背中の真ん中の痛み!息苦しい鈍痛が続く病気について解説!
皆さんは背中が痛いと感じたことはありませんか??
長時間のデスクワーク、猫背などでよく背中を痛めやすくなりますし、よくあることでもあります。
しかし、背中の痛みは背中のどのあたりが痛むかによってその原因が違い、場合によっては様々な病気と関連していることがあります。
そこで、今回の記事では、背中の中央(真ん中付近)が痛むときについて解説してきます。
スポンサーリンク
目次
背中の中央が痛む原因とは?
背中が痛む原因は激しい運動後、痛みが生じる場合は筋肉痛や運動時のケガなどが考えられます。また、運動を何もしていないのに背中が痛くなった場合、背中の中央右側では、肝臓や胆嚢などの病気が関連している可能性があり、
背中の中央左側では膵臓や胃、十二指腸、心臓に関連した病気が考えられます。
心筋梗塞でも中央左側が痛くなるので注意しましょう。
背中の痛みが関連する病気
背中の中央左側が痛むとき
背中の中央右側が痛むときに考えられる病気には、肝炎や肝臓がん、胆石症、胆嚢炎などがあります。肝炎や肝臓がんは過度な飲酒やカキなどの二枚貝の生食が原因で起こり、背中の痛みのほかに黄疸(目や皮膚が黄色っぽい色になること)や発熱、食欲不振などの症状も伴います。
肝臓がんではおなかが張って膨らみます。胆石症や胆嚢炎は、肥満やストレスなどが原因で起こり、食後のみぞおちの激痛や発熱、寒気、吐き気などの症状も伴います。
関連記事:腰の左側だけに痛みがつづく!考えられる8つの原因!
背中の中央右側が痛むとき
背中の左側は特に危険な病気がいくつかあります。背中の中央左側が痛むときに考えられる病気には、狭心症や心筋梗塞、胃がん、膵炎などがあります。
狭心症は、主に動脈硬化が原因で起こり、背中の痛みとともに発作性の胸の痛みが伴います。
(初期症状として胃が痛むことがありますので、単なる胃痛ではないこともあります。)
心筋梗塞は動脈硬化や血栓によって冠動脈が詰まることが原因で起こり、30分以上続く胸の痛みを伴います。
胃がんはお酒の飲みすぎやピロリ菌の感染、膵炎はお酒の飲みすぎや胆石が原因で起こります。
症状は、胃がんでは空腹時や食後の腹痛、胸やけ、膵炎では黄疸、食欲不振などの症状を伴います。
関連記事:腰の右側だけに痛みがつづく!気をつけたい6つの原因!
スポンサーリンク
背中上背部が痛むとき
背中の中央上背部が痛むときには、胸郭出口症候群が考えられます。胸郭出口症候群は胸郭の出口が狭くなることで起こります。
なで肩や胸筋をよく鍛えている方では胸郭の出口が狭くなりやすく、この病気になりやすいです。肩こり、腕や手のしびれなどの症状も伴います。
背中の痛みからこれだけたくさんの病気の可能性があり、心筋梗塞なども考えられるため、何もしていないのに、急に背中が痛いなあと感じたら病院で診察してもらいましょう。
背中の痛みの改善方法
背中の痛みを改善するには、背中が痛む原因となっている病気の治療をすることが大切です。背中の痛み以外にも何か異状があるようなら病院へ行き、診察してもらいましょう。
治療に関しては、薬物療法や点滴などを行います。また、背中の痛み以外の症状がなく、病気が関係していない筋肉痛などの場合は安静にしているかストレッチなどをして筋肉をほぐしましょう。
運動時のケガによるものであれば病院で手当てしてもらいしばらく安静にしていましょう。
関連記事:背中を捻挫した?具体的な症状と早く治す方法を解説!
スポンサーリンク
生活習慣の改善で背中の痛みを予防しよう!
仕事で長時間デスクワークをする方はこまめに休養を取り、背中に負担をかけすぎないように注意しましょう。仕事や勉強に集中してしまうと、気がつけば数時間同じ姿勢になっていたという、ことはよくありますが背中や腰、首などに負担をかけています。
タイマーなどを使い、30分・1時間に一回は椅子から立ち上がりストレスをするようにしたいです。
その時は作業を一度止める事になり、効率が悪く感じますが、背中や腰を痛めてしまうとそちらの方が結果的には効率が悪くなります。
また、今回紹介した病気には多量の飲酒、暴飲暴食などの生活習慣の乱れが原因で起こる病気もあります。
生活習慣の見直しは背中の痛みだけでなく様々な病気の予防になります。
背中の痛みを予防するためにも、こうした生活習慣の見直しから始めてみましょう。
正しい姿勢を心掛けて背中に負担がかからないようにしたり、適度な運動を始めたり、お酒も控えめにしたりなど、
普段のちょっとしたことの積み重ねが予防につながります。
関連記事:肩甲骨がゴリゴリ鳴る!肩を回すと音がする原因と痛い場合の注意点!
まとめ
いかがでしょうか??背中の痛みと言っても、単純に背中の筋肉や筋を痛めていることもありすし、内臓の疾患が原因で背中に痛みを起こしている可能性もあります。
毎日、仕事や勉強に忙しい現代人の我々は背中が痛んでも、しばらく様子見をするという選択をしがちですが、
その痛みが続く、もしくは普段の背中の痛みとは何かが違うと少しでも感じるようでしたら早めに病院に行きましょう!!大きな病気も早期発見をする事でその後の治療に大きな差が出ます。
スポンサーリンク