水下痢が止まらない原因は?腹痛なしでも注意したい病気!

水下痢が止まらない原因は?腹痛なしでも注意したい病気!

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風邪や食事が原因でおなかの調子が悪くなることがあります。

その場合は長く続かないことがほとんどです。しかし中には水のような下痢が何度も出たり、長く続いたりすることがあります。

また、腹痛を伴わない下痢の時もあります。

どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?これから水下痢の原因と考えられる病気について説明していきます。

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食べ物の消化吸収について

普段食べ物は胃や腸で消化され、小腸で栄養分が大腸で水分が吸収されます。

口から入った食べ物は、およそ24~72時間で消化管を通過し排泄されます。便が硬くなったり柔らかくなったりするのは、食事の内容や体調によるためです。
 

なぜ水下痢になるのか?

下痢とはドロドロした泥のような柔らかいものをいい、水のような状態になると「水様便、水下痢」といわれます。

「水下痢」はストレスや緊張などが原因で腸が過剰に働いてしまい、水分が吸収されずに排泄されてしまうためにおこります。

感染や食中毒によるもの

「水下痢」はウイルスや細菌の感染によるものや、食中毒や食あたりによってもおこります。

これは体を守るために、ウイルスや原因となっている食品を体の中から排出しようという働きによるものです。

体にとって害となるものを排出しようとしているので、下痢止めなどの薬の使用は控えた方がよいでしょう。

下痢が続くと「脱水」をおこすことがあるので、水分補給をしっかり行いましょう。



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ほかの原因によるもの

潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、原因不明の「自己免疫疾患」で、難病にも指定されています。

食事の欧米化やストレスなどが原因ではないかといわれています。

潰瘍性大腸炎の特徴的な症状は下痢や血便で、粘液性の便が出ることもあります。

この症状は大腸の粘膜が炎症をおこすことでおこります。治療はステロイド剤や5-アミノサリチル酸製剤を内服します。内服で改善しない場合は手術で大腸を切除することもあります。

下痢がひどいときは、脂っこい食事や繊維質の多い食事は避けましょう。



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過敏性腸症候群
過敏性腸症候群の原因はまだはっきりとはわかっていませんが、ストレスを感じることによりストレスホルモンが分泌され、その刺激で腸が過敏に反応することでおこると言われています。


日本人の約10~15%の割合で発症し、やや女性が多くなっています。

過敏性腸症候群は下痢型・便秘型・交代型に分けられており、男性に下痢型が多く見られます。

下痢型は、通勤や通学時、緊張する場面でおこりやすく、下痢を心配することでさらに症状が出やすくなります。

症状が出るのを防ぐために、香辛料や脂っこい食事、冷たい食べ物などを控えると良いでしょう。

また、乳酸菌やヨーグルトなど腸内環境を整える食品を意識して取るようにしましょう。原因となっているストレスをためないよう、自分なりのストレス解消法を見つけることも大切です。



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甲状腺機能亢進症について
甲状腺機能亢進症は一般的には「バセドウ病」といわれている病気です。

女性に多く、20~30代で発症が多くなっています。

甲状腺ホルモンが過剰に作られ分泌されるために、動機や手足の震え、下痢などの症状が現れ体重が減少することもあります。

バセドウ病の治療は、甲状腺の働きを抑える薬を使用します。それでも落ち着かない場合は手術で甲状腺を切除することもあります。



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まとめ

感染や食事以外で水下痢をおこす病気は様々あります。

下痢を繰り返すことで通勤や通学などの日常生活に支障をきたす場合があり、「下痢を何とか止めたい」と思うことでしょう。


しかし「下痢止め」の使用は控えた方が望ましい病気もあるため、まずは日常生活でストレスをためないことや食事に気を配るなど、自分でできることから取り組むと良いでしょう。

水下痢が続くと脱水が起こるので、こまめに水分補給を行いましょう。また、下痢が続く、血便が出るなどの症状があるときは、早めに内科を受診することをお勧めします。

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