尿切れが悪い!失禁する!誰にも聞けない悩みの原因と対処法を解説!

尿切れが悪い!失禁する!誰にも聞けない悩みの原因と対処法を解説!

下半身


尿漏れなどの症状があっても、恥ずかしくて周りにも相談しにくく、悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

また、尿のトラブルは高齢者の悩みという印象が強いですが、実は若者にも十分起こりうるものです。


そんな尿に関する悩みですが、原因を知り、正しく対処することで症状が緩和しストレスがかかりにくい生活を取り戻すことも可能です。

この記事では、尿切れの悪さや尿漏れなど、困った症状の原因や対処法について解説していきます。

排尿障害かも?〜蓄尿と排出〜

正常な排尿の流れとして、膀胱に尿をためておく「蓄尿」と、ある程度膀胱に尿がたまると尿意を感じ、尿を出す「排出」という機能があります。

このどちらかの機能に異常が起こり、一連の流れに支障きたすことで排尿障害が起こります。


尿漏れや失禁などの尿に関する悩みがある場合は、「蓄尿」「排出」のどちらか、もしくは両方に何かしらの異常がある可能性が高いので、まずはそのことを念頭におき以下の記事を読み進めてみて下さい。

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尿切れが悪い、その原因

前立腺肥大症

名前の通り前立腺が大きくなっていく病気で、進行性のものです。

肥大した前立腺が尿道を圧迫し排尿障害が起こります。症状としては以下のものが挙げられます。

  • 尿を出す際に、お腹に力を入れないと出ない
  • 尿の勢いが弱い
などの症状が起こり、排尿に1分以上の時間を要することがあります。

男性には誰でも起こりうる病気です。

また、40〜50歳代以降の場合は前立腺が加齢とともに肥大するため、年齢の影響も受けやすくなります。


関連記事:尿の勢いが弱いと感じる原因は前立腺?男性が要注意な病気!

前立腺炎

細菌感染によるもので、前立腺内で炎症が起こり、尿切れの悪さに加え、残尿感や頻尿などの症状を起こします。

20〜30歳代の男性でこのような症状がある場合、前立腺炎が疑われます。

細菌感染以外には長時間のデスクワーク、自転車やバイクによく乗るなど血行不良を起こしやすい人が発症しやすいと言われます。

対処法
前立腺に関する病気において自身で行える対処法を記載します。

  • 座り作業の際は、1時間毎の休憩を心がける
  • 習慣的な運動
  • 適度な水分補給
  • 尿を我慢しない
  • 冷たいもの、お酒、タバコの摂取は控える

など、血行不良を誘発する行為を避けながら、運動などで血行改善を図ります。

また、アルコールなどは前立腺を充血させ、症状の悪化につながる可能性があるため、症状がある場合の飲酒は控えましょう。


関連記事:尿意があっても出ない男性が注意したい5つの病気と対処法!

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尿失禁の原因と種類

蓄尿障害

腹圧性尿失禁
咳やくしゃみ、走る、重いものを持った時など腹圧がかかることをすると尿漏れが起こります。

原因として、骨盤内で子宮・膀胱が下垂し、場合によっては陰部から臓器が飛び出す子宮脱などがあります。

対処法
「骨盤底筋」の強化をすることで改善が得られる可能性があります。

骨盤底筋とは、骨盤の底にハンモック状にかかる筋肉の集まりのことです。

膀胱・子宮・直腸などの骨盤内の臓器を支えています。


この筋肉は、加齢・出産・肥満により緩みやすくなり、膀胱、尿道の位置関係が崩れ、尿失禁につながります。

特に女性の場合、出産という大きな負荷が骨盤底筋に加わるため、若い方でも産後の尿漏れに悩まされる方は少なくありません。


以下に骨盤底筋のトレーニング方法をご紹介します。

まずは、体操前に深呼吸(腹式)を行い、体をリラックスさせます。

肛門や尿道、膣を締めるような感覚で5秒間力を入れ、その後、緩めます。

1度に行う回数は10〜20回が理想となり、毎日の継続で効果が得られます。

寝た状態、四つん這い、机に手をつく、座った状態など、どんな姿勢でも実施できる運動です。



関連記事:尿意があるのに出ない!女性がチェックしたい原因を紹介!

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切迫性尿失禁
急に排尿したくなると感じ(尿意切迫感)、トイレに間に合わず、尿漏れしてしまいます。

冷たい水に触れた時や水の音でも急な尿意を感じることがあります。

対処法
この尿失禁は薬剤治療で約70%の効果があるとされています。

さらに膀胱訓練を加えることで改善効果が期待できます。

薬剤には抗コリン剤を使用します。これは、膀胱が勝手に縮もうとする反射を抑え、膀胱の容量を増やす効能があります。

また、膀胱訓練では1日1,200〜1,600mlの水分を摂取し、排尿感覚を少しずつのばす訓練を実施します。

排出障害

溢流(いつりゅう)性尿失禁
尿が少量ずつあふれ出し、残尿感があり、尿意がはっきりしない場合があります。

尿意から排尿開始までに時間を要し、排尿に勢いがなくなります。原因として、先に記載した前立腺肥大症などが考えられます。

対処法
前立腺肥大がある場合は、薬剤や手術による病気の治療により症状が緩和されます。

また、残尿を減らすことで症状が軽減されるため、排尿時にはお腹を押しながら尿を出し切ることで効果が期待できます。

また、「導尿法」と言って、1日3〜6回の割合で尿道カテーテルを膀胱に入れ、膀胱内の尿を排出する方法があります。

これは、病院で指導を受け実施する必要があります。


関連記事:尿の回数が少ない原因を解説!まったく出ない状態だと危険?

まとめ

今回は、人には聞きにくい尿のトラブルの原因や対処法についてご紹介していきました。

排尿機能の特徴や性別により、症状の出方に違いがあることがわかります。

自分と当てはまる症状から適切な対処をし、少しでも悩みの解消につながれば幸いです。


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