りんご病の大人の症状や予防法は?妊婦の方は気をつけて!
りんご病は子供がかかる病気として知られている病気で、その名前の通り、りんごのように顔が赤くなる症状が一般的に知られています。
しかし、りんご病は子供だけがかかる病気ではなく、大人もかかりますし、特に妊婦の人は流産や早産にかかる危険もありますので注意が必要です。
1度かかると免疫ができるので、その後はかかることはないのですが、まだかかったことのない人はしっかりとした予防を心がけて下さい。
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りんご病
りんご病にかかりやすい年齢は、3~12歳の子供が多いです。季節性は特にありませんが7~8年位の周期で流行する病気です。パルボウイルスB19というウイルスによる病気で、両側の頬がりんごのように赤くなります。
症状
りんご病の症状は<子供の場合>
・前腕、大腿部に発症が出る
・頬が赤くなる
・かゆみ
・ほてり
・頭痛
・のどの痛み
・関節痛
<大人の場合>
・高熱
・めまい
・吐き気、嘔吐
・強いだるさ
・前腕、大腿部に発症が出る
・頬が赤くなる(比較的少ない)
・関節痛
などがあげられます。
前腕、大腿部の発疹は始めのうちは小さな斑点ですが、しだいに1円玉程の大きさになります。
また、大人の症状としては、発疹が出る前に関節痛の症状が強くあらわれることが多いですし、症状自体が約1ヵ月程続くなど長期化するのが特徴です。
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妊婦は注意
現在、妊娠している人はこのりんご病には注意が必要です。もしも、妊娠中にりんご病にかかり発症した場合、お腹の胎児にも感染してしまうリスクがあります。
感染してしまった胎児は流産や早産してしまう確率が高くなりますので、本当に気を付ける必要があります。
もしも妊娠中にりんご病に感染してしまった可能性がある場合は、すぐに産婦人科に行ってください、早めの診断が大切になりますので、疑いがある場合は急いで病院に行ってください。
予防法
りんご病にはインフルエンザのようにワクチンがありませんので、予防接種を受けることができません。また、りんご病が感染するのは、発症前の潜伏期間となりますので、隔離による感染予防は不可能です。(潜伏期間は7~20日程)予防として役に立つのは、子供や近くの保育園・幼稚園・学校などでりんご病が流行っていないかを確認しておくことです。
仮に、流行っているのであれば妊婦さんは子供の送り迎えのときには、マスクをする帰宅後のうがい手洗いを徹底するなどの対策をとるとよいでしょう。感染経路として多いのが、飛沫感染ですのでうがい手洗いは有効な方法です。
まとめ
りんご病は子供がかかる軽い病気だと考えがちですが、大人がかかると重い症状が出ますし、妊娠中の人は胎児にも影響してしまう病気ですので、予防には十分な注意が必要です。そして、最近は5年周期でりんご病の発生が多くなっています。前回流行したのが、2011年ですので2016年にりんご病が流行する可能性はあります。(2015年12月19日に記事を書いています)
上にも書きましたが、近くの施設でりんご病が流行していないかを確認することや、うがい手洗いをこまめに行うようにしましょう。
免疫力をを高めることも、りんご病に感染しないためには大切なことですので、バランスのとれた食事やしっかりとした睡眠など規則正しい生活を送るようにして下さい。
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