腎盂腎炎と膀胱炎の違いが知りたい!症状から違いを探る!

腎盂腎炎と膀胱炎の違いが知りたい!症状から違いを探る!

男性


最近、昼夜関係なくトイレが近くなった、尿が出終わるころに痛む、尿が白っぽく濁ったり、時には尿の色がピンクや赤くなっている。


程度の差はあると思いますが、この様な症状が現れた場合は膀胱に異常が出ているかもしれません。


ここでは、そんな症状に当てはまる膀胱炎について書いていきます。

また、膀胱炎から腎盂腎炎という病気に発展する事もありますので、腎盂腎炎についても触れていきます。

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膀胱炎

膀胱炎は、膀胱の粘膜が大腸菌などの細菌に感染して炎症を起こした状態の病気です。


この膀胱炎は女性に多い病気で20~40歳代に多く発病しやすい病気です。

女性は男性と比べて、尿道が短いため尿道括約筋の働きが弱く、外陰部の細菌が尿道から膀胱に侵入しやすいので、急性膀胱炎になりやすいのです。

原因

普通は、多少の細菌が膀胱に入っても、元々備わっている防御機能や、排尿によって流され膀胱炎になる事はありませんが、

  • 排尿を無理に我慢する
  • 風邪などを引いて体力が落ちている
  • 冷え
  • 便秘
  • 性交
などが原因となり、細菌が膀胱に定着してさらに増殖すると膀胱炎になってしまいます。


関連記事:女性が膀胱炎になる原因4つ!具体的な症状も徹底解説!

症状

膀胱炎の症状は

  • 残尿感
  • 排尿時の特に尿が出終わる時に痛みがある
  • 昼夜問わずに排尿の回数が多くなる(頻尿)
  • 尿に膿が交じり白っぽく濁る
  • 血尿(尿がピンク色、赤くなる)
などの症状があげられます。

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治療法

気になる治療法ですが、症状自体が軽ければ、水分を多くとり尿の量を増やす事で自然に治ることもあります。(アルコールやコーヒなどの刺激物は避けましょう)


症状が重い場合は、抗菌薬を服用して2~3日経過を見ます、大抵の場合は2~3日の服用で治ります。


症状が治まても、他の病気が潜んでいる可能性がありますのでもう一度尿検査をきちんと受けて、他の病気の可能性を除外しておくことが必要です!!


慢性膀胱炎
膀胱炎には急性膀胱炎と慢性膀胱炎があり、症状自体は同じなのですが慢性的に膀胱炎が繰り返される場合は慢性膀胱炎となります(上での説明は急性膀胱炎の説明です)。


慢性膀胱炎の場合は、尿路に何らかの別の病気があり、膀胱炎が続いている可能性が高いです。

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腎盂腎炎

そして、膀胱炎を起こした細菌がなんらかの原因で尿管をさかのぼて、腎臓に達すると腎盂腎炎という病気を発症してしまう事もあります。

症状

腎盂腎炎の症状としては

  • 寒気
  • 高熱(ふるえをともなう)
  • 嘔吐、悪心
  • 全身の倦怠感
  • 腎臓の辺りの痛み
  • 腰痛、左右どちらかの背部痛(たたくと痛む)
  • 膀胱炎の症状
などがあげられます。

治療

腎盂腎炎の治療法は、まずは安静にすることが必要となり、多くの場合入院が必要となります。

そして、抗生物質の注射や点滴をしながら、水分を多くとり、尿の量を増やす様にします。


尿路に異常が無い場合はこの様な治療で、数日(約1週間ほど)で熱が下がってきて、食事がとれるようになり薬も内服薬に切り替えられます。


腎盂腎炎は一度治ったと思っても、再発したり、治まった炎症が再燃したりする厄介な病気ですので、自己判断で通院をやめてしまうのは危険です。

医師の指示に従いしっかりと完治するまでは通院をやめてはいけません。


関連記事:男性が膀胱炎になる3つの原因!気になる症状も徹底解説!

まとめ

尿に関するトラブルは、なかなか人に言えない事が多いですが、実際に症状があるのでしたら恥ずかしがらずに泌尿器科の受診を受けることをお勧めします。


特に血尿の症状が出ている場合は、単なる膀胱炎ではなく、がんなどの重大な病気のサインである可能性もあります。


膀胱がんの場合、一度血尿が出た後、その後は目で血尿だと確認できるほど尿の色が赤くない状態に戻り、一時的な症状だったのではないかと思いそのまま放置しておくパターンも多いのですが、これは大変危険です。

その間に癌が進行してしまっていて次に症状が現れたときには、癌が初期の段階を過ぎてしまっている事が多いです。


最初の血尿の時にすぐに病院に行っておけば!!と悔やんでも悔やみきれない事になりかねません、血尿に限らず、血が出ているという事は体のどこかに異常が発生していますので、病院に行く事を先延ばしにすることはとても危険な行為です。



話が少しそれてしまいましたが、今回は膀胱炎と腎盂腎炎について書いてみました、是非参考にしてみて下さい。

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