尿が濃い茶色になる原因は?風邪以外に注意したいこと!

尿が濃い茶色になる原因は?風邪以外に注意したいこと!

女性


おしっこ、すなわち尿は腎臓が血液中の老廃物を、ろ過してできた産物です。

成分は主に過剰となった水分、塩分、その他老廃物です。

臭いはあの独特のアンモニア臭です。


通常心身が健康なときの尿は薄い黄色、もしくは状況によって濃い黄色になります。

尿はその色や臭い、トイレに行く回数で心身の健康の度合いをモニタリングできます。

一つの健康のバロメーターともいえるかもしれません。


そんな中、何気なくトイレに行ったら、いきなり茶色い褐色の尿なんかが出たりしたらびっくりします。

おもわず「血尿?」と真っ先に考えがちですが、実際のところ尿に血が混じる以外にも様々な病気が考えられます。


この記事では、濃い色の尿がでる原因を書いていきます。

スポンサーリンク


尿の色が濃い茶色になる理由

いろいろなことが考えられますが、一般的に考えられることを3つ見ていきます。

体の水分が少ない時

尿の色が濃くなるタイミングとしては、朝起きた時の一回目の排尿の時に、尿が茶色くなっていることが多いかと思います。

これは、寝ている間に身体の水分が抜けてしまっているからです。


あさ以外にも、水分をあまり補給しなかったときや、運動して汗を大量にかいた後など尿が茶色くなる時があります。


この際には尿が濃縮されているので臭いもきついです。

脱水状態ともなれば尿はアンモニア臭を甚だしく漂わせます。

運動の後

学生時代、クラブ活動などで猛練習をし血尿が出た!

という経験がある人や、話に聞いたことがあるかと思います。

さすがに、血尿が出るまでというのは相当な激しい運動をした後に見受けられますが、たいてい尿は茶褐色になります。


尿に血液が混じるのでそのような色になるのですが、激しい運動のせいで膀胱や尿道が傷つき出血して血液が混じると考えらえます。

その他、激しい運動のせいで血液中のヘモグロビンが破壊され尿に交じるとも考えられます。

ストレス

私たちはストレスを受けると、またストレスが蓄積されると茶色い尿が出ることがあります。

ストレスのせいで筋肉が緊張し、身体の水分が足りなくなるからです。



関連記事:尿の回数が少ない原因を解説!まったく出ない状態だと危険?

尿の色が濃くなる病気は?

風邪

風邪をひいた時やインフルエンザの時は、よく水分を取りなさいと言います。

風邪の時は、身体の中の水分が減少し、尿の色が濃くなったり茶色になります。

水分補給をしっかりとしましょう。尿が濃縮されているので臭いもきつめです。

溶血性貧血

むつかしい言葉が出てきましたが、溶血性貧血とは血液中の赤血球の寿命が短くなることです。

そして寿命をむかえた赤血球は、破壊されヘモグロビンから出る成分で尿は褐色になります。

ポルフィリン症

血液中の、赤血球の中のヘモグロビンの組織構成異常が原因で出てしまう成分によって、尿が茶褐色になります。

スポンサーリンク


膀胱炎

膀胱炎といいますと頻尿というイメージがあります。

その他の症状としましては、尿が濁ったり排尿時に痛みを感じたりなどです。

膀胱炎は比較的、女性に多い病気です。

メカニズムとしては膀胱の中に細菌が侵入し、炎症を起こしてしまいます。

炎症を起こすので尿の中に血液が混じり結果、尿の色が茶褐色になります。また強いアンモニア臭も特徴です。



関連記事:血尿の原因で男性に多いのは?痛みなしでも要注意!

スポンサーリンク


肝臓の疾患

肝臓の具合が悪いと尿が茶色になるときがあります。

重篤な病気の可能性がありますので、早急に医師の診察を受けましょう。

腎臓の疾患

肝臓と同じく、腎臓の具合が悪いと尿が茶色になるときがあります。

こちらも自己判断は危険ですので病院に行くようにして下さい。



関連記事:尿が泡立つ原因は?これは病気の症状なの?何科に行けば良いの?

尿路結石

尿路もしくは尿管の結石が原因で、石があるところの部位が傷つき出血します。

その結果、尿が茶褐色になります。

激しい痛みが夜中に出たり、腰痛も症状としてあります。



関連記事:尿路結石の腰痛が長引く!夜になるとお腹が痛い時も注意!

がん

がんが原因の場合は、濃い茶色というより、赤くなったり黒くなったりする場合が多いですが、濃い茶色でも癌の可能性はあります。

初期は痛みを伴いません。

腎臓がんや膀胱がん、前立腺がんなど、あらゆるがんで血尿がでるときがあります。



関連記事:血尿が出る原因で男性が気をつけたい3つの病気!

まとめ

いかがでしたか?

尿が茶色になる原因はここで述べただけでもこんなにあります。

まだほかにもたくさん可能性はあります。

とにかく、風邪をひいたとか、激しい運動をした後とか、理由がはっきりとわかっているとき以外は自己診断は危険です。

医師の診察を受けるともに、早期発見早期治療を心掛けて下さい。

スポンサーリンク



このページの先頭へ