人混みが苦手・嫌い!頭痛や吐き気・めまいがする原因と克服方法は?
現代社会においては、ごく普通に生活をしている様に見えても、人混みが苦手な人がいます。
苦手と言えば、誰にでも苦手なことはあるのですが、具体的に言いますと、
人混みの中にいるとすぐ疲れたり、頭痛がしたり、目が回ったり、人混みの場にいた後に帰宅してどっと疲れが押し寄せてきたりすることがあったり
ときには呼吸がしにくくなったり、心臓発作の様な症状で、死を意識するほどの発作を起こしてしまう、重度の症状に日々悩んでいる人もいます。
この様な症状で苦しんでいる方はパニック障害や広場恐怖症と診断を受けることが多いです。
今回の記事では、そんなパニック障害・広場恐怖症(特に広場恐怖症)の症状が出た場合どのような対処法があるのかを、考えていきたいと思います。
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発作が起きやすい場所は?
まず、人が混みやすいところを思い出してみましょう。「交通機関」「駅」「都会の街」「ライブ会場」「人気のあるショッピングセンター」「狭いカフェ」などなど沢山思いつくかと思います。
人が混みやすい場所の特徴
人が混まない場所と人が混む場所の違いは何でしょうか??パッと見てわかるのは「人が多い」。厳密に言いますと、人が過剰に密集している、人が近い、人と人が近いなどと言い表すことができます。
この様な状況で極度の緊張感が続いてしまう人がいるのです。
人混みはなぜ疲れるのか?
<➀呼吸>同じ場所に2人しかいないのと、50人いるのとでは1人に与えられる酸素の量が変わってしまいます。(酸素濃度が低くなる。)
特に換気に配慮されていない場所でそうなることが多いです。閉め切った部屋とか空気の通りの悪い場所なども考えられます。
感覚が鋭い人ほど、そのような細かい変化に影響を受けやすい特徴もあります。
<➁緊張>
人は心地のよい距離感であればリラックスできます、リラックスとは身体的に無理な力が入っていないことです。
しかし、人との距離感が縮まることで、その状態が崩れる。
あまりに人との距離が近いと、身体は無意識に警戒してしまいます。そうなると、身体のいらない部分に力が入ってしまう。この緊張が呼吸を浅くしたり、過呼吸を起こしたり、頭痛を引き起こしたりしてしまいます。
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対処法は?
それでは、どのようにしたらそれらの原因に対処できるのかを幾つか例を挙げて見ていきましょう。意識を内側にむける
人混みではたくさんの人に無意識に影響されて意識が外側に向いてしまう。今の時代はほとんどの人がスマートフォンに集中していますが、人混みが苦手であるような感覚の鋭い人間は、無意識に意識を外に向けている。
それをうまく家にいる時のような、せめてオフィスにいるぐらいの意識の状態にしてみましょう。
その為にできることは、外から受けた信号によって自分自身がどのように受けているか?を観察してみること。
例えば、何かをしようと外に飛んでしまうと意識が自分から離れてしまい、身体と意識のつながりが切れてしまい、疲れやすい状態になる。呼吸が浅くなり、簡単に周りの人から影響を受けるようになったりします。
ですから、何かをするには自分はどんな感覚を得ているのか??
という視点に変えてみて、自分自身と相談ができる人間になってみましょう。
そうすることで、意識が身体(自分自身)の側に帰ってくる。これを人混みでもやってみるといいかと思います。
周りに影響を受けるのは仕方がない。ただ、その「周り」に向いている意識を、自分の体の感じの方へと、スイッチを切り替えるようにして変えてみて下さい。
そうしてみるだけで人に酔う感じが、すこしは解消されるとではないかと思います。
呼吸
窓を開けてみてみる。酸素が足りない感じがしてくると、人は頭の方に血がのぼって、のぼせた感じになることが多いです。
もしも換気ができる場所なら窓を開けてみましょう、自力では無理な場合は周囲に方に協力をしてもらうことも大切です。
身体の緊張
人は自分の状態に違和感があることや、緊張していることは気づいてもなかなか身体の緊張には気づかないものです。まずは人混みにいる時の自分の身体の状態に意識を向けておくことが大切です。
そして、家にいる時と、姿勢や身体の重心がどう違っているのか、どこに力が入っているのかを感じてみると改善できる事を見つけやすく、早く改善ができるのではないかと思います。
焦らず、ゆっくり自分を観察してみて改善する箇所が分かればいつもよりはリラックスが感じられるかもしれませんし、リラックスが増えると人は呼吸量も増えます。
そして、それが症状を楽にすることに繋がります。
まとめ
人混みが苦手な人は特に、身体の状態への意識が必要で、過剰な人混み(自分にとっては)という中で、身体をリラックスさせる方法をつかんでいくことが重要になります。また、自分ひとりで悩みを抱え込むことはせず、家族や信頼できる友人に相談する。神経内科や心療内科にて医師の診察を受け、適切な治療や薬の服用をすることも必要です。
決して恥ずかしい事ではありませんので、悩みを周囲に打ち明けましょう。
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