子宮出血・強いつわりは気をつけて!その原因は胞状奇胎かも!!
胞状奇胎とは、胎盤を構成する絨毛が2mm以上に膨らみ、白いブドウの房のようになってしまう病気で、奇胎自体は悪い病気ではないのですが、絨毛がんが発症しやすくなるため注意が必要な病気です。
今回は、そんな胞状奇胎と絨毛がんについて書いていきます。
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胞状奇胎
胞状奇胎には、絨毛の全部が奇胎化した全胞状奇胎、部分的に奇胎化した部分胞状奇胎、奇胎化した絨毛が子宮筋肉の中に侵入した侵入胞状奇胎があります。
胞状奇胎は、絨毛がんが発症しやすくなりますので治療後は、しっかりとした管理が必要となる病気です。
原因
胞状奇胎の原因は受精卵の異常で、40歳以上の高齢妊娠や、20歳以下の若年妊娠などが発症率を高くすると言われています。症状
症状としては、妊娠の初期の段階で、子宮出血、強いつわり、妊娠週に比べて大きい子宮などがあります。hcgと言う数値が正常の妊娠よりも高くなる傾向にあります。
治療
治療法としては、子宮の内容物を除去する手術を約1週間ほどの間隔で2回行うのが一般的で、場合によっては子宮を摘出することもあります。術後は、絨毛がんの発症が無いように注意する必要があり、侵入奇胎の場合は、抗がん剤による化学療法が用いられます。
hcg
胞状奇胎自体は予防できない病気ですが、早期発見することは出来ますので定期的な観察や管理が大切です。治療後は、hcgが検出されなくなり、正常な月経周期を6ヵ月~1年間確認できれば新たな妊娠をしても問題ないとされています。
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絨毛がん
絨毛がんは妊娠に関する妊娠性絨毛がんが多く、妊娠によって形成する胎盤を作る絨毛細胞が、妊娠終了後も体に存在して、それが悪性に変化したものです。また、非妊娠性絨毛がんもあり、女性の卵巣や男性の精巣、全縦隔に発生するものや、肺がんなどの分化異常によって発生したりします。
症状
症状としては、子宮からの不正出血です。(妊娠が終了してからも、出血が続く場合や、月経以外の出血が続く場合は注意が必要です)絨毛がんは発症原因がはっきりしていない部分が多いので予防は困難であると言えます。
治療
絨毛がんは、早期の段階から血液中にがんが侵入して、血液に乗って他の臓器に転移することが多いので、治療は全身的治療である、化学療法が中心となります。治療後も、経過を慎重に観察する必要がある、恐ろしい病気です。
まとめ
いかがでしたでしょうか??今回は胞状奇胎と絨毛がんについて書いてみました。どちらの病気も予防が難しく大変恐ろしい病気です。特に妊娠した際に発症しやすい病気ですので、妊娠時には注意して症状に該当することはないか見ておく必要があります。
少しでも異常を感じた場合は、すぐに病院に行くようにして下さい!!
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