顔色が黒い!発熱がある場合は病気が原因?対処法はあるの?
顔色には昔から健康チェックのサインとしての役割があります。
よく「顔色が悪い」とか「顔面蒼白」などと言ったりしますが、一言に顔色と言っても、その色、顔色によって症状や原因がそれぞれ違ってきます。
この記事では、そんな顔色の違いと治療方法についてお伝えしていきます。
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目次
病気が原因で顔色が黒い場合
ホルモンの異常の場合
脳の一部である脳下垂体から分泌される「副腎皮質刺激ホルモン」が過剰に分泌されることで色素沈着が起こり、顔が黒くなることがあると言われています。原因として考えられるのが「脳下垂体に腫瘍がある」「結核や免疫の異常によって、脳下垂体に副腎ホルモンが足りないと信号が伝わっている」
こうした要因によって副腎皮質刺激ホルモンが過剰に分泌されることで、顔色が黒くなります。
肝臓機能低下の場合
肝臓の機能が悪くなり色素沈を起こし、顔色が黒くなることがあります。原因として考えられるのが「免疫の異常」「アルコールの摂取」「B型肝炎ウィルス」「C型肝炎ウィルス」などです。
免疫異常やアルコール摂取の場合、肝硬変にならなくても、色素沈着が起こることがあると言われていますが、B型肝炎ウィルスやC型肝炎ウィルスの場合は肝硬変を起こさない限り色素沈着が起きにくいと言われています。
また、病気以外でも顔色が黒くなることはあります。
病気以外原因で顔が黒くなる場合
紫外線が原因
紫外線にあたると、メラニン色素の影響で皮膚の色が黒くなります。一般的に言われている「日焼け」です。
ストレスが原因の場合
ストレスが溜まると血液の循環が悪くなり、顔色が黒ずんで見えることがあります。その他にも顔色が赤色や黄色に見えることもあるでしょう。そちらも合わせてお伝えしていきます。
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顔色が赤い
病気が理由で顔色が赤く見える場合
糖尿病が原因の場合
血液中に糖が増えることで血管に負担が生じ、症状として顔が赤くなるというものがあります。糖尿病は、血糖値が高くなることで体に不調をもたらす病気です。
悪化すると他の病気も引き起こします。
脳血栓や心筋梗塞など、命に関わる病気にもなってしまう危険性がありますので気をつける必要があります。
病気以外で顔が赤くなる原因
体質的なもの
運動をしたり気温が上がったりするとすぐ赤くなる人、交感神経が高ぶって興奮したりすると赤くなる人、お酒を飲むと赤くなる人などです。治療法
顔色によって症状や原因が違うため、その対処方法や治療方法も違ってきます。病気が原因で顔が黒くなる場合は
脳下垂体に腫瘍がある場合は、腫瘍を取る手術が必要です。
結核や免疫の異常によって副腎皮質ホルモンが足りない場合は、結核や免疫異常の治療を行い、副腎ホルモンを補充することが必要です。
B型肝炎ウィルスの場合は薬を服用し続けることが必要です。C型肝炎ウィルスの場合も飲み薬による治療となり、90%以上の確率で治ると言われています。
アルコール摂取量が多いと実感していることは、肝硬変になる前に禁酒することが有効となります。
また、一度色素沈着を引き起こすと、顔色の黒さは戻りにくいと言われていますので色素沈着を起こす前に禁酒することが重要です。
肝機能が低下した場合は老廃物を除去する為に透析などの治療を行いますが一度色素沈着をしてしまいますと簡単には治らないと言われています。
健康診断で尿の血液やタンパクについて指摘されたら、すぐに精密検査を受けましょう。
病気が原因でない場合
紫外線が理由でありメラニン色素を生み出しやすい人は、1年中、日焼け止めを塗ることや、サングラスをかけるなど紫外線対策を日頃から心掛けるようにしましょう。ストレスによる顔の黒ずんで見える場合はストレスを溜めないように、リフレッシュする習慣を身につけることです。
音楽を聞く。アロマの香りなどでリラックスする。など自分にとってのストレス解消方法を見つけましょう。
顔色が病気で顔が赤色に見える場合
糖尿病と診断された場合は食事療法や、運動療法、薬物療法を使って治療を行っていきます。病気が原因でない場合
交感神経の高ぶりなどが原因で赤ら顔になってしまう場合は、心が落ち着くような環境を整えましょう。まとめ
顔が黒ずんで見えるのは病気だけでないケースもあり、少しでも不安を感じたら病院で診断を受けましょう。黒以外にも赤、黄色(今回の記事では黒と赤について書いていますが、黄色や紫などの場合もあります)なども同様です。しっかりと自分の体と向き合って行きましょう。
まずは、健康的な状態の自分の顔色を確認しておくことも、異常を見つけるためには必要なこととなります。血圧や体温と同様に、自分の顔色についても日々確認する癖をつけておきたいです。
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