目を動かすと痛いのはなぜ?頭痛やめまいの原因の可能性も!

目を動かすと痛いのはなぜ?頭痛やめまいの原因の可能性も!

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普段生活している時、無意識のうちに目を動かしています。

その際に痛みを感じると日常生活に支障が出てしまい、早く治したいと思います。

そして、一度気になり出すと少し目を動かしただけでも痛い感じがしたり、場合によっては頭痛やめまい、吐き気などが症状として出てきてしまいます。

その様なストレスを受け続けるのは、言うまでもなく健康上のトラブルを招いてしまいます。

そこでこの記事では、目を動かした時の痛みの原因について紹介していきたいと思います。

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緑内障

目に入ってきた光は網膜で感知され、眼球の後ろの方にある視神経から脳へと伝えられます。

眼球が入っている空間(眼窩)は骨で構成されており、眼球の圧力(眼圧)が高くなると視神経が圧迫されてしまいます。

これが緑内障という疾患です。


眼圧が上昇する原因は、眼の中の水(房水)が増えてしまうことで、これには房水が眼球内から排出されにくくなってしまうことが挙げられます。


また、緑内障には様々な分類があります。

眼球に異常が起こって発症するもの、何か他の病気が緑内障を引き起こすものがあり、前者を「原発性」、後者を「続発性」の緑内障といいます。

さらに原発性の中にも、房水の排出が悪くなる原因によってさらなる分類があります。


その原因が何かによって、投与してはいけない薬剤もあるので、眼科できちんと診察を受ける必要があります。

また、続発性の中ではステロイド剤によるものもあり、受診の際に服薬についての質問を受けることがあるでしょう。

視神経が圧迫されるので、メインの症状としては見える範囲が徐々に小さくなっていくというもので、その他眼の痛みなどがあります。

ただし、視野狭窄の症状はゆっくり現れてくるので、気づく頃にはある程度進行した状態であることが多いです。


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慢性副鼻腔炎

いわゆる「蓄膿症」です。

膿がたまるという疾患ですが、この膿は頭蓋骨にある空洞に溜まっていきます。

これらの空洞は鼻からつながっているため「副鼻腔」と呼ばれており、おでこのあたりの前頭洞や頬のあたりの上顎洞などがあります。


膿がたまる原因としては鼻における感染とそれによって起こる炎症で、この炎症が鼻だけにとどまらず副鼻腔に波及することで副鼻腔炎となり、これが長引くことで慢性副鼻腔炎となります。

また、副鼻腔は眼窩と解剖学的に近いため、さらに眼窩に炎症が広がることがあり、目を動かした時の痛みの原因となることがあります。


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外眼筋炎

目を動かすことができるのは、眼球に付着している筋肉のおかげです。

この筋肉を外眼筋といいます。

外があるなら内があるのではと思うかもしれません。

実際に内眼筋と総称される複数の筋肉があり、これらは焦点を合わせるために使われます。

さて、外眼筋ですが、これには6つの筋肉が含まれます。

上下内外側直筋(上下内外で4つ)、上斜筋、下斜筋です。

何らかの原因により外眼筋に炎症が起きてしまうと炎症自体により痛みが出てきますし、炎症によって外眼筋が腫れてしまい、外眼筋の動きが制限されてしまいます。

外眼筋の動きが悪くなると眼球を動かしづらくなり、物が二重に見えるという症状が現れてきます。


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群発頭痛

片頭痛というのは多くの方が聞いたことのある病名だと思いますが、群発頭痛はあまり聞き馴染みのないものではないでしょうか。

頭痛の一つですが、その痛みは片頭痛などとは比べ物にならないほどだと言われています。

例えとしては「熱い火箸で目を突かれているような」とか「針を眼球に刺されているような」というものが言われます。


また、絵画においては悪魔がまぶたをこじ開け、手で眼球をついている様子が描かれているものもあります。

想像するだけでも相当なものであることがわかりますが、群発頭痛の特徴としてこのような頭痛発作が1年~数年に数回まとまって現れ(群発期)、1ヶ月~数ヶ月の群発時期内での頻度は1日~数日に数回です。

つまり、1年の大半は症状がなく(非群発期)、ある時期に頭痛の頻度が増えるということです。


頭痛自体の特徴として、激痛は説明したとおりですが、現れる部位は頭の決まった片側とされています。

また、頭痛に伴って涙や鼻水が出てきたり、まぶたが下がってきたりなどの症状が見られることもあります。

さらに、群発期で発作が現れていないときに飲酒をすると頭痛を誘発してしまうという特徴があり、飲酒がない場合には頭痛が起こる前になにかしらの前兆が現れることがあります。


群発期には頭痛が連日現れるため、頭痛薬を連用することとなり、これは頭痛薬の有効性の低下を引き起こし痛みがひきにくくなってしまいます。

そこで重要なのはベラパミルや炭酸リチウムといった予防薬を服用することです。


また、頭痛薬を使用する際も注射によるものの方が良いとされていたり(点鼻薬を使う場合は前兆が現れたときに用いる)、酸素を頭痛抑制に利用する場合はボンベを常備しなければいけなかったりなどの、様々な障害があるためやはり発作の予防が重要であるといえるでしょう。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

今回紹介した中では、緑内障や慢性副鼻腔炎の頻度が高いのではないでしょうか。

もちろん、頻度が高いからといってその疾患だと決めつけることはできないので、医療機関を受診することをおすすめします。


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