残便感がある症状の原因3つと、気を付けたい4つの病気を解説!

残便感がある症状の原因3つと、気を付けたい4つの病気を解説!

ベルト


腹痛や下痢・便秘・吐き気などはお腹の症状でも多くの人が悩まされている症状かと思います。

これらの不快感も大変ですが、便は出たのに、まだ便が残っている感じがしたりガスが溜まっている感じがする「残便感」も不快な症状です。

いくら息んで頑張っても出てくれない。朝、仕事や学校へ行こうとするとお腹がグジュグジュなっていたくなる。

なんだかお腹が張って気分がすぐれないなど、憂鬱な状態です。

この記事では残便感はどうして起こるのか?や気を付けたいことなどを解説していきます。

残便感の原因となる3つのこと

残便感は主に
  • 便秘によるもの
  • 腸の通過障害
  • 腸が過敏になっている
  • ストレス
  • いきむ力がない状態
などの事が、重なりあったりして起こります。

まずは、病気以外で気になる原因を見ていきます。

便秘

便が3日以上出なければ便秘だと思いましょう。

便が出ない症状だけではなく、ウサギみたいなコロコロした便石みたいな硬い便が出る場合も便秘と考えるべきです。

便が出るまでに時間がかかり、水分が腸に吸収されるため引き起こされる症状で、水溶性食物繊維を多く含んだ食事や、乳酸菌を沢山摂取する、ストレスを解消する、睡眠を十分にとるなどしましょう。



関連記事:コロコロとした便が続くのは水分不足が原因?気になる病気も解説!

ストレス

ストレスによって、便秘や過敏性大腸炎を起こすこがあります。

便とストレスとは自律神経の関係でとても深いものです。食事、睡眠、生活リズムの改善をしてストレスを解消しなくてはなりません。

いきむ力がない

座る


便が出ないから、思いっきり気張っても便が出ない場合があります。

病気の中には、いきむ力が低下してしまうものがあります。また、麻痺などによりどうしても「便を出す力がない」場合もあります。

この場合は「いきまなくても便が出る体に変えていく」必要があります。

  • 腸内環境を整えてる
  • 適度な運動を行う
  • 姿勢を正しする
  • 体を冷やさず、温める
  • 生活のリズムを整える
  • 水溶性食物繊維(ゴボウなどは不溶性食物繊維です)を摂取する
  • 水分を多くとる
  • 腹式呼吸や深呼吸をする
  • 便が出ているイメージトレーニング
などを心掛けて下さい。

また、便が出なくても毎日同じ時間にトイレに座るようにすることも大切です。

トイレに座ったら何回かお辞儀の姿勢をとるようにしましょう。

病気が原因であれば、医師の指示に従い、その治療に専念して下さい。

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残便感の原因となる病気

残便感がある場合はやはり、病気が原因なのでは?と心配になります。

ここからは、原因となるであろう病気を見ていきます。

痔は聞きなれた言葉だと思います。

症状としては、肛門が痛む、出血、痔が飛び出してくるなどです。

刺激物の多い食事のとりすぎ、ストレス、便秘や下痢が続いているなどが原因として考えられます。

痔になっている時は、まず肛門を綺麗に洗い流すようにしましょう。


アルコールやコーヒーは飲まない、刺激物の多い食品も控えることが大切です。ストレス解消や生活習慣を見直して、便秘や下痢をしないように気をつける必要もあります。

痔の手術や軟膏もありますが、便秘や下痢を繰り返していると再発してしまいます。

まずは、生活習慣を見直しましょう。



関連記事:赤いうんちが出るのは病気?自覚症状が無くても要注意!

大腸ポリープ

調べる


大腸ポリープは基本的には痛みなどの症状は無いので、血便が出るまで自覚症状がありません。

腹痛を伴うような症状が現れた時は、ガン化している可能性があります。


ポリープがあるために、腸が狭くなって通過障害が起きます。ポリープの間を通って出てくるので便が細い形になるのも特徴です。

通過障害が起きているため、便がスムーズに出ず腸に中に留まっている時間が長くなります。

ポリープに発癌性物質が影響してガン化する場合が近年では多く見られ、その数字は約80%とも言われています。

遺伝や食生活などが主な原因ですが、便秘になると宿便がたまり、腸の内側に憩室(ポケットのようなくぼみ)ができます。

そこに溜まっている宿便の毒素と遺伝子が影響してポリープができます。(この宿便の毒素は発がん性物質も含まれております。)

自覚症状がないので、早期発見には便潜血検査や大腸検査が必要です。ポーリープが大きくなると癌になる確率が高くなりますので定期的に検査をする事が大切です。

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大腸ガン

血便(便に血が混じる)下血(血そのものが出てくる)便が細くなる、残便感、下痢と便秘を繰り返す症状が主な症状で、

貧血、嘔吐、体重の減少やお腹の張り、腹痛、お腹にしこりがあるなどの症状が出ることもあります。

そして、お腹の病気ですが、初期症状は腰痛です。

原因は高カロリーな食事、吸収しにくい食品、防腐剤などが多く含まれたお弁当、タバコ、アルコール、運動不足、肥満、遺伝などです。

過敏性大腸炎

下痢が続く、便秘が続く、またその両方の症状を繰り返す状態が続きます。

その他にも、腹痛や腹部不快感、お腹が張った感じ、便秘、下痢、ウサギのようなコロコロ便または粘液便、残便感、ガスが溜まりやすいなどの症状などもあります。

原因はストレス、不規則な生活、暴飲暴食、刺激物のとりすぎ、神経質な性格などです。

対症療法が中心となりますが、心療内科を受診してみても良いかと思います。



関連記事:みぞおちを押すと痛い原因は?その違和感、4つの病気を確認して!

便の状態を確認する

男性


上でも説明しましたが、残便感が起こる原因は主に4つです
  1. 腸の中が通過しにくくなっている
  2. 蠕動運動の低下
  3. 排便時にいきめない
  4. ストレスなどによる神経的なもの
これらを、よく確認してみて下さい。

便の状態で残便感がある病気を探せる

また、便の状態(形状や色)に注目することも大切です。

  • 硬くてコロコロした便・・・・便秘によるもの

  • 細長い便・・・・腸のポリープや大腸、直腸癌、痔などの通過障害です

  • ドロドロの便・・・・下痢が長く続くと直腸や肛門の粘膜がただれ過敏になります。

    下痢などの刺激で、便が溜まっていないのに、常に便が残っている感じになります。過敏性大腸炎などです。



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まとめ

ストレスと便秘は自律神経の影響で深い関わりを持っています。また、ストレスにより、便だけではなくガスが溜まりやすくなることもあります。

緊張によって鼻からの呼吸ができず口から空気をたくさん吸って飲み混んでしまったり、腸が活発に動いたりするからです。

女性はホルモンの影響もありますのでその点も注意が必要です。

残便感の不快な症状を解消してスッキリとした毎日を過ごせるように、食生活や生活のリズムを見直してみて下さい。

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