毎日下痢気味なのはストレスが原因?対策をチェック!

毎日下痢気味なのはストレスが原因?対策をチェック!

女性


日頃から下痢気味などお腹がゆるく、悩まされる方は少なくありません。

食事の後、学校や職場で緊張やストレスを感じた時など様々な理由で下痢症状が起こるとされています。


この記事では、つらい下痢の症状の原因を解説し、困った症状を和らげる方法についてもご紹介していきます。

腸内フローラのバランスが崩れる

腸内では善玉菌と悪玉菌がバランスよく存在しています。

これが、食生活の乱れ、ストレスや疲労によりバランスが崩れると下痢症状が起きる可能性があります。


また、症状が慢性化しているようであれば過敏性腸症候群も疑われます。

緊張や不安によるストレスで下痢になりやすくなります。


さらに、自律神経系の不調をきたすことで腸での水分補給がうまく行われず、下痢となることがあります。

食生活においては、乳酸菌や食物繊維の不足、アルコールの過剰摂取や暴飲暴食の傾向がある際は注意が必要です。


関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!

スポンサーリンク


胆汁の影響

胆汁とは肝臓で作られ、胆のうに溜まる消化液のことで、脂肪の分解に重要なものになります。

食べ物が胃から十二指腸に運ばれた際に小腸の入り口から胆汁が分泌され、消化を終えると胆のうに戻る仕組みになっています。


感染症や食あたりを経験した場合、小腸末端の機能が低下し、胆汁が胆のうに戻らず、大腸に流れ込んでしまいます。

すると、大腸は胆汁を薄めようとし、水分を分泌します。これにより、下痢症状が起こります。


胆汁は夜に溜まる特徴があるため、朝食後の1〜2時間後にお腹がゆるくなるようであれば胆汁による影響も疑われます。

特に腹部に痛みを感じることはありません。

この場合、下痢止めが効かないことが多いですが、食事のタイミングの変更や食事量を減らすことでコントロールが期待できます。


関連記事:夜中の腹痛で冷や汗が止まらない!原因や対処法は?

食事

食習慣によっても下痢を引き起こす可能性があります。

お腹をゆるくさせる食品を以下に記載します。

脂肪の多い食品 脂身の多い肉、バター、生クリームなどは消化吸収に時間を要するため、消化不良を起こしやすく、消化不十分のまま運ばれることで腸液が過剰に分泌され下痢を引き起こします。
カフェイン コーヒー、緑茶、栄養ドリンクなどは、腸の蠕動運動を促進させ、腸の動きが活発になりすぎることで下痢になります。
アルコール お酒は腸の粘膜を刺激してしまうため、過剰摂取をすると下痢を引き起こしてしまいます。

スポンサーリンク


病気の可能性

大腸がん

下痢と便秘を繰り返す場合が多いです。

初期の段階では特徴的な症状は起こりにくく自覚しにくい病気の一つです。

この病気は早期発見、早期治療でその後が大きく左右されるため見逃しに注意が必要です。

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができ炎症を起こす病気です。

症状には腹痛、下痢を引き起こします。

場合によっては下血を生じることもあります。


この病気は完治が難しく、症状が落ち着く時期と悪化する時期を繰り返します。

症状が慢性化し長期にわたると大腸がんの発症リスクが高まります。


関連記事:赤いうんちが出るのは病気?自覚症状が無くても要注意!

スポンサーリンク


対策

原因は様々にありますが、下痢が起こるかもしれない場合、食事や外出時などの日常生活においても不便なことが多くなります。

次に症状緩和につながる対策をご紹介しておきます。

腸内環境の改善

最初に記載した腸内フローラの乱れが原因となる際は、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維などの腸内環境を整えてくれる食品の摂取を意識してみましょう。

しかし、とり過ぎても下痢を引き起こす場合があるため、バランス良い摂取を心がけましょう。

渋みのあるお茶を飲む

紅茶やウーロン茶に含まれる渋み成分のタンニンには、下痢止めの効果があるとされています。

手軽に飲めるものなので試しやすいです。

ただし、カフェインが含まれているため、その影響を強く受けるようであると逆に下痢になる可能性もあるため、様子をみながら飲んでみましょう。

白湯

刺激が少ない飲み物であり、胃腸にも優しいものになります。

また、一度沸騰させているため、余分な菌を取り込むことなく摂取できます。

適度な運動と趣味活動

ストレスが原因となっている場合、根本となるストレスを軽減させる必要があります。

運動や趣味はストレス発散効果が大いに期待できます。

水分補給

下痢をすると排便とともに、多量の水分を体内から失うことになります。

そのため、知らぬ間に脱水を起こしかねないため、下痢症状がある方は水分補給が重要となります。


この場合、一気に多くの水分を摂取するとお腹が刺激されてしまうため、少量をこまめに飲むことをおすすめします。

医療機関へ行く

いつまでも治らない下痢症状、便秘と下痢を繰り返している、下痢止めが効かない場合には何らかの病気が隠れている可能性があります。


病気の中には早期発見、早期治療が行えれば、その後の状態の改善も十分に期待できますので、気になる症状があれば、すぐに消化器内科や胃腸科を受診してみましょう。


関連記事:腸が動くのがわかる!ゴロゴロして気持ち悪い原因3つを徹底解説!

まとめ

お腹の悩みは人に相談しにくく、一人で抱え込みがちになります。

少しでも今回の情報が参考になれば幸いです。

また、改善の努力をしても下痢がずっと続く、下痢と便秘を繰り返すなどの症状に悩まされている場合は、一度、医療機関を受診し検査を受けてみることも必要です。


関連記事:便の量が少ない・細い!原因や注意したい病気を解説!

スポンサーリンク


このページの先頭へ