便の色が黒い原因は血が混ざってるから?気を付けたい病気3つ!

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便の色が黒い原因は血が混ざってるから?気を付けたい病気3つ!

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バランスの取れた食事を摂取している分には、毎日排便を行います。

水っぽい便(下痢)や非常に硬い便(便秘)など様々あり、それらの問題に日々悩んでいる人は多いです。

しかし、ある日便を確認したら、便が黒かったり、赤かったりした場合は流石にただ事ではないと感じ慌ててしまいます。


実際にこれらの症状は、重大な病気が隠れていることを示している場合が多いです。

この記事では、特に便が黒くなってくる疾患について紹介していきたいと思います。

黒色便と血便の違い

便の色が黒くなるのも、血便になるのもどちらも便の中に血液が混ざるためです。

ではなぜ色の違いが出るのかというと、出血している部位によって違ってきます。


大腸などでは出血してすぐの状態で便に混ざるので赤っぽい便になりますが、胃や十二指腸などからの出血では胃酸と混じることで、血液の中の赤血球に含まれているヘモグロビンが酸化されて黒くなります。


これがそのまま消化管を通って便として排泄されるため黒色便となってきます。

ですので、黒色便が見られるということは上部消化管からの相当な出血があることを示しています。

また、この黒色便はコールタールに似て真っ黒でどろっとした便なのでタール便とも呼ばれます。



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胃癌

この癌は罹患率も死亡率もトップ3に入るほど危険な癌になります。

胃癌になりやすい人の特徴として、50歳以上の男性であること、喫煙歴が長いこと、野菜の摂取量が少ないこと、塩分の摂取量が多いこと、ストレスがあること、そしてピロリ菌に感染していることが挙げられます。


なかでもピロリ菌への感染は胃癌との関連が非常に深く、早めに除菌することが重要です。


胃癌の初期症状としてはゲップや吐き気、貧血などがありますが、いずれもよくある症状なので、まさか胃癌だとは思われずに見逃されているケースも多いです。


他にも胃の慢性的な痛みや胸焼け、食後の胃の痛みなどが症状として現れてきます。

癌が進行して胃壁の深層まで浸潤してくると血管も侵して出血がより強くなり、黒色便や吐血といった症状も見られてきます。


胃癌は早期に見つけることができると、完治させることもできるので定期的に検診を受けることが重要です。



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胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍

どちらも、粘膜が剥がれてしまって粘膜の下の層が内面に露出してしまう疾患です。

胃潰瘍の原因としてはやはりピロリ菌、そして胃粘膜の防御機構の低下になります。


ストレスによって胃粘膜が障害されやすくなることも多いですが、痛み止めとしてNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を服薬している場合は、副作用として胃潰瘍を起こしてしまうことがあります。


NSAIDsの代表薬としてはロキソニンやイブプロフェンがあります。


NSAIDsは痛みを発する物質(プロスタグランジン)を作る酵素をブロックすることで、痛みを抑える薬ですが、プロスタグランジンは胃酸から胃粘膜を保護する作用もあります。


NSAIDsは痛みのある部分だけに効かせるというような使い方はできないので、痛みの消失と同時に胃粘膜障害を起こしてしまいます。

ですので、多くの場合NSAIDsと一緒に胃潰瘍の治療薬も処方されます。



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十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は主に、胃酸の分泌が多くなって粘膜が傷つくことによって起こってきます。

胃酸は主にタンパク質を分解する働きをしているので、肉ばかり食べていると胃酸が大量に分泌され胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすい状態になってしまいます。


胃十二指腸潰瘍の症状としては、みぞおちに痛みを感じることが多いです。

特に食後1時間ほど立ってから痛みが出てくることが多いようです。


また、潰瘍を起こすと出血もきたすので黒色便や、吐血といった症状も出てきます。


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検査としてはバリウムを使ったX線造影検査や内視鏡検査が行われます。

X線造影検査では発泡剤によって胃を膨らませた後投資台に上がり、放射線技師の合図に合わせて硫酸バリウムを飲むことで食道~十二指腸までの造影を行います。


この検査では潰瘍だけでなく、癌についてもその有無を調べることができます。

胃癌は潰瘍に続発して、発生してくることもあるので有用な検査になります。


内視鏡検査は通称胃カメラと呼ばれるもので、口または鼻から内視鏡を挿入し消化管の内腔を検査するものです。

直接胃の内部などを観察することができるので、粘膜の状態や潰瘍、早期癌の有無を発見しやすくなっています。


胃カメラは、想像すると喉を通るので吐き気がするのかとか痛みはあるのかと不安になられるかもしれませんが、鎮静剤による痛みの軽減もできますし、鼻から入れるカメラであれば喉を突くことも少なく、吐き気を感じることも少なくできます。


これら潰瘍の治療としては、過度な胃酸分泌を抑えるためにプロトンポンプ・インヒビターやH2ブロッカーという薬を使ったり、胃粘膜の保護をする薬を使います。


ここでのポイントは症状が良くなってきたからといって、自分の判断で服薬を止めずにしっかりと飲みきることが重要です。




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まとめ

いかがだったでしょうか。

黒色便が出る場合は上腹部に問題がある可能性が高いです。

そして、それらの疾患は日々の生活習慣がベースにあることが多いので、心当たりのある方はぜひ改善することをおすすめいたします。

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