つわりでえずく原因と4つの対処法!
妊娠が分かって嬉しい気持ちとは反面に訪れるのが、辛いつわりです。
早い人は妊娠が判明する時期からつわりが始まり、おおよそ9割の人が妊娠6ヶ月を過ぎた辺りでその症状が治まります。
この記事では、初めて妊娠をする女性はもちろんですが、そのパートナーである男性や周囲の人に是非読んで頂きたい記事として、つわりが起こる原因と、対処法、妊娠中に気を付ける事などをご紹介します。
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つわりの原因
実はなぜつわりが起こるのかという原因は未だ解明されていないのが現状です。有力な仮説として以下の事があげられています。
hcgホルモンの増加
妊娠をすると体内でhcgというホルモン物質が身体の中で一気に上昇し、妊娠をしていない時の数値を1とするとピーク時には10万前後にも達します。このように急激に増加するホルモンで身体機能が混乱し、体調不良に至るのではないかという説。
自律神経失調症
自律神経とは自分の意思ではなく生きている限り自律して機能する器官を調整する神経で、肺、心臓、血管、膀胱、子宮などがあります。妊娠をきっかけに体内に大きな変化が起こる事で、この神経が乱れ、つわりが起こるといわれる説。
上記の他に様々な仮説がありますが、どれも医学的根拠がなく、あくまでも仮説の段階なのです。
しかし、一貫して言える事は身体が赤ちゃんを体内で育てるために変化を起こす事によって、現れる症状であるという事です。
関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
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つわりの症状と対処法
つわりと一言で言っても人それぞれ時期や症状も違うため、対処の仕方も変わってきます。ここではつわりの症状から見る簡単な対処法をご紹介します。
吐きつわり
一般的に知られるつわりで、常にむかむかと気持ちが悪い場合や、食事の臭いを嗅ぐと吐き気がする場合があります。このため食事をする事が難しくなり、食事をしても吐いてしまうといったつわりの症状です。
こういった症状の場合、まずは自分が食べたい物を口にする事です。
お腹の赤ちゃんの事を考えると、バランスの良い栄養のある食事と思われがちですが、妊娠初期の赤ちゃんは、妊娠前に身体に蓄えられている栄養で成長を続けますので問題はありません。
ただし、何も食事が受け付けないといった場合には、脱水症を避けるため水分だけは摂取するように心がけましょう。
関連記事:下腹部に違和感がある女性が注意したいこと!原因を解説!
食べつわり
お腹が空くと気持ちが悪くなる症状のつわりで、常に食事をしていないと吐き気がするので過食になりやすいのが特徴です。
この場合、心配されるのは急激な体重の増加です。
妊娠中はほとんどの産院で体重管理を行いますが、その理由は妊娠中毒症を避けるためです。
妊娠中毒症が引き起こす様々な症状はお腹の中の赤ちゃんにまでリスクを及ぼすものが多く注意が必要です。
食べつわりの症状がある場合には一回の食事量を減したり、外出時には腹持ちのいいドライフルーツやナッツを持ち歩くのもいいでしょう。
また、飲み物も糖分の少ない物を選ぶようにするとより効果的です。
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よだれつわり
唾液の量が増加し、妊娠中敏感になる味覚や嗅覚が唾液そのものの味や臭いに不快感を覚え、気持ちが悪くなる症状のつわりです。自宅に居れば唾液を吐き出し、うがいをすると症状が軽減されますが、外出時や仕事中に頻繁にうがいをするわけにはいきません。
唾液の味や臭いをごまかすため、飴やガムなどを持参するといいでしょう。
ただし大量に出る唾液を吐きだす事は身体の水分を外に出しているという事なので、脱水症にならないためにも水分をこまめに摂取するように心掛けましょう。
眠りつわり
睡眠不足ではないのに一日中眠気があったり、激しい睡魔に襲われるなど眠気の症状が出るつわりです。この症状がある場合にはできるだけ身体を休める事が一番の解消法となります。
仕事をしている場合は休憩時間を利用して少しでも体を休める事を優先します。
また、急激に眠気が来る事がありますので、極力車の運転は避けましょう。
関連記事:妊娠初期に鼻血が頻繁に出るのが心配!原因を徹底解説!
まとめ
ここでは4つのつわり症状を挙げて対処方を紹介しましたが、その他にも、頭痛、腰痛、倦怠感、焦燥感、情緒不安定など様々な症状があります。自分だけにしか理解できない苦しいつわりで辛い思いをする事もたくさんありますが、まずは絶対に無理をしない事です。
お腹の中の赤ちゃんのためはもちろん、それ以前にその赤ちゃんを体内で育てる自分の身体を第一に優先しましょう。
そしてそのためにも、家族や職場の人たちの理解を得て、妊娠生活をより過ごしやすい環境に整えて行く事が何よりも大切です。