かる尿です。


女性の場合血尿が出ても生理がきたのかと見過ごしてしまう事も多いですが、血尿が出るには何かしらの原因があります。


それでは、その血尿が出る原因について女性に多い原因を挙げて、その他の症状なども含め説明していこうと思います。



関連記事:血尿が出る原因で男性が気をつけたい3つの病気!

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膀胱炎

女性の血尿で真っ先に疑われるのが急性膀胱炎です。

膀胱炎は女性の体の作りの関係で女性には非常に多い病気です。


膀胱炎の原因の大部分は大腸菌などのグラム陰性桿菌による細菌感染症です。


感染経路としては尿道から上行性に感染するものが多く、女性では性交や月経時の処置などがしばしば誘因となります。


また、膀胱憩室、神経因性膀胱などによる残尿、糖尿病の存在なども誘因として挙げられます。


症状は頻尿、排尿痛、尿混濁が三大症状といわれています。

排尿痛は強く、排尿後の不快感、残尿感もあります。全身症状は軽微で発熱もありません。

発熱や腰痛のみられるものに関しては腎盂腎炎の合併を疑います。尿中には白血球と起炎菌の存在がみられます。


膀胱炎の治療としては一般的に水分摂取と同時に抗菌薬が使われます。



関連記事:便の量が少ない・細い!原因や注意したい病気を解説!

遊走腎

寝た状態での腎臓の高さに比べ、立った姿勢で約10cm以上腎臓の位置が下垂する状態をいいます。


原因としては先天的要因と後天的要因があります。

後天的要因としては腹筋の弛緩、腹圧の低下、腎周囲脂肪組織の低下が挙げられます。


症状としては腹痛と顕微鏡的血尿がみられます。また、尿路症状として頻尿、残尿感、排尿痛などもみられます。その他、食欲不振、吐き気、下痢、便秘、胃部膨満感をうったえる人もいます。

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腎盂腎炎

細菌の直接感染による腎実質および腎盂の非特異性炎症です。

起炎菌としては膀胱炎同様に大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌によるものが圧倒的に多いです。


感染経路としてはこれもまた膀胱炎同様に上行感染が多いです。とくに尿のうっ帯や逆流のあるときに起こりやすく、残尿から細菌感染が起こり、急性炎症を繰り返すうちに腎実質まで波及して腎機能障害をきたすようになります。


症状は悪寒戦慄を伴う高熱とともに、患側の腹部または背部に持続性または緊張性の鈍痛が起こり、疼痛は下腹部に放散します。



関連記事:腎盂腎炎と膀胱炎の違いが知りたい!症状から違いを探る!

膀胱ガン

比較的男性に多い疾患ですが女性でもなる病気です。


症状としては無症候性血尿がみられ、進行すると血塊や腫瘤塊のために排尿困難をきたします。また、頻尿や排尿痛などの膀胱炎症状を示す場合もあります。



関連記事:尿が泡立つ原因は?これは病気の症状なの?何科に行けば良いの?

腎盂および尿管腫瘍

腎盂腫瘍

男性に多いですが女性でもなる病気です。


症状は無症候性血尿を呈し、ときに腫瘍による尿の通過障害を起こして腎盂・腎杯の拡張をきたします。

尿管腫瘍

主として尿路上皮ガンと良性の乳頭腫があります。

症状としてはともに血尿と尿管閉塞症状として腰痛などがあります。



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まとめ

女性の血尿として一番多いのは膀胱炎によるものです。こちらは痛みを伴います。


女性の血尿の中で怖い病気が潜んでいるのは痛みのない血尿です。症状がないからといって放置せず早めの受診をするようにしましょう。

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