ノロウイルスの症状や消毒の仕方は?生カキに気をつけて!

ノロウイルスの症状や消毒の仕方は?生カキに気をつけて!

国立感染研究所によると、今年2015年は新種の遺伝子型を持つノロウイルスGII17が流行するとのことです。国立感染研究所がノロウイルスについて、この様なコメントをすることは珍しく、それだけ大流行する可能性が高く危険であることが分かります。


こちらのGII17型のウイルスは、これまで使用していた検査キットでは検出することが不可能なほど遺伝子の型が違っていて、以前にノロウイルスに感染した経験があり免疫を体内に持っている人にでも、感染してしまうというとても厄介な新種の型です。


新型のノロウイルスが、大流行するかもしれません。そこで今回はもう一度予防法や症状などについて復習してみたいと思いますので、参考にして下さい!!

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ノロウイルス

ノロウイルスは従来は小型球形ウイルス、ノーウオーク様ウイルスと呼ばれていて、生カキを食べたことが原因となる冬場の食中毒としてよく知られています。


カキの中には、ノロウイルスを体内に蓄積しているものがあります。そのため加熱処理をしない生カキを食べてしまうとウイルスに感染してしまうことになります。


また、感染してしまった人の便や嘔吐物の中には多くのウイルスが混入していますので、そこから二次感染がおき時には集団発生となってしまいます。

症状

ノロウイルスに感染した場合は

・吐き気
・激しい嘔吐
・腹痛
・下痢
・発熱

などの症状があらわれます。症状自体は数日で治まりますが、便の中には3~7日間ほどウイルスが排出されますので、他の人への強力な感染源となります。

治療

基本的な治療法としては、対症療法となり特に激しい嘔吐や下痢のために、脱水予防を中心とした治療となります。また高齢者、乳幼児、体力の弱っている人は、嘔吐物による窒息も考えられますので、対処が必要です。

ノロウイルスの症状は通常1~2日で自然に治癒してきます。

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予防法

予防法としては、ワクチンなどはありませんので

・手洗い
・食品を加熱する

以上の二つが基本的な予防法となりますが、食器やまな板を水道水で洗浄してウイルスの数を減らすことも有効ですし、ノロウイルスは85度以上の温度で1分以上、熱水消毒すると死滅しますので併用して行うとより効果的だと思います。(ガラス製の食器などは、お湯をかけると割れてしまいますので注意して下さい)


また、すでに感染した人が周りにいる場合は、二次感染を予防するために、感染した人はこまめに(特にトイレの後)に手洗いをする。


感染者の吐物には多くのウイルスが含まれていますので、その処理には注意が必要です。



人がよく出入りする場所で、ドアや物などに触れてしまうと手にウイルスが付着していることが多く、そのままの状態で何かを食べたり、手を口元に持っていくような動作をすると感染してしまう可能性が出てきます。


例えば、ショッピングモールなどのフードコートなどでは、注意が必要となりますし、保育園や幼稚園でも集団感染のニュースがしばしば流れています。


ノロウイルスに関してはアルコールによる消毒は効果がありません、塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)での消毒が必要となります、携帯用のアルコールで手を消毒しても感染してしまいますので、きちんと手洗いをするようにして下さい!!


まとめ

今年は新型ノロウイルスが大流行する可能性がありますので注意が必要です。新型のウイルスは今までの免疫が通用しないので、過去にノロウイルスに感染した人でも、感染するリスクがあります。


また、日本国内だけでの流行ではないので、冬休みに海外旅行に行く予定がある方も十分注意をして下さい。


万が一感染してしまった人は、症状が治まっても2~3週間はウイルスが体内に残っていて、人にうつしてしまう可能性が高いと考えて、周りに十分配慮するようにして下さい!!


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