自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
数年前まであまり耳にすることのなかった「自律神経失調症」。
ここ最近では急激に患者が増えてテレビや新聞などのメディアでも取り上げられることも増えてきました。
しかしまだまだ認知度はそこまで高くなく、「自律神経」という言葉は知っていてもその働きや自律神経が乱れることによって起こる症状などを知らない人も中にはいるかと思います。
そこで今回は自律神経について解説するとともに、自宅で簡単にできるケアの方法を教えます。
スポンサーリンク
目次
自律神経失調症とは
人間の身体には脳からの指令を体に伝達する体性神経と、自分の意志とは関係なく働く自律神経があります。自律神経の働きは主に、血圧や体温の調整、食べ物の消化の他、心臓や内臓を動かすことです。
さらに自律神経は働く神経と呼ばれる「交感神経」と休む神経と呼ばれる「副交感神経」に分けられ、この二つの神経がバランス良く交互に働くことによって健康な体を維持しています。
このバランスが崩れる事で「自律神経失調症」になり、様々な症状が出て体調を崩すことがあります。
<症状の例>
- 頭痛
- 蕁麻疹
- 睡眠不足
- 眩暈
- 高血圧
- 情緒不安定
- 集中力の低下
スポンサーリンク
自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる原因は様々あり、複数の要因が関わっていて特定が難しい場合もあります。その中でも、自律神経失調症の原因となる代表的な五つの要因を挙げるので確認してみましょう。
過度のストレス
人によってストレスを感じる事象や程度には大きな差がありますが、対人や環境によって私たちは様々なストレスを日々感じています。元々ストレスに弱い人や、嫌なことを断れずに我慢してしまいがちな人、依存傾向にある人などがかかりやすいとされています。
生活リズムの乱れ
夜更かしや夜間勤務などで昼夜逆転の生活が長く続くことは身体に大きな負担をかけることになります。また、自律神経の発達が未熟な子供は自律神経が乱れやすいとされているので、両親の外出に付き合って夜更かしさせることのないように注意しましょう。
このような子供の頃の悪い習慣のせいで病気がちな大人に成長するだけではなく、ストレスに非常に弱い身体を形成する原因にもなります。
環境の変化
仕事や引っ越しなどで環境が変わったときに、不安やストレスを感じて自律神経のバランスが乱れる人が多いようです。また、環境と言っても暑さや寒さが影響していることもあります。
熱過ぎるお風呂は自律神経を乱すことがあるので注意して下さい。
女性ホルモンの影響
更年期障害などで女性ホルモンのバランスが不安定になると、自律神経も影響を受けてバランスが不安定になりやすくなることがあります。
また、その反対に自律神経失調症が原因で、自律神経の乱れから女性ホルモンのバランスが崩れる場合もあります。
ホルモンバランスと自律神経は互いに作用し合っており、二つのバランスを上手くとっていかなければなりません。
食べ物
食事で摂取する栄養素も自律神経に影響を与えています。例えば、お肉やバターに含まれる油分を摂取し過ぎると、自律神経失調症になりやすい身体になってしまい、逆に魚に含まれる油分を摂取すると、自律神経失調症になりにくい身体になると言われています。
また、カフェインや糖分、アルコールの摂り過ぎなども自律神経を乱すことがあるため注意が必要です。
関連記事:コーヒーの飲み過ぎは自律神経に良くない?注意が必要な人は?
スポンサーリンク
自宅で簡単にできる自律神経の整え方
乱れてしまった自律神経を整えるためには、これから紹介する4つの事が大切です。良質な睡眠
ただ寝るだけではなく毎日決まった時間に寝て、次の日は決まった時間に起きる、このことが大切です。
そして朝一番はカーテンを開けて朝日を浴びるようにしましょう。これだけで不眠症も少しずつ改善していきます。
適度な運動
筋トレやランニングなど、激しい運動は交感神経を刺激し過ぎてしまうため、散歩などの軽い有酸素運動をするようしましょう。食生活
栄養バランスの取れた食事をすることが大事です。特にビタミンやミネラルを多く含む食材を使用した食事を摂取すると良いでしょう。
また、食事をする時間や回数も見直してみましょう。朝食を抜いていると朝一番の脳が働き始める大切な時にエネルギーが供給されなくなって、交感神経が上手く働かなくなることがあります。
朝・昼・夜と規則正しく食事をし、お肉・野菜・魚など好き嫌いなく食べることが大切です。
アロマテラピー
アロマテラピーにはリラックス効果があり、神経の高ぶりを鎮めてくれる作用もあります。ラベンダーやヒノキ、カモミールなどの香りが特にリラックス効果に優れているためオススメですが、自分の好きな香りで楽しんで毎日続けられると良いでしょう。
質の良い睡眠をサプリで手に入れたい方はこちらをチェック!
まとめ
様々な症状に悩まされる自律神経失調症ですが、毎日の習慣を少し変えるだけで症状が改善されるだけではなく生活や心も豊かになっていきます。食生活や運動不足も自律神経のバランスを乱す要因の一つですが、気持ちは大きく神経に影響を与えます。
辛さを感じたときは一休みして自分に癒しの時間を作ってあげる事も大事です。
関連記事:急に息苦しくなるのは心の不安が原因?動機や手の震えにも超注意!
スポンサーリンク