尿道に違和感がある!ヤバいと感じた時に疑う男女別の病気!

尿道に違和感がある!ヤバいと感じた時に疑う男女別の病気!

腰


排尿時(おしっこをするとき)にしみる、痛いなどの違和感を感じると気持ちが悪いです。

この様な、陰部の症状というのは人に相談しにくいもので、場所が場所だけに病院にも行きづらいかと思います。


しかし、その違和感は放置しておくと、症状がどんどん悪化してしまい大変なことになるかもしれません

そこでこの記事では、どのような尿道に違和感がある場合どのような疾患があるかについて紹介していきたいと思います。

男女での尿道の違い

男女では身体について色々な違いがありますが、実は尿道もその例外ではありません。

皆さんご存知の通り男性には陰茎がありますが、女性にはありませんので尿道の長さは男性の方が長くなっています。

また、男性には前立腺というクルミほどの大きさの臓器が膀胱直下にあり、尿道を取り囲んでいます。

この臓器は女性にはありません。


前立腺には癌が発生することがありますが、症状に乏しく転移先の臓器での癌が先に見つかった後に発見されたり(このようにして発見される癌をオカルト癌といいます)、別の病気で亡くなった後に病理解剖をしてみたら偶然に見つかったりする(偶発癌)ことも少なくありません。


そして、尿道の開口部(外尿道口)の位置にも違いがあります。


男性の場合は亀頭の先に開口していますが、女性の場合は股に直接開口しており、肛門との距離は男性より近くなっています。

このような解剖学的違いから、尿道の疾患には男女それぞれにおいて起こりやすい疾患というものが存在しています。


関連記事:男性が膀胱炎になる3つの原因!気になる症状も徹底解説!

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尿道炎

尿道炎は尿道の長い男性に圧倒的に多い感染症です。

症状としては外尿道口から膿が出る排尿時に痛みやかゆみのような感覚があることが挙げられます。


原因となっているのは淋菌やクラミジア、その他の菌というように大別されます。

これらのことから推察されるように、性行為に伴って感染することが多いです。


上記のいずれに感染しているかによって治療に用いる薬は異なりますが、感染がある事自体は尿中の白血球が増加していることから容易にわかりますし、どの菌に感染しているかは核酸増幅検査によって尿中の菌の遺伝子を検出することで判断されます。


以前は尿道に綿棒を入れて検査をしたこともありますが、現在はあまり行われていません。


治療は短期間の抗菌薬投与を行いますが、このときに注意するのは処方された薬を必ず飲みきるということで、これを怠ると長引いてしまうことがあります。

また、その他の性行為感染症にも共通することですが、パートナーの検査及び治療も行うようにしないと、また感染してしまうことがある(ピンポン感染)ので、夫婦またはカップル一緒に病院を受診するようにしましょう。


関連記事:おしっこがしみると感じたら危険?排尿時の違和感の原因!

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前立腺炎

前立腺に炎症が起きている状態で、細菌が原因のものと細菌が検出されない非細菌性のものがあり、後者のほうが多いと言われています。


それでは何が要因になっているかというと、長時間、長期間に及ぶデスクワークや自動車、自転車、バイクの運転(特に長距離の移動)などが大きく、そこに疲労やストレスが重なることで発症すると考えられています。


症状としては頻尿となったり、残尿感、尿の勢いが弱いといったものが現れることが多く、排尿時痛や下腹部の違和感が見られることもあります。

診断は肛門から指を入れて前立腺を触れる直腸診が行われます。

この際に前立腺の痛みが見られれば本症と診断されます。


治療には抗生物質や汗疱が使われ、自転車やバイクなどリスクの大きいものをなるべく避けるよう指導がなされます。


ただ、医師も鬼ではありませんので趣味のロードバイクはやめられないなどの相談をしてみるのも良いでしょう。

良心的な医師であれば対応策を考えてくれるでしょう。


関連記事:尿の勢いが弱いと感じる原因は前立腺?男性が要注意な病気!

膀胱炎

膀胱は尿をためておく場所で、ここから尿道を通って尿が排泄されます。

そのため、膀胱に炎症が起こる時には外尿道口からの細菌の感染が大きな割合を占めています。

このことと尿道の解剖から膀胱炎は女性に多く見られる疾患です。


原因菌として多いのは大腸菌で、肛門周囲に付着していた大腸菌が外尿道口から尿道を逆行し、膀胱に観戦を起こすと考えられています。

ただ、すべての人に感染が起こるわけではなく、通常であれば排尿に伴って尿道内の細菌は押し流されてしまいます。


ところが、ストレスが溜まっていたり、疲労していたりすると免疫力が低下し、感染が成立してしまうということになります。

治療は大腸菌をターゲットとした抗菌薬が用いられるのが一般的です。


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尿路結石

尿路というのは腎臓から尿管、膀胱、尿道、外尿道口までの尿の通り道のことで、これのどこかにできた石のことを尿路結石と言います。

全体の約95%は上部尿路結石と言われるもので、尿管以上の部分に石ができることが非常に多いです。

これに対して膀胱や尿道に石ができる下部尿路結石は少ないと言われています。


ただ、尿路結石の約60%は以前に外に出ると言われているため、その際に尿道の違和感があるかもしれません。

また、尿路結石の成分として多いのはカルシウムで、血中のカルシウムが増えてしまう原発性副甲状腺機能亢進症やステロイド薬の投与などが背後にあることもあります。

結石があるかもと思った場合は泌尿器科を受診しましょう。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

尿道の違和感は男女それぞれで原因となっている疾患が大まかにわけられていますが、もちろん交叉していることもあるので、病院できちんと診察をうけるようにしましょう。

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