【みぞおち】から【背中】にかけて痛みがでる6つの病気と対処法!

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【みぞおち】から【背中】にかけて痛みがでる6つの病気と対処法!

背中


身体の調子が悪くなると色々なところに痛みが発生してきますが、みぞおちから背中にかけてと範囲が広い場合には、胃・十二指腸、膵臓、心臓、肺など臓器も沢山ありますので、少し心配になってしまいます。


背中をぶつけたり、ひねった記憶がある場合は背中の筋肉や筋にダメージがある可能性が高いですが、やはり心配なのは内臓系の病気かと思います。

そこでこの記事では、「みぞおち」から「背中」にかけて痛みや違和感が出て、比較的重症な疾患についていくつか紹介していきます。

胃・十二指腸潰瘍

よくストレスで胃炎を起こしているかたがいらっしゃいますが、胃炎では粘膜の表面が炎症を起こしているだけですが、潰瘍(かいよう)となると粘膜が剥がれ、その下の組織が表面に露出してしまっている状態です。


こうしてみると胃炎よりも潰瘍の方が痛みが強そうに見えますが、人によってその痛みの程度は異なることが多いです。


十二指腸は胃と小腸とをつないでいる消化管で、膵臓からの膵液や肝臓・胆嚢からの胆汁が消化液として加えられる場です。

潰瘍は胃や十二指腸の壁が深く削れてしまっている状態なので、ひどくなると穴があいてしまい(穿孔)、周囲の臓器や腹膜に炎症が波及してしまうことがあります。


また、潰瘍は少なからずがん発生の基盤となるので、早めに治療することが重要です。

症状としては痛みの他に吐血や下血があります。


胃を経由して排出されるためどちらの血液も鮮やかな赤色ではなく、どす黒い赤色となるのが特徴的です。

定期的に胃カメラを飲んだりして早期発見に努めましょう。



関連記事:みぞおちを押すと痛い原因は?その違和感、4つの病気を確認して!

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胃がん

胃がんは現在、日本において最も患者数の多い悪性腫瘍で、それに伴い死亡者数もトップレベルで多いです。

どのがんもそうですが、ステージが進行してしまったものは、その後の経過は悪いものが多いです。

しかし、早期のもの特に早期の胃がんは5年生存率(診断後5年生きられる割合)が非常に高くなっています。


すなわち、がん検診をしっかりと受けることが重要です。

中でも偏った食生活をしていたり、ピロリ菌に感染している方は要注意です。


ピロリ菌に関しては普段は目立った症状を呈してこないので偶然見つけられるとうことが多いです。

自分の身体を守るためにも定期的に健診を受診しましょう。



関連記事:逸見政孝さんに学ぶ!スキルス胃がんの症状・原因・余命!

膵炎

膵炎には急性膵炎と慢性膵炎があります。

急性膵炎はよくお酒を大量に飲んだ時や、石が膵臓の管に詰まった時に発症し、非常に激しい痛みが出てきます。

さらに、わかりやすい症状としては、お腹に赤紫色の斑が出てくることが特徴です。


慢性膵炎は日常的なアルコール摂取などにより、膵臓が頑張りすぎてむくんでしまい発症します。

どちらもお腹から左の脇腹、背中にかけて痛みが出てきます。

アルコール性や胆石性では禁酒や石を取り除くだけで症状が改善していきますが、まれにがんが見つかることがあります。

膵臓がんは予後の悪いがんとして知られており、5年生存率は30%を下回っています。



関連記事:膵臓の病気の初期症状は?今すぐチェックしたい違和感や原因を解説!

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急性虫垂炎(初期)

いわゆる「盲腸」とか「アッペ」と呼ばれているものです。

盲腸という疾患はないので、呼ぶのであれば「急性虫垂炎」か「アッペ(appendicitisの略)」とするのが良いでしょう。

さて、虫垂炎というと原因は小腸と大腸がつながっている「回盲部」というお腹の右下の部分で炎症が起こるため、右下腹部が痛むと思われていますが、実は発症初期はみぞおちの辺りが痛むこともあります。


時間経過に伴い右下腹部に痛みが移動してきます。

お腹を押さえてうずくまるような仕草が見られるようであれば、手術治療が行われると考えておくとよいでしょう。



関連記事:盲腸の初期症状は?自分でチェックできることはコレ!

急性大動脈解離

胸


ここからは救急的に命にかかわるような疾患を2つ紹介します。

太い血管は3層構造を作っていて、内側から内膜、中膜、外膜と呼ばれます。

この内大動脈において中膜が裂けたり中膜と外膜の間で裂けてしまうようなものを大動脈解離と呼びます。


大動脈は心臓を頭の方へ向かって出た後(上行大動脈)、くるりと反転して(大動脈弓)背骨のすぐ前を腰のあたりまで下行して(下行大動脈)いきます。

大動脈解離が下行大動脈で起こると激烈な痛みを訴えます。

非常に急を要する疾患なのでためらわずに救急車を要請しましょう。



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急性心筋梗塞

今や血管が関係している疾患の死亡者数はがん患者のそれよりも多いです。

急性心筋梗塞は典型的には左胸が痛み、時に左肩へと放散していく痛みがあります。


しかし、心筋梗塞の厄介な点は他にも色々なところに痛みが発生し循環器以外の疾患として捉えられてしまうことがあるということです。

具体的には下顎が痛いとか、みぞおちのあたりが痛いといって病院を受診することがあります。


さらに軽症例では救急車でなく、自分で歩いて病院へ行けることもあり緊急性が感じられない症例もあります。

心筋梗塞を発症しやすい方の特徴としては脂っこい食事が多いのにも関わらず運動をあまりしていない方、というものがあります。


そして発症要因として意外と多いのが「早朝の雪かき」です。


これは身体を動かすために心臓が頑張らなければ行けないのに、悪い食生活によって狭くなってしまった心臓へ栄養を送るための血管(冠動脈)が、寒さによってさらに狭く詰まってしまうということが心筋梗塞の発症に大きく関わっているということを示しています。


軽症重症に関わらず胸の痛みを感じた場合は循環器内科を受診してみましょう。



関連記事:左胸が痛い原因は?ズキズキする5つの病気を詳しく解説!

まとめ

いかがだったでしょうか。

一口にみぞおちや背中の痛みと言っても様々な原因があります。

専門家でも見逃してしまうことがあるので、警戒しすぎるくらいがちょうどよいのではないかと思います。


普段からの食事や運動などに気を配りながら、異変を感じた場合は様子見をせずに早めに病院に行き医師の診察を受けるようにしましょう。



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