血尿が出る原因で男性が気をつけたい3つの病気!

血尿が出る原因で男性が気をつけたい3つの病気!

血尿・痛み無し


自分の尿が突然、痛くもないのに真っ黒になっていたり、赤くなっていたらびっくりするかと思います。

このような場合は尿に血が混じっている可能性が高く、この様な尿を血尿と言います。

尿が赤~黒色をしていて、尿中に赤血球が含まれています。

血尿は重要な診断材料で、がんなどの病気の症状の一つでもあります。

危険な病気のサインでもありますので、血尿が出たらすぐに病院へ行きましょう。今回は、男性に多い血尿を伴う病気について紹介します。

スポンサーリンク


血尿とは

血尿とは尿中に血液が混入している状態のことで、尿が産生されて通過する腎臓や尿管、膀胱、尿道などの臓器に障害を起こす病気によって生じます。


血尿は血液量や出血場所によって色が変化します。


腎臓に近いほど黒っぽくなり、尿道に近いほど赤っぽくなります。

血液量が少ないと色の変化が分からず、健康診断で言われて気づくこともあります。

血尿が出る原因

尿の出始めだけ血尿になる場合、尿道炎などの尿道に生じる病気が考えられます。

尿道の病気であれば痛みを伴うことが多いです。排尿時痛みがあればすぐに病院へ行きましょう。


尿の終わりだけに血尿が出る場合、膀胱炎や前立腺の病気が考えられます。

尿全体が血尿の場合、腎臓や尿管が原因として考えられます。

急性糸球体腎炎や腎盂腎炎などの病気が考えられ、特に腎盂腎炎では高熱や吐き気などを伴い腰が激しく痛むことがあります。



関連記事:腎盂腎炎と膀胱炎の違いが知りたい!症状から違いを探る!

男性に多い血尿を伴う病気

血尿・痛み無し

がん

癌による血尿では痛みがあまりないものが多いです。

血尿が出るがんは、胃がん、膀胱がん、前立腺がんなどがあります。


特に胃がんは、血尿が出ても痛みがないためすぐに病院へ行かない人もいてがんが進行してしまうことがあります。


自分の目で見て血尿であると、確認できる程の色の場合は膀胱がんの可能性が高いです。

その他に、頻尿や残尿感などの症状が伴い、時には血の塊が出ることもあります。


40代以降に多く、特に喫煙者は非喫煙者と比べて2~3倍発がん率が高いです。

また、膀胱がんは肉眼で確認できない顕微鏡的血尿の中で最も多いがんです。

肉眼では血尿かどうかわからないため、がんが進行してほかの臓器に転移してしまわないように定期的に検査をして早期発見できるように心がけましょう。

スポンサーリンク


尿路結石

尿路結石では主に腎臓で作られた結石が尿管へ移動するときに粘膜を傷つけ、出血し血液が尿に混ざります。

背中や脇腹に激しい痛みを伴うこともありますが、痛みを伴わず、血尿だけが出る場合もあります。

男性に多く、食生活が乱れて暴飲暴食などが原因となって起こります。

尿路結石は一度かかると再発しやすくなるので治療して治っても規則正しい生活を心がけましょう。



関連記事:尿路結石の腰痛が長引く!夜になるとお腹が痛い時も注意!

急性腎炎

血尿・痛み無し


急性腎炎は腎臓内にある糸球体が炎症する病気です。


上気道炎や上咽頭炎が発症した1~3週間後に発症することが多いので、上気道炎や上咽頭炎にかかったら急性腎炎になることもあるので気をつけましょう。


原因の多くは溶連菌による感染で、血尿のほかに頻尿、むくみ、高血圧などの症状が伴います。


それほど危険な症状はありませんが、過労や風邪、妊娠などによりほかの症候群に変化することもあるので急性腎炎が疑わしい場合は適切な治療を受けるようにして下さい。

適切に治療すれば比較的治りやすいですが、治ってからもしばらくは安静にしていましょう。



関連記事:尿が泡立つ原因は?これは病気の症状なの?何科に行けば良いの?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

血尿は危険な病気のサインでもあります。

血尿が出ても痛みがないから病院へ行くのを後回しにしていると病気が進行して治すのが難しい状況になることもあるので、自分の尿が黒色や赤色になっていたらすぐに病院で診察してもらいましょう。


また、血尿は肉眼で分からないこともあるので定期的に尿検査を行い、治療が手遅れにならないように早期発見できるようにしておきましょう。

スポンサーリンク


このページの先頭へ