目の焦点が定まらない!ただの視力低下ではない原因5つ!

目の焦点が定まらない!ただの視力低下ではない原因5つ!

目


最近、目がかすむ、焦点が合わないなどの症状に悩まされていないでしょうか?

主な原因には目の疲労や加齢による変化などが考えられます。

これらは、ある程度は仕方のない部分もあり、眼精疲労であれば、目を休めるなどの対処法も取りやすいです。


しかし、目の焦点が定まらない症状には重い病気が隠れている可能性もあります。

例えば緑内障などが原因の場合は、放置しておくと失明してしまう大変危険な病気です。


この記事では、目の焦点が合わない原因をいくつかご紹介していきますので、参考にして下さい。

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眼精疲労

日常生活を送る中で、目は常には動いており、知らない間に疲労しています。

パソコン、ゲーム、スマートフォンを長時間使用、新聞や読書など細かい字を見るなどの何かを凝視し続けることで眼精疲労が起こります。


特に近くのものを凝視していると、目の焦点を合わせる毛様体筋の緊張状態が続き、水晶体の厚さを調整できなくなります。

これは、ピントフリーズ現象とも呼ばれており、眼精疲労の蓄積は近視の進行に影響するとされています。


症状には、物がかすんで見える、焦点が合わない以外にも、眼痛、充血、目の乾きが起こります。

このような目の症状に伴う肩こりや頭痛、めまい、吐き気が生じることもあります。

上記のような症状が見られた場合や、長時間において目を酷使する場合は一定の時間で作業を中断する、蒸しタオルなどで目の緊張を和らげるようにしましょう。

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老眼

40歳以上の方で、「最近ピントが合わないな…」と感じている場合、もしかすると老眼の可能性があります。

名前の通り老化現象の一つで、毛様体筋の衰えや水晶体の硬化により、目の焦点が合わせにくくなります。


多くは手元など近くの物を見る際に焦点が合わないと感じます。

また、近視がある場合、眼鏡を外すと見えやすくなり、遠視や正視の場合は細かい字がぼやけるようになります。

仕事や日常生活に支障が出る場合は、老眼鏡の検討も必要です。

過矯正

すでに眼鏡やコンタクトレンズを使用されている方で視力矯正の度数が合っていない状態をいいます。


過矯正の場合、遠くまで良く見える状態で度数が調整されている場合が多いですが、そのままパソコンやスマートフォンなどの近くの物をみると目にストレスがかかり疲労を感じます。


小さなお子さんの場合では視力低下を起こす危険もあるため注意が必要です。

視力検査の結果と合わせて、ご自身の生活や仕事の内容に合わせた度数の調整を検討することも必要です。


関連記事:片目の視界がぼやけるのは病気?6つの原因と治療法を解説!

ストレス

ストレスや疲労も目に影響を及ぼす要因となります。

ストレスにより目の機能が低下し、物が二重に見えるといった症状が現れます。

目の症状の裏には、うつ病や自律神経失調症などが隠れている可能性もあり注意が必要です。

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病気

緑内障

この病気は眼圧の上昇により視神経が圧迫され、徐々に視野の欠損が起こり、そのまま放置すると失明の危険もあるものです。

目の見えにくさ以外に、激しい頭痛、目のかすみ、嘔吐といった症状が急に起こる急性緑内障発作があります。

40歳以上の日本人の約5%がこの病気を患っているとされています。


片目のみの症状の場合、脳でピントの調整を図るため、初期症状を自覚しにくいことが特徴にあります。

そのため、自覚がない状態であっても40歳を超えたら眼科の定期検査を受けることも検討してみましょう。

治療には、薬物療法やレーザー治療などがあります。


関連記事:視界が暗いと感じる症状は危険?3つの原因と悪化させない方法!

眼筋麻痺

目は6つの筋肉によって動いています。

筋肉が何らかの原因で動かなくなると焦点が合わない、物が二重に見えるようになります。

距離感や立体感などを捉えづらくなるため、運転や歩行などの多くの視覚情報が必要となる活動に支障が出てきます。


この場合、片方の目を隠すと症状が和らぐことがあります。

眼筋麻痺を引き起こす原因として、筋肉の障害、神経の障害、内科的要因などが挙げられます。


筋肉の障害には外眼筋炎、甲状腺眼症、ミオパチーなどがあります。

この内、ミオパチーとは筋肉の病気の総称、筋肉の萎縮、筋肉の収縮や弛緩がコントロールできない、筋力低下などを起こす病気になります。


神経の障害では脳腫瘍や脳動脈瘤による脳神経の損傷が起こります。

さらに、筋無力症という病気の内、「眼筋型無力症」というものがあり、眼筋を支配する神経に障害が起こります。

目が上手く動かせず、斜視や眼瞼下垂などが現れます。


内科的要因としては、糖尿病による神経症状があります。

また、高血圧や動脈硬化は脳梗塞のリスクを高め、その症状として二次的に目の障害が現れる可能性があります。

これらの病気が隠れている場合は、早急に脳神経外科がある医療機関を受診することをお勧めします。


関連記事:目が痛い!光を見るとまぶしい感じもある5つの原因と対処法!

まとめ

今回は目の焦点が合わない原因についてお伝えしていきました。

眼精疲労やストレスによるものであれば、目を休ませることで改善が見込めます。

しかし、中には何か病気が隠れている場合もあります。

症状が長引く、悪化する、嘔吐など別の症状が伴うようであれば、一度、眼科や脳神経外科などがある病院に相談してみても良いかもしれません。

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