インフルエンザ予防接種の効果で熱が出ない?風邪と間違えないで!

インフルエンザ予防接種の効果で熱が出ない?風邪と間違えないで!

今年もインフルエンザの季節がやってきました。予防接種を受ける、こまめにうがい・手洗いをするなどインフルエンザ予防も大切ですが、どんなに気を付けていても掛かってしまう事もあります。


そんなインフルエンザですが、インフルエンザと言えば高熱が出るのが一般的に知られていますが、実は最近高熱が出ない症状が多くなってきています。


高熱が出ないと、ただの風邪と見分けがつきにくく判断に困る部分もありますので、今回はそのことについて書いていきます。

また風邪との見分け方につても書いていきますので、参考にして下さい。

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高熱が出ない原因

インフルエンザを発症しているのに高熱が出ない理由には幾つかあります。

インフルエンザワクチン

インフルエンザが流行する季節になると、ワクチン(予防接種)を受けるという方も多いかと思いますが、ワクチンを受けていてもインフルエンザに感染しないというわけではないです。


ワクチンは確かに、インフルエンザに感染する事を防ぐために受けるのですが、その効果は約60%前後と言われています。


つまり、ワクチンを受けていても感染してしまう事も多々あるのです。そして、ワクチンを受けたのに感染してしまったときに、熱がない(高熱)症状になる事があります。


ワクチンにはたとえ感染しても症状を重症化させないという効果もあるためこの様なことがおきます。

高熱が出ていなくてもインフルエンザに感染していますので、周りに移してしまい迷惑をかけてしまう可能性が大きいですので、この時期に風邪の様な症状がでたら予防接種を受けていても病院に行くようにしましょう!!


風邪薬

風邪薬には、熱を抑えたり鎮痛作用がありますので、風邪薬を服用していると、インフルエンザの症状の一つである高熱が抑えられている可能性があります。


風邪でも引いたのかな?と思い風邪薬を服用しているとインフルエンザの症状がさほどひどくならずに治ってしまう事もあります、しかしこの間にも周囲にウイルスをまき散らしている事になりますので注意が必要です。

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C型に感染した場合

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型があり、伝播力が非常に強いのがA型、B型です。感染した人の気道の分泌物の中に含まれるウイルスが、せきやくしゃみで広がり感染を起こします。


そして、C型は「はなかぜ」程度の軽い症状で終わることが多いのが特徴です。

風邪との見極め方

インフルエンザは大きなくくりでは風邪の中に入りますので、今回のように高熱が出ない場合にはインフルエンザと普通の風邪を見極めるのは難しいです。


一般的な風邪の症状と特徴は


・発生時期は1年を通じて発症する

・症状は緩やかに起こる

・上気道に症状が出やすい

・熱は微熱程度

・咳は、軽度~高度

・咽頭痛になる事が多い

・寒気、倦怠感、筋肉痛は少ない


などがあげられます。



一方のインフルエンザは


・冬に流行する

・急激に発症する

・全身に症状が出る

・高熱がでやすい

・咳、咽頭痛は少ない

・寒気、倦怠感、筋肉痛が出る


などがあげられます。


普通の風邪とインフルエンザの違いは、やはり高熱が出ることですが、今回のように高熱が出ないケースのでも、冬場に、寒気、倦怠感、筋肉痛などが起こっている場合はインフルエンザを疑うべきです。


周りに迷惑をかけることはもちろんですが、インフルエンザの場合は合併症を引き起こす可能性がありますので、放置しておくのは危険です。

まとめ

冬場の風邪の様な症状には十分注意したいです。今回取り上げたようにインフルエンザでも高熱が出ないケースもあります。


ワクチンを受けていても、100%感染しないということではないですのでこまめなうがい・手洗いも欠かせません、できることなら感染したくない病気ですが仮に疑わし症状が出た場合はすぐに病院に行く必要があります。


年末年始などは病院が閉まっていることがほとんどなので、特に注意して下さい。


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